病院指標R5

令和5年度 東京都立大塚病院 病院指標

年齢階級別退院患者数

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年齢区分0 ~10 ~20 ~30 ~40 ~50 ~60 ~70 ~80 ~90 ~
患者数93915824232135952671512941208355

令和5年4月から令和6年3月までに当院を退院した患者様の人数を、10歳刻みで集計しています。【解説】
当院は、総合周産期母子医療センターがあることから、新生児科(NICU)及び小児科の患者様が多く、総合病院としては0歳から10歳までの比率が高くなっているのが特徴です。また、地域医療における連携体制の構築を行っており、慢性疾患を抱えた高齢者の比率も高くなっています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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小児科

DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
080270xxxx1xxx食物アレルギー 手術・処置等1あり2751.002.120.004.48
040070xxxxx0xxインフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし647.175.863.131.80
0400801199x00x肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし497.675.626.123.49
040100xxxxx00x喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし357.316.370.003.77
040090xxxxxxxx急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他)336.615.969.091.24

当院小児科は、食物アレルギーを有する患者様への食物負荷試験を積極的に行っています。まれに、食物負荷試験中に重篤なアレルギー反応が見られる事があります。その様な場合にも迅速に対応出来るように、当院小児科では原則として日帰り入院で食物負荷試験を行っています。当院の食物アレルギーを有する患者様の平均在院日数がほぼ1日であるのはこのためです。現在2名の小児アレルギー専門医が食物負荷試験を行っています。食物負荷試験目的の入院患者数は、令和4年度から5年度にかけて、20%増加しており、近年診断群分類別入院患者数の第1位となっております。 
また、当院小児科は地域の小児二次医療機関として、周辺の医療機関より入院加療が必要な患者様をご紹介いただいております。下気道感染症による入院患者数は、当院小児科の診断群分類別入院患者数の上位を占めています。各年度ごとに順位の入れ替えはありますが、代表的な下気道感染症であるウイルス性肺炎、肺炎、気管支炎の合計は、令和4年度112名から令和5年度146名と、着実に入院数の増加を示しています。
当院には、総合母子周産期医療センターがあります。そのため、当科に通院中の患者様の中には、生まれたときの体重が1000gに満たず出生後に自分で呼吸が出来ずに人工呼吸管理をうけたことがある方や、生まれながらに呼吸循環器系の基礎疾患を有している方がいらっしゃいます。そうした方々は気道が弱く、一旦酸素投与が必要なくらいに調子を崩してしまうと、なかなか酸素吸入から離脱が出来ない事がよくあります。当院の下気道感染症、喘息、ウイルス性肺炎での平均在院日数が全国平均よりやや長期となっている理由は、主としてこのためです。一方、そのような基礎疾患を有する患者様では、呼吸状態が更に悪化して人工呼吸器や人工心肺装置が必要となることがあります。非侵襲的陽圧換気を導入しても呼吸状態の改善が得られない場合、近隣の日本大学医学部附属板橋病院、東京大学医学部附属病院、慶應義塾大学病院、成育医療研究センターなどの高次医療機関に治療をお願いしています。

乳腺外科

DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
090010xx010xxx乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし129.259.880.0067.67
090010xx02xxxx乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)-5.385.640.0066.63
090010xx99x40x乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし-3.203.510.0061.00
090010xx97x0xx乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし-2.006.590.0041.00
090010xx97x4xx乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等24あり-2.007.370.0040.00

乳腺外科では、乳がん検診後の精査、他に乳腺腫瘍を中心に診療を行っています。特に乳がんでは標準的な診療を提供し、必要な場合は高度専門施設への紹介も行っています。

整形外科

DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
160800xx01xxxx股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等8326.4525.5065.0682.66
07040xxx01xxxx股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等6515.8219.557.6970.52
070230xx01xxxx膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等5119.2921.963.9274.27
160700xx97xx0x鎖骨・肩甲骨の骨折 手術あり 定義副傷病なし342.745.230.0050.32
070343xx01x0xx脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2なし2415.7919.940.0072.21

