形成再建外科 - 診療内容

形成再建外科とは

形成再建外科は形や機能を元に戻すことを目的とした外科分野です。治療するのは形や機能ですが、それらを治すことによって患者さんの心も豊かになって頂くよう努めています。そういう意味では形成再建外科は心療外科とも言えましょう。患者さんの病気が治るだけでなく、出来るだけ早く社会復帰をしてもらうこと、患者さんの生活の質(QOL)を高めることを目指しています。

形成再建外科が扱う疾患

形成再建外科では頭の先から足の先まで、全身が治療の対象となります。形成外科としては、顔や手足の先天異常や外傷、皮膚や皮下組織の良性腫瘍、ケロイドや傷のひきつれ、床ずれ、皮膚潰瘍、下肢の静脈瘤、爪の変形などを治療します。再建外科としては、悪性腫瘍の切除手術や外傷によって失われた組織の再建を行います。
都立駒込病院では、特に腫瘍切除後の再建手術に力を入れています。乳房再建、頭頸部再建(舌、上顎、下顎、咽頭、頭蓋などの再建)、顔面再建、四肢再建、会陰部再建などあらゆる部位の再建を行っています。この分野では駒込病院開院以来30年以上にわたり常に我が国での先駆者的存在です。他の病院で切除手術を受けた患者さんの再建も行っています。

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