2022年度☆活動報告
令和4年度 第1回 web研修会
開催日時 | 令和4年9月26日(月)18時30分~20時35分 |
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講演テーマ | 「知っていますか?支援制度と社会資源の使い方」 |
講師 | 西尾 彰子 氏(東京都心身障害者福祉センター 地域支援課 課長代理、言語聴覚士) 安齋 将人 氏(大田区区立障がい者総合サポートセンター 居住支援部門 広瀬健次郎 氏(大田区区立障がい者総合サポートセンター 就労支援部門) 西山由佳莉 氏(品川区旗の台障害児者相談支援センター 相談支援専門員リータ゛ー) 武田 陽香 氏(品川区立心身障害者福祉会館 自立訓練センター 生活支援員リータ゛ー) |
参加者 | 72名 |
参加職種 | 医師、作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、看護師、MSW、ケアマネ、行政職員、支援員など |
例年開催している区南部圏域高次脳機能障害支援普及事業「専門的リハビリテーションの充実事業」の講演会は、本年度も新型コロナウイルス感染症予防の観点から対面での講演ではなくオンラインで実施しました。
今年度は「地域の資源を知ろう!」をテーマに講演を企画し、第一回目は「高次脳機能障害者の支援制度」「各区の資源」について各講師にお話しいただきました。
はじめに東京都心身障害者福祉センターの西尾先生から全般的な支援制度についてお話いただき、その後に大田区、品川区それぞれの支援拠点などの資源について説明していただきました。
視聴後のアンケートでは、「退院後の流れを理解していることで、早期から適切な支援につながるのではないかと感じた」、「区により、利用できるサービス内容が違う部分があるので、近隣の地域の具体的なサービス内容を知ることができて、よかった」、「品川区と大田区が一緒に講演していただけたので、非常に良かった」などの感想をいただきました。
高次脳機能障害者を支援する際に必要な知識を得ることができ、実りのある研修となりました。
令和4年度 第2回 web研修会
開催日時 | 令和3年10月13日(水)18時30分~20時30分 |
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講演テーマ | 『高次脳機能障害者を支える施設を知ろう! ~品川区編~』 第1部:講 演 「品川区の施設紹介 ~各施設の紹介と支援内容~」 第2部:シンポジウム 「地域で高次脳機能障害者を支える連携のポイント」 |
講師 | 武田 陽香 氏(品川区自立訓練事業 機能訓練 生活支援員) 三塚 澄枝 氏(一般社団法人まるまる荘 品川宿 代表理事) 日高 昭芳 氏(社会福祉法人品川総合福祉センター さつき 施設長) 木村喜美子氏(品川区障害者地域活動支援センター 作業指導員) |
座長 | 藁谷 藍子 氏(品川区医師会 地域包括ケア推進事業担当 保健師) |
参加者 | 63名 |
参加職種 | 医師、作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、看護師、MSW、支援専門員、福祉、事務 など |
今年度、第2回目の講演会もオンライン開催となりました。
通年のテーマが「地域の資源を知ろう!」であることから、副題を「高次脳機能障害者を支える施設を知ろう!~品川区編~」とし、品川区に特化した内容で開催しました。
第一部の講演では、品川区内にある「機能訓練」「生活訓練」「就労継続支援B型」「地域活動支援センター」と機能の異なる4施設の代表者から施設紹介と支援内容の説明をいただきました。第二部のシンポジウムでは品川区医師会地域包括ケア推進事業担当保健師の藁谷藍子さまを座長に、第一部演者の4名の方々と意見交換や視聴者からの質疑に応える形で地域の課題や支援の在り方について検討しました。複数の方から通所のハードルとして“身辺自立”と“送迎がないこと”が挙げられ、協議会などで当事者の困りごととして発信していく必要があると感じました。
視聴後のアンケートでは、「地域での受け入れ先がこんなにあったことに驚きました」、「HPやパンフレットだけではわからない具体的な対応など知れてよかった」などの感想をいただきました。開催形式については「今後もオンラインを希望する」方が多数おられました。
今年度は品川区に焦点を当てた施設紹介・シンポジウムだったので、来年度は大田区の施設に関して同様の研修会を企画予定です。
令和4年度 高次脳機能障害症例検討会
開催日時 | 令和4年10月7日(金)18時30分~ 20時05分 |
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開催場所 | 大田区立障がい者総合サポートセンター 5階 多目的室 |
症例紹介 | 白倉武留 氏(大田区立障がい者総合サポートセンター 居住支援部門 生活支援員) |
参加者 | 21名 |
参加職種 | 作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、支援員、行政職員、看護師、MSWなど |
症例検討会は、大田区立障がい者総合サポートセンターの多目的室を使い、感染症対策を講じた上で対面形式で開催しました。
参加者の職種はリハビリテーションを行う療法士を中心に支援員、行政職員、看護師、MSWなど多岐にわたり、報告された症例についてグループごとに活発な意見交換が行われました。
また、各グループで出た意見を会場全体に向けて発表し共有する時間をしっかり設けました。このため他グループで検討された意見からも学ぶことができて、大変有意義な検討会となりました。
参加者のアンケートでは「久しぶりに集合型の検討会に参加しました。Zoomよりも意見が話しやすかった」、「他の職場、職種の方の意見や着眼点を知ることができ、大変刺激となりました。ありがとうございました」といった意見がみられました。
新型コロナ感染者数の落ち着いていた時期でしたが参加者は例年より若干少なめで、症例検討会の告知方法・参加者の募集方法が課題として残りました。