地域の拠点病院として、高齢者の大腿骨近位部骨折の治療が多くなっています。また、加齢変化に伴う股関節、膝関節の治療も多くなっています。ほかにも一般外傷や関節リウマチなど幅広い分野に対する手術的治療や保存的治療を行っています。脊椎専門医による脊椎手術も増えてきています。
手術後はリハビリ科と連携し、早期の社会復帰を目指しています。

形成外科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
070010xx970xxx骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし292.694.280.0052.07
180060xx97xxxxその他の新生物 手術あり152.475.770.0042.73
160200xx02000x顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし134.084.630.0035.92
020230xx97x0xx眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし111.362.820.0076.18
080007xx010xxx皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし-2.003.930.0040.33

皮膚・軟部組織の良性腫瘍、皮膚悪性腫瘍の切除・摘出を多く行っています。
また、顔面骨骨折、鼻骨骨折の治療も多いです。
先天性・後天性の眼瞼下垂の手術も、積極的に行っています。

脳神経外科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
010040x099000x非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし2321.7819.0943.4862.57
160100xx97x00x頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし175.299.885.8867.00
010060x2990401脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は21617.3815.7050.0068.19
160100xx99x00x頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし135.628.3815.3868.15
010070xx9910xx脳血管障害 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし-2.003.120.0066.13

急性期治療を終えて心身に障害を有する患者さんはできるだけ早期に回復期病床に転院させています。

小児外科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
060160x101xxxx鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等162.132.750.003.13
060170xx02xx0x閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 定義副傷病なし-2.006.860.003.25
060150xx99xxxx虫垂炎 手術なし-8.008.020.007.33
11022xxx01xxxx男性生殖器疾患 精索捻転手術等-2.333.690.007.00
060150xx02xxxx虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等-5.009.680.008.00

地域の小児周産期医療の基盤としての役割を果たすために、小児科・新生児科・産婦人科とともに連携して治療を行っています。
小児外科では、全身の外科疾患を幅広く治療していますが、特に消化器や泌尿器の病気に力を入れています。
なお、DPC対象で最も多い病名は鼠径ヘルニアとなっており、全体の約3分の1を占めています。

眼科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
020110xx97xxx0白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼3912.132.540.0076.47
020150xx97xxxx斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり722.293.080.0018.58
020220xx97xxx0緑内障 その他の手術あり片眼102.104.820.0077.10
020320xx97xxxx眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり-1.893.170.0014.33
020230xx97x0xx眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし-2.002.820.0084.00

白内障手術、斜視手術、眼瞼手術、硝子体手術、緑内障手術を行っています。斜視手術は0歳から全身麻酔、局所麻酔どちらも行います。術後眼内炎発生率は0%です。

耳鼻咽喉科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
030230xxxxxxxx扁桃、アデノイドの慢性疾患376.277.530.0013.30
030250xx991xxx睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり342.002.030.0054.26
030350xxxxxxxx慢性副鼻腔炎137.546.020.0055.92
030428xxxxxxxx突発性難聴-7.758.550.0065.50
030240xx99xxxx扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし-7.295.510.0029.71

睡眠呼吸障害センターでは呼吸器内科、口腔科と連携してSASのスクリーニングから診断、治療まで一貫した診療を行っています。
小児の閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対して、手術治療も行っています。
小児耳鼻科では小児のSAS、難治性滲出性中耳炎、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎、上気道疾患など小児の耳鼻咽喉科疾患に対応しております。
補聴器外来では日常生活で補聴器を有効に使用して頂くため、補聴器の適応判定や適切な機種選択・調整(フィッテイング)を行っています。補聴器適合検査による客観的評価やアフターフォローも一貫して行っています。

