令和5年度東京都立小児総合医療センター病院指標
医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)(外部リンク)
病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 7118 | 2081 | 127 | 21 | - | - | - | - | - | - |
当院は、小児の「こころ」と「からだ」に至る高度・専門医療及び重症の救急患者を中心とした急性期の医療を提供し、東京都における小児医療の拠点としての役割を果たしております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080270xxxx1xxx | 食物アレルギー 手術・処置等1あり | 968 | 1.01 | 2.12 | 0.00 | 6.32 | |
080270xxxx0xxx | 食物アレルギー 手術・処置等1なし | 92 | 1.00 | 2.69 | 0.00 | 7.76 | |
080050xxxxxxxx | 湿疹、皮膚炎群 | 24 | 17.79 | 9.62 | 0.00 | 9.79 | |
161060xx99x0xx | 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2なし | - | - | - | - | - | |
161070xxxxx00x | 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | - | - | - | - | - |
アレルギー科の入院は、食物アレルギーの診断、除去食解除のための食物経口負荷試験(日帰り入院)が中心です。正しい診断に基づいた必要最小限の食物除去ができるように指導を行っています。アトピー性皮膚炎、小児喘息の入院は、重症例、難治例です。当院は平成30年度末から東京都アレルギー疾患医療拠点病院に指定されています。重症のアレルギー疾患患者に適切な専門的医療を提供していくとともに、医療機関相互の診療ネットワークの構築、医療従事者の育成、情報提供及び普及啓発活動などにも取り組んでいます。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x101xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 277 | 1.42 | 2.75 | 0.00 | 3.97 | |
060170xx02xx0x | 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 定義副傷病なし | 47 | 2.21 | 6.86 | 0.00 | 3.13 | |
060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 29 | 5.1 | 5.29 | 0.00 | 10.28 | |
060130xx0200xx | 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 内視鏡的消化管止血術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 20 | 5.45 | 8.71 | 0.00 | 6.50 | |
14044xxx99x0xx | 直腸肛門奇形、ヒルシュスプルング病 手術なし 手術・処置等2なし | 19 | 2.84 | 5.68 | 0.00 | 11.95 |
外科では、全身の外科疾患を幅広く治療していますが、特に消化器や呼吸器の病気に力を入れています。
なお、DPC対象で最も多い病名は鼠径ヘルニアとなっており、全体の約3分の1を占めています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160740xx01xx0x | 肘関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 定義副傷病なし | 138 | 2.12 | 5.67 | 0.00 | 7.46 | |
140490xx970xxx | 手足先天性疾患 手術あり 手術・処置等1なし | 71 | 6.80 | 7.57 | 0.00 | 5.38 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし | 34 | 2.00 | 4.76 | 0.00 | 10.76 | |
160780xx97xx0x | 手関節周辺の骨折・脱臼 手術あり 定義副傷病なし | 27 | 2.11 | 4.04 | 0.00 | 9.59 | |
070010xx010xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1なし | 12 | 4.00 | 5.14 | 0.00 | 10.92 |
整形外科では、肘関節周辺の骨折の患者が多く、全体の25%程度を占めています。外傷以外の入院患者としては、手足の先天性疾患の患者が多いです。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
140140xxxxxxxx | 口蓋・口唇先天性疾患 | 142 | 8.13 | 8.57 | 0.00 | 4.54 | |
080180xx970xxx | 母斑、母斑症 手術あり 手術・処置等1なし | 30 | 2.03 | 3.80 | 0.00 | 4.87 | |
140210xx02xxxx | 先天性耳瘻孔、副耳 副耳(介)切除術 | 30 | 1.20 | 3.01 | 0.00 | 1.70 | |
140490xx970xxx | 手足先天性疾患 手術あり 手術・処置等1なし | 29 | 4.14 | 7.57 | 0.00 | 0.93 | |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし | 26 | 2.27 | 4.28 | 0.00 | 6.65 |
病名では、口蓋・口唇先天性疾患が最も多く、クリニカルパスを用いて均質な医療を提供できるように努めています。次いで多いのは手足先天性疾患で、良性腫瘍も多く扱っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010080xx97x0xx | 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術あり 手術・処置等2なし | 71 | 11.66 | 35.53 | 0.00 | 2.35 | |
