看護部長のあいさつ
つなぐ看護で患者さんを支える
当院は多摩南部を対象とする急性期医療の中核病院として平成5年に開設し、平成10年9月に東京都で初めての地域医療支援病院に認定されました。病院方針の通り、南多摩地域で「地域を支える病院・地域に支えられる病院」として、地域の皆様に信頼される医療・看護の提供に取り組んでいます。
急速な高齢化と疾患の複雑化が進む中、国では、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けるための「地域包括ケアシステム」の構築が進められています。多摩南部地域病院には、患者さんに良質な医療・看護を提供することでこのシステムの一翼を担い、医療を通した「まちづくり」に貢献することが求められています。
この役割を果たすために、私たちは患者さんを地域での生活者として全人的に捉え、個別性に応じた細やかな「つなぐ看護」に取り組んでいます。疾患の治療だけではなく、退院後の生活を見据え、患者さんを中心に院内の多様な職種や部門、医療チーム、そして地域の医療機関の皆様と自分たちの看護をつなぎ、患者さんへの切れ目のない支援に結びつけています。患者さんの立場に立ち、一緒に考えることでその方にとっての最善を目指しています。
看護部では、必要な看護を確実に提供するための実践力向上と共に、患者さんの気持ちに寄り添うことができるよう人間的にも成長し続けられるような看護師の育成を進めています。皆様から「多摩南部地域病院でよかった」と思っていただけるような看護をより一層深めていきたいと考えています。
患者さん一人ひとりと向き合い、つながる・つなぐ看護を一緒に実践しましょう。
看護部理念
地域住民に質の高い看護を提供します
看護部の基本方針
看護専門職として自ら学び続け、高い倫理観と臨床実践力を身に付け、都民の命と健康を支えていく
看護部の教育方針
看護の専門職業人として、専門性の高い確かな知識・技術を持ち、地域の医療・福祉機関や地域住民が必要とするあらゆる分野の看護サービスを提供できる人材を育成する