脳神経内科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
010060x2990401脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は22924.7615.7051.7274.79
010160xx99x10xパーキンソン病 手術なし 手術・処置等21あり 定義副傷病なし-29.2219.5622.2281.44
010160xx99x11xパーキンソン病 手術なし 手術・処置等21あり 定義副傷病あり-43.6741.7955.5681.44
010060x2990201脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2-33.3815.5762.5076.50
010060x2990411脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病1あり発症前Rankin Scale 0、1又は2-19.2517.3912.5078.13

脳神経内科では、脳梗塞などの救急疾患からパーキンソン病のような慢性の神経難病まで、多くの病状に対応しています。
脳梗塞では脳のダメージを最小限にするためには一刻も早い治療が必要であり、当院では脳神経外科と協力して、救急搬送から時間を待たない脳血管内カテーテルによる血栓回収療法など、最新の標準的治療に迅速に対応できる体制を整えています。
慢性の神経病に対しては、正確な診断、生活機能を最大限に維持するための治療、状態悪化時の迅速な入院対応とリハビリテーションなど、病気に負けないで生活していくための支援体制を整えています。

皮膚科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
080010xxxx0xxx膿皮症 手術・処置等1なし2212.1412.884.5565.00
080020xxxxxxxx帯状疱疹158.209.290.0073.33
080007xx010xxx皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし-3.143.930.0040.29
100100xx99x0xx糖尿病足病変 手術なし 手術・処置等2なし-14.5022.0216.6779.67
080006xx01x0xx皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし-3.007.220.0077.33

蜂窩織炎や丹毒といった「急性膿皮症」の治療や帯状疱疹の治療を多く行っています。

泌尿器科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
11012xxx02xx0x上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし1374.635.220.7358.76
110080xx991xxx前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり772.002.440.0075.09
110070xx03x0xx膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし685.636.851.4777.84
11012xxx01xx0x上部尿路疾患 腎切石術等 定義副傷病なし339.4510.520.0059.03
110200xx02xxxx前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等309.807.750.0075.70

当院の泌尿器科の特徴は、尿路結石センターとして、腎結石・尿管結石に対する内視鏡手術を数多く行っています。また多くの難治症例を診療圏外から受け入れています。
さらに前立腺癌、膀胱癌、腎盂尿管癌といった悪性腫瘍に対する治療も積極的に行っています。

産科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
120140xxxxxxxx流産312.062.430.0033.90
120165xx99xxxx妊娠合併症等 手術なし309.7710.560.0032.03
120130xx97xxxx異所性妊娠(子宮外妊娠) 手術あり156.275.350.0032.67
120170x199xxxx早産、切迫早産(妊娠週数34週未満) 手術なし1120.0920.100.0035.45
120180xx99xxxx胎児及び胎児付属物の異常 手術なし-5.006.650.0032.33

総合周産期母子医療センターの産科部門として、ハイリスク妊娠・分娩の管理を多く手掛けています。
流産手術は現在、従来の方法よりも安全性の高い手動真空吸引法で行っています。
異所性妊娠手術では低侵襲で美容性の高い腹腔鏡手術が大半を占めています。

婦人科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
120070xx02xxxx卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等315.656.000.0040.65
12002xxx02x0xx子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし272.072.960.0041.81
120060xx01xxxx子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等199.639.230.0046.53
120220xx01xxxx女性性器のポリープ 子宮全摘術等172.532.780.0045.82
120060xx02xxxx子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等165.315.930.0042.50

婦人科では子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症など良性疾患の治療や子宮頚部上皮内腫瘍の治療を行っています。
特に良性疾患では低侵襲で美容性の高い内視鏡手術を推進しており、卵巣良性腫瘍の手術は大半が内視鏡となっています。

呼吸器内科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
040040xx99200x肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし343.942.980.0071.88
040040xx99040x肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし175.948.330.0078.88
040100xxxxx00x喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし147.076.370.0060.21
040040xx9900xx肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし1118.5513.5918.1876.45
0400801499x001肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なしA-DROP スコア11110.8213.880.0082.64

進行肺癌に対して診断、化学療法、化学放射線療法を施行しています。
コントロールのつかない重症喘息の患者さんには生物学的製剤を導入致します。
その他の呼吸器疾患に幅広く対応し適切に診療を行っています。

