がん・感染症医療センター(仮称)の整備について

2005年11月28日

昭和50年に建設され築30年を経た現駒込病院は、付帯設備を中心として老朽化が進み、また、進歩する医療設備の導入や、療養環境の改善を進めて行くには狭隘となっています。
そこで、全面的な建物の改修工事を行い、都全域を対象とした「がん・感染症医療センター(仮称)」として整備するための計画を策定しましたのでお知らせします。

1 施設整備及び運営について

  1. 診療を継続しながら、全面的に建物を改修することによって医療機能を向上し、患者の療養環境を改善していきます。
  2. 整備運営に当たっては、民間の活力や資金を活用するPFI手法の導入を目指します。工事や建物維持管理、医療関連サービス等、診療業務等を除く広範な業務について、民間の事業者から提案を受け、最適任と考えられる事業者に委託することで、効果的、効率的な運営を行い、サービスの向上を図っていきます。
  3. 改修工事は、平成20年度より開始し、平成23年9月に完成、全面供用開始の予定です。

2 再編整備後の病院の特徴について

1.病床、外来規模

ア 病床規模

病床801床

イ 外来規模

1,200人程度/1日あたり

2.整備内容の特色

ア 手術室の増設(手術室の増設及び外来手術室の設置)
イ 内視鏡検査室の充実・整備
ウ 放射線部門の充実(PET/CT等の最先端の機器を導入)
エ テーラーメード医療、遺伝子治療等に対応可能な施設の整備
オ 緩和ケア病棟の整備
カ 外来治療センターの整備(50ユニットのセンターを整備)
キ 感染症に対する施設設備の充実(一類感染症に対応する病床を整備)
ク 患者療養環境の改善(6床病室標準→4床病室標準)
ケ 災害拠点病院としての整備

がん・感染症センター 駒込病院 再編整備情報(公表資料)