大久保病院のホームページをご覧いただきありがとうございます。
大久保病院は1879(明治12年)年に伝染病専門病院として発足し、その後東京市立大久保病院、都立大久保病院、東京都保健医療公社大久保病院を経て2022年(令和4年)に地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立大久保病院(以下、大久保病院)として再出発しました。
「大都市東京を医療で支える」という理念のもと地域医療支援病院として地域医療機関と連携しながら質の高い全人的医療を提供してまいります。また、都の医療政策として求められる行政的医療、専門的な医療を一層充実させていきます。
大久保病院の重点医療は救急医療(2次救急医療中心)です。歌舞伎町という立地からもともと急性アルコール中毒症患者さんの対応数が多い施設ですが、新型コロナ感染症の急拡大時には、接客業のクラスター対応で注目を集めました。
当院は腎疾患医療に強みを持ち、腎センターでは腎内科、移植外科、透析室が協働して透析治療や生体腎移植を積極的におこなっています。新型コロナ感染症流行の際には、行政と協力しながら新型コロナ感染症患者さんの透析治療にも貢献してきました。
一般診療として、脳・心臓・血管センターでは、脳卒中のみならず不整脈、虚血性心疾患、末梢動脈疾患などの全身の血管性疾患に対して複数科、多職種での横断的な診療をおこなっています。
今年度は、新たに女性医療センターを設立し、女性のライフステージに合わせた診療を複数科、多職種で開始します。また、消化器センターの設置にむけて調整をしております。
引き続き、患者・地域サポートセンターや地域包括ケア病棟を活用した医療連携を推進することにより、地域に根づいた医療を提供したいと考えています。
これからも大久保病院は、最新の知見をとり入れながら、たゆまぬ自己改革を行い、地域医療機関とともに、患者さんに寄り添った質の高い医療を提供しつづけるように努めてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
副院長(外科系)あいさつ
自治医科大学卒業医師として、東京都の島しょ医療に従事したのちに麻酔科医を専攻しました。都立墨東病院麻酔科で麻酔科医として外科系診療に携わってまいりました。大久保病院では副院長として、経営改善、医療安全、広報活動、患者サービス向上、医療情報システムなどを担当致します。
大久保病院は大病院ではありませんが、各外科系診療科があり腎センターを中心に内科系診療科も充実しており、合併症をお持ちの患者さんでも安心して手術を受けられる体制があります。私自身の麻酔科医としての経験を生かして、より良い周術期管理、より痛みの少ない術後回復ができる病院を目指して行きます。また、消化器センター、女性医療センターの設立準備をしております。
今後、都市部においても人口減少と高齢化の波が押し寄せてきます。安定した医療提供を維持するためにデジタルテクノロジーを積極的に活用致します。
新宿駅は世界最大の一日乗降客数を誇るとされ、この街は多様な方々が行き来します。この地域に根差し、多様な患者様のニーズにお応えできるように全職員皆の力を合わせて頑張ってゆきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
副院長(内科系)あいさつ
2024年4月に若井幸子前副院長の後任として内科系副院長を拝命いたしました、鈴木和仁と申します。
私は山梨医科大学(現 山梨大学)を卒業したのちに、東京女子医科大学循環器内科に入局し、大学病院や関連病院で虚血性心疾患・心血管カテーテル治療・心不全等の循環器診療に従事してきました。このたび、縁あって大久保病院に奉職することとなりました。どうぞよろしくお願いいたします。
大久保病院は、患者さん中心の質の高い安全で安心できる医療、さらには地域包括ケア病棟等も活用した全人的医療の提供を心掛けております。また大都会新宿の救急医療を担う医療機関として、救急医療にも力を入れており、住民の皆さまから頼りにされる地域の中核病院を目指してまいります。
当院は現在、腎センター、脳・心臓・血管センター、女性医療センターの3つのセンターが稼働しており、近日中に消化器センターも稼働開始予定です。これらのセンターを介して地域の医療機関の方々とより一層連携を強くしてまいります。
東京都の行政的医療を担う医療機関として、新型コロナウイルス感染症のような感染症医療への対応や災害拠点病院として災害医療における緊急事態への対応につきましても、引き続き積極的に取り組んでまいります。
これからも地域住民の皆さま、地域の医療機関の方々から選ばれる病院となりますよう日々頑張ってまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。
大久保病院 副院長 鈴木 和仁