循環器内科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
050210xx97000x徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし128.839.770.0081.92
050130xx9900x0心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外1118.0017.389.0988.09
050050xx9910x0狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外-3.003.050.0075.38
050130xx9902xx心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり-12.7123.740.0078.57
040081xx99x0xx誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし-24.6720.6016.6791.67

常勤医 1 名でできる範囲の診療を行っています。近医や他科の診療コンサルトを適宜実施しています。

腎臓内科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
110280xx9901xx慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり1310.4613.810.0078.69
110280xx9900xx慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし129.3311.498.3359.08
110280xx02x00x慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし113.557.570.0067.00
110260xx99x0xxネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし-23.5719.9414.2963.00
110280xx991xxx慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり-4.866.440.0037.43

腎臓内科では、検尿異常や腎機能低下をきたす疾患を扱います。最初に腎生検という精密検査によりその原因をよく調べて治療します。同時に、腎保護のための治療、食事指導や生活指導をおこないます。やむなく腎不全が進行した場合、腎代替療法を検討します。最初に治療方法(血液透析、腹膜透析、腎移植)を選び、それぞれに応じた準備(内シャント造設手術、腹膜透析カテーテル挿入手術、移植施設への紹介)をします。そして適切な時期に透析を導入し、近隣の透析施設へ橋渡しします。腎不全の患者さんが種々の検査や手術、体調を崩して入院を要するときには、院内各専門科と協力して入院中の腎不全のサポートや透析治療を行います。

内分泌内科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
10007xxxxxx1xx2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり2812.9313.990.0068.25
100040xxxxx00x糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし1711.2413.150.0063.12
10007xxxxxx0xx2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし158.0010.660.0065.13
100180xx990x0x副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 定義副傷病なし-4.406.460.0055.20
120200xx99xxxx妊娠中の糖尿病 手術なし-4.755.100.0031.75

糖尿病・内分泌代謝内科では糖尿病を中心とした代謝疾患、様々な内分泌疾患(甲状腺・下垂体・副腎など)を扱います。
令和5年度は糖尿病の血糖コントロール目的入院、教育入院とともに、高血糖緊急症(糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖状態)の入院診療にあたっています。看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士などと他職種連携を行っています。
また、糖代謝異常合併妊婦の外来・入院管理を産婦人科と協力し行い、周産期医療を支え、他の疾患で入院中の糖尿病を合併する患者についても、主科と併診の上の管理を行い、総合診療基盤を支えています。

血液内科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
130060xx97x00x骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし451.1615.170.0080.69
130010xx97x0xx急性白血病 手術あり 手術・処置等2なし155.9314.220.0075.07
130010xx99x9xx急性白血病 手術なし 手術・処置等29あり1514.0013.100.0075.53
130030xx99x4xx非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり1214.179.620.0077.67
130060xx97x40x骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等24あり 定義副傷病なし1014.3018.030.0068.90

血液内科では、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、骨髄異形成症候群などの血液腫瘍に対して診断から標準治療の提供まで一連の診療を行っています。また再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、溶血性貧血など非造血器腫瘍の診療も行っており,血液疾患全般に対して対応できる体制となっております。移植等の細胞治療についてはがん・感染症センター都立駒込病院をはじめ、高度専門医療施設と連携しています。

消化器内科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
060100xx01xxxx小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術1122.852.610.0072.49
060340xx03x00x胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし4310.678.754.6577.12
060035xx99x0xx結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし323.098.340.0075.47
060350xx99x00x急性膵炎、被包化壊死 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし2810.5010.223.5752.04
060102xx99xxxx穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし268.197.580.0070.04

消化器内科の入院では大腸ポリープに対する内視鏡的切除の症例が多いです。1泊2日で行っていますが、高齢者の場合は2泊3日で行っています。
胆管結石、胆管炎に対する内視鏡治療も積極的に行っています。
早期大腸癌に対する粘膜下層剥離術も積極的に行っています。
急性膵炎、憩室炎など緊急入院が必要となることが多い疾患も多数診療しています。

消化器外科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
060160x001xxxx鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等663.734.550.0068.48
060150xx03xxxx虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等504.145.290.0036.30
060335xx02000x胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし366.116.870.0061.53
060330xx02xxxx胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等255.205.980.0057.24
060150xx99xxxx虫垂炎 手術なし2010.358.025.0047.50

消化器外科では多岐にわたる良性疾患、悪性疾患を取り扱っております。
虫垂炎や胆嚢炎など救急疾患が多いのも当院の特徴です。緊急手術も毎日対応しておりますので、緊急手術も多くなっております。また鼡径ヘルニアも多く行っており、日帰り手術ではありませんが、ほとんどの患者様は2泊3日の短期入院で診療しております。高齢者の患者様も多くすぐには自宅に戻れない状態の方はさまざまな職種のスタッフと連携し術後も安心した生活が送れる環境が整えられるよう対応しております。
また、大腸癌、胃癌、その他ほとんどの腹腔内疾患の手術を腹腔鏡で行っております。

膠原病リウマチ内科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
070560xx99x00x重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし1210.6714.230.0063.00
070560xx97xxxx重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術あり-28.6734.370.0064.11
070470xx99x0xx関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2なし-27.1415.400.0078.14
070560xx99x01x重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病あり-31.5723.300.0063.86
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症 手術なし-20.1413.5214.2977.43

関節リウマチに加えて、感染症や治療薬の副作用で入院される患者様も多くなっております。
「全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患」には、全身性エリテマトーデスやシェーグレン症候群、皮膚炎等が含まれています。
整形外科やリハビリテーション科と連携して、患者様のニーズに応じた総合的なリウマチ医療を提供するとともに、全身性自己免疫疾患による臓器障害には、各専門科が協力して診療を行っています。

新生児科
DPCコードDPC名称患者数平均在院日数(自院)平均在院日数(全国)転院率平均年齢
140010x199x0xx妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし3011.336.070.000.00
140010x197x0xx妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術あり 手術・処置等2なし1011.308.190.000.00
140010x297x0xx妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術あり 手術・処置等2なし-25.7116.010.000.00
140010x197x2xx妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術あり 手術・処置等22あり-19.0024.770.000.00
140010x297x2xx妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術あり 手術・処置等22あり-25.5034.550.000.00

新生児科は総合周産期母子医療センターの新生児部門を担当しています。出生体重2500g以上でも呼吸障害があったり、消化管などの手術を要するような異常のある新生児や、いわゆる早産児、低出生体重児のDPC上「妊娠期間短縮・低出産体重に関連する障害」が多く入院しています。院外で出生した児も多く受け入れています。さまざまな新生児の状態に合わせた治療を行っています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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5大癌

StageⅠStageⅡStageⅢStageⅣ不明再発病期分類基準版数
胃癌163294518
大腸癌6162219181618
乳癌1110211418
肺癌02840152218
肝癌03270018


※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

《定義》
令和5年4月から令和6年3月の5大癌について、病気分類毎の患者数を集計したものです。
各分類の患者数は延べ患者となります。(同一患者が複数回入院した場合はそれぞれ1名です。)「初発」とは、当院で腫瘍の診断、初回治療を実施した場合、「再発」とは、当院又は他院で初回治療が完了した後、当院で治療した場合やがん緩解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
「初発」のステージは、ステージ数が増えるにつれて進行していることを表しています。
《解説》
当院では、「初発」「再発」ともに大腸癌の患者数が最も多く、次いで肺癌、胃癌の順となっています。いずれも、最新の治療のガイドラインに則り、早期癌から進行癌、そして再発癌の標準的な治療を行っています。特に、胃癌・大腸癌では積極的に腹腔鏡手術を取り入れています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

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重症度患者数平均在院日数平均年齢
軽症198.1146.21
中等症6015.5875.78
重症1514.3380.53
超重症48.2580.75
不明00.000.00

《定義》
市中肺炎とは、通常の社会生活を送っていて発症する肺炎です。A-DROPスコアという重症度分類を用いて、20歳以上の患者様を対象に4段階にわけて集計しています。
A-DROPスコア:①A(Age)年齢 ②D(Dehydration)脱水 ③R(Respiration)呼吸 ④O(Orientation)意識障害 ⑤P(Pressure)収縮期の血圧 ≪1~2点:中等症、3点:重症、4~5点:超重症≫
《解説》
中等症の患者様がもっとも多く、全体の6割以上を占めています。重症になるほど患者様の平均年齢が高くなる傾向となっています。なお、「COVID-19肺炎」はこの中には入っていません。

脳梗塞の患者数等

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発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
3日以内10127.4974.9448.21
その他1129.5576.003.57

《定義》
発症時期を「3日以内」と「その他」に分け、それぞれの「患者数」「平均在院日数」「平均年齢」「転院率」を集計しています。
《解説》
当院は、発症3日以内の急性期脳梗塞患者が多いことが特徴です。
そのうち、発症4,5時間以内の脳梗塞超急性期治療(t-PA投与、機械的血栓回収)の症例数も年々増加しています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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乳腺外科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K4763乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)121.506.750.0067.67
K4762乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)-1.003.380.0066.63
K4742乳腺腫瘍摘出術 長径5cm以上-1.001.000.0030.00
K6113抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合-0.001.000.0040.00

乳腺外科では地域の総合診療基盤としての役割を果たすために、乳がん検診後の精査、乳腺疾患全般の診断、治療を行っています。患者さんの要望に添いながら標準的な乳がん診療を提供し、必要な場合は高度専門施設への紹介も行っています。

整形外科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K0821人工関節置換術 肩、股、膝1472.0315.6912.2472.46
K0461骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿591.7816.4444.0777.39
K0462骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨552.155.361.8257.85
K0463骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他300.674.270.0058.17
K0811人工骨頭挿入術 肩、股304.4021.0766.6783.37

人工関節置換術の症例が最も多く、関節疾患や骨折および関節リウマチに対する手術を専門的に行っています。
高齢化に伴い、大腿骨近位部骨折の手術が増加してきていますが、脊椎疾患も多く手術を行っています。

形成外科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K0063皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径6cm以上12cm未満170.711.000.0047.82
K0052皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2cm以上4cm未満-0.440.780.0039.89
K0053皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径4cm以上-0.751.630.0045.25
K333鼻骨骨折整復固定術-0.881.130.0022.50
K0062皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3cm以上6cm未満-0.000.000.0053.71

皮膚・軟部組織の良性腫瘍、皮膚悪性腫瘍の切除・摘出を多く行っています。
また、顔面骨骨折、鼻骨骨折の治療も多いです。

脳神経外科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K164-2慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術180.225.560.0070.44
K1771脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所-1.2019.8020.0071.80
K178-4経皮的脳血栓回収術-0.2040.60100.0076.20
K609-2経皮的頸動脈ステント留置術-1.2018.4020.0080.80
K1642頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 硬膜下のもの-1.7546.0075.0073.25

当地域の医療機関から紹介の患者さんは救急対応、緊急手術の割合が高くなっています。

小児外科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K6335ヘルニア手術 鼠径ヘルニア100.201.000.002.70
K634腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)-0.001.000.003.88
K6333ヘルニア手術 臍ヘルニア-0.001.000.003.25
K718-22腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの-0.004.000.008.00
K836停留精巣固定術-0.001.000.001.50

鼠径ヘルニア、急性虫垂炎では腹腔鏡手術も行っています。停留精巣などの小児泌尿器疾患も取り扱っています。
手術件数については、鼠径ヘルニア手術が約30%を占めています。そのうち緊急手術が約30%を占めており、急性虫垂炎、精巣捻転、消化管穿孔などを行っています。

眼科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K2821ロ水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの3790.131.000.0076.33
K2422斜視手術 後転法370.271.000.0012.86
K2423斜視手術 前転法及び後転法の併施220.271.000.0031.00
K2682イ緑内障手術 流出路再建術 眼内法140.141.000.0080.43
K2686緑内障手術 水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術100.101.000.0077.10

白内障の手術である「水晶体再建術」が最も多く行われています。患者さんの希望や状態により、日帰り~2泊3日で行っています。
眼瞼下垂、斜視手術は日帰り~1泊2日の入院となり、小児の全身麻酔での手術も行っています。
硝子体手術は1泊2日、黄斑円孔は1週間程度の入院となります。

耳鼻咽喉科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K3772口蓋扁桃手術 摘出380.974.530.0015.84
K340-5内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)-1.005.670.0056.44
K309鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術-0.147.290.0015.86
K340-4内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅱ型(副鼻腔単洞手術)-1.004.670.0053.67
K3932喉頭腫瘍摘出術 直達鏡によるもの-1.002.000.0064.00

慢性副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎、歯性上顎洞炎などに対して、ナビゲーション併用した内視鏡下鼻・副鼻腔手術(ESS)を行っています。
慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎に対して、鼓室形成術、鼓膜形成術、鼓膜再生療法(リテインパによる鼓膜穿孔閉鎖術)を行っています。
声帯ポリープ、声帯白板症など喉頭良性疾患に対して喉頭微細手術(LMS)を行っています。

泌尿器科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K7811経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの1411.222.920.7159.39
K8036イ膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの681.013.621.4777.84
K764経皮的尿路結石除去術(経皮的腎瘻造設術を含む。)331.526.670.0059.09
K841-5経尿道的前立腺核出術331.587.790.0076.06
K783-2経尿道的尿管ステント留置術193.0013.5810.5367.00

腎結石・尿管結石に対する手術として、レーザーによる経尿道的尿路結石除去術を数多く行っています、また、難治性の大きな腎結石に対する経皮的尿路結石除去術も積極的に行っています。体外衝撃波による破砕術は主に外来で行っています。
膀胱癌・腎盂尿管癌に対する手術に加えて、前立腺肥大症に対する手術も積極的に行っています。

産科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K9091イ流産手術 妊娠11週までの場合 手動真空吸引法によるもの340.121.760.0034.12
K9122異所性妊娠手術 腹腔鏡によるもの100.004.200.0031.50
K8981帝王切開術 緊急帝王切開-1.675.0016.6736.67
K861子宮内膜掻爬術-0.001.000.0041.00
K911胞状奇胎除去術-0.001.000.0037.33

総合周産期母子医療センターの産科部門として、ハイリスク妊娠・分娩の管理を多く手掛けています。
流産手術は現在、従来の方法よりも安全性の高い手動真空吸引法で行っています。
異所性妊娠手術では低侵襲で美容性の高い腹腔鏡手術が大半を占めています。

婦人科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K8882子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの340.913.740.0041.15
K867子宮頸部(腟部)切除術260.001.000.0041.96
K877子宮全摘術211.577.570.0051.24
K872-32子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 その他のもの190.471.110.0046.32
K861子宮内膜掻爬術110.181.090.0059.18

婦人科では子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症など良性疾患の治療や子宮頚部上皮内腫瘍の治療を行っています。
特に良性疾患では低侵襲で美容性の高い内視鏡手術を推進しており、子宮鏡下手術も多数行っています。

循環器内科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K597-2ペースメーカー交換術111.006.820.0081.91
K5493経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの-1.001.000.0069.80
K1492減圧開頭術 その他の場合-14.0021.000.0079.00
K5492経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの-1.001.000.0081.00
K5972ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合-1.007.000.0082.00

常勤医 1 名でできる範囲の診療を行っています。近医や他科の診療コンサルトを適宜実施しています。

腎臓内科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K6121イ末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの132.154.927.6967.23
K616-41経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回-1.005.000.0073.00
K164-2慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術-1.0031.00100.0080.00
K635-3連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術-1.0024.000.0076.00
K672-2腹腔鏡下胆嚢摘出術-0.008.000.0087.00

腎不全が末期まで進行し、腎代替療法として血液透析を選んだ場合、血液を効率的に体外に取り出して浄化するために「内シャント造設術」という腕の血管の手術が必要になります。近い将来に透析導入が必要となることが予測される場合、事前に手術をおこなってシャント血管を十分に育てておくことが望ましく、腎臓内科でそのタイミングをはかって手術をおこなっています。

消化器内科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K7211内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満1101.101.280.9174.06
K721-4早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術241.003.130.0073.92
K6871内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの203.106.055.0072.65
K688内視鏡的胆道ステント留置術171.8813.7111.7683.88
K6532内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術160.004.500.0074.25

大腸ポリープに対する内視鏡的切除だけでなく、早期胃癌、早期大腸癌に対する粘膜下層剥離術も積極的に行っています。
胆道系疾患に対する内視鏡的処置も積極的に行っています。

消化器外科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K672-2腹腔鏡下胆嚢摘出術650.974.291.5460.88
K634腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)551.071.330.0068.07
K718-21腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの510.432.710.0036.71
K719-3腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術217.628.679.5272.10
K719-21腹腔鏡下結腸切除術 小範囲切除、結腸半側切除161.506.880.0048.44

消化器外科で行う手術の多くは腹腔鏡で行っております。内視鏡外科学会技術認定医が3名常勤で在籍しており、安全で確実な手術を提供するよう心がけています。疾患別では胆石症、胆嚢炎、虫垂炎、鼡径ヘルニアなどの良性疾患が多く、いずれも年々腹腔鏡手術での割合が高くなっております。腹腔鏡手術は傷が小さく、患者様の負担も軽減できるため在院日数の短縮にもつながっております。大腸癌や胃癌などのがんの手術も徐々に増加しており、こちらも多くは腹腔鏡で行っております。高齢者や術前より多くの併存疾患がある患者様が多いため、術後在院日数が全国平均よりやや長くなる傾向にあります。しかし、退院後も安心して生活できる環境が整うまで医療スタッフとともに全力で考えます。
緊急手術も毎日対応しておりますので、緊急手術も多くなっております。

新生児科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢
K9131新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの250.0019.804.000.00
K2762網膜光凝固術 その他特殊なもの(一連につき)-0.0022.000.000.00
K9132新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの-0.008.000.000.00

新生児は時に仮死状態で出生することがあり、適切な蘇生を行うことが必要な症例があります。
また早産に伴う未熟児網膜症での網膜光凝固術も行われます。そのほか、小児外科手術も行われています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一10.02
異なる60.10
180010敗血症同一160.26
異なる100.16
180035その他の真菌感染症同一00.00
異なる10.02
180040手術・処置等の合併症同一110.18
異なる10.02

《定義》
「同一」は、ある病気の診断目的で入院しその病気の治療を行った場合を表し、「異なる」は、ある病気の診療目的で入院したが、入院時から併発していた、もしくは入院中に違う病気が発症し、その治療が主となった場合を表します。
《解説》
敗血症は、感染症をきっかけに病原菌が大量に血液の中に入り込むことで起こる重篤な全身の感染症です。入院当初から重篤な患者様や、何かしらの原因をきっかけに敗血症ショックを発症するケースがみられます。手術・処置等の合併症は、手術後すぐに起こる合併症とは限らず、透析シャント狭窄等時間の経過とともにおこる疾患や、関節、体内挿入物の弛み等も含まれます。

更新履歴

2024年9月26日 令和5年度実績に更新

2023年9月27日 令和4年度実績に更新

2022年9月30日 令和3年度実績に更新

2021年9月21日 令和2年度実績に更新

2020年9月25日 令和元年度実績に更新

2019年9月30日 平成30年度実績に更新

2018年9月28日 平成29年度実績に更新

2017年9月30日 平成28年度実績に更新

2016年9月30日 公開