010080xx99x0x0 | 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし15歳未満 | 60 | 1.62 | 6.79 | 0.00 | 1.93 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 43 | 6.35 | 8.38 | 0.00 | 3.72 | |
140080xx99x00x | 脳、脊髄の先天異常 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 32 | 1.66 | 3.08 | 0.00 | 1.28 | |
150120xx99x1xx | 脳性麻痺 手術なし 手術・処置等2あり | 17 | 5.35 | 7.66 | 0.00 | 5.47 |
脳神経外科では頭蓋・脳・脊髄の先天性疾患の治療を多く手がけているほか、頭部外傷などの救急対応にも随時対応しています。また小児がん拠点病院として脳・脊髄腫瘍に対して包括的治療をおこなっており、その外科治療を担当しています。
DPC名称脳脊髄の感染を伴う炎症は、主に潜在性二分脊椎の入院治療、DPC名称頭蓋・頭蓋内損傷は頭部外傷の入院治療が反映されています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
14031xx002x0xx | 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) ファロー四徴症手術等 手術・処置等2なし | 23 | 21.39 | 23.78 | 4.35 | 6.30 | |
14031xx003x0xx | 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) 心室中隔欠損閉鎖術 単独のもの等 手術・処置等2なし | 15 | 14.93 | 14.88 | 0.00 | 5.33 | |
14031xx103x0xx | 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) 心室中隔欠損閉鎖術 単独のもの等 手術・処置等2なし | - | - | - | - | - | |
14031xx102x0xx | 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) ファロー四徴症手術等 手術・処置等2なし | - | - | - | - | - | |
14031xx199000x | 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | - | - | - | - | - |
心臓血管外科は先天性心疾患全般に対する外科手術治療が主体で、未熟児動脈管開存症から成人先天性心疾患まで対応しています。また、不整脈に対するペースメーカー治療、急性心不全・呼吸不全に対する補助循環治療等も積極的に行っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020150xx97xxxx | 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり | 121 | 2.00 | 3.08 | 0.00 | 6.98 | |
020320xx97xxxx | 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり | 17 | 2.00 | 3.17 | 0.00 | 9.47 | |
020150xx99xxxx | 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術なし | - | - | - | - | - | |
020350xx97x0xx | 脈絡膜の疾患 手術あり 手術・処置等2なし | - | - | - | - | - | |
140090xxxxxxxx | 先天性鼻涙管閉塞 | - | - | - | - | - |
DPCコードにおける病名では、斜視が最も多く、約87%となっています。
次いで眼瞼、涙器、眼窩の疾患が多くなっています。
患児の精神的負担や付き添い家族の負担を考慮し、入院日数を短くしているのが特徴です。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 189 | 4.50 | 7.53 | 0.00 | 4.86 | |
030430xx97xxxx | 滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞 手術あり | 79 | 1.09 | 3.23 | 0.00 | 4.41 | |
030460xx97xxxx | 中耳・乳様突起の障害 その他の手術あり | 15 | 1.00 | 4.40 | 0.00 | 7.27 | |
030340xxxxxxxx | 血管運動性鼻炎、アレルギー性鼻炎<鼻アレルギー> | 13 | 2.46 | 5.27 | 0.00 | 10.62 | |
140210xx01xxxx | 先天性耳瘻孔、副耳 先天性耳瘻管摘出術 | 10 | 1.00 | 3.38 | 0.00 | 7.00 |
DPCコードにおける病名では、扁桃、アデノイドの慢性疾患が最も多く、全体の約53%となっています。
次いで多いのが滲出性中耳炎・耳管炎・耳管閉塞、先天性耳瘻孔、副耳 先天性耳瘻管摘出術となっています。アデノイド手術のみであれば4-5日間の入院、扁桃手術も施行する場合6-7日間の入院としております。先天性耳瘻管の一部や滲出性中耳炎の手術に関しては、日帰り全身麻酔で施行しております。中耳・乳様突起の障害については、鼓膜穿孔閉鎖術や鼓膜形成術の手術が必要な症例であるため、ほぼ全例日帰り全身麻酔で手術しています。鼓室形成術については、3-4日程度の短期入院で行っております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 89 | 6.88 | 7.19 | 1.12 | 5.58 | |
040130xx99x1xx | 呼吸不全(その他) 手術なし 手術・処置等2あり | 47 | 8.17 | 15.04 | 0.00 | 6.87 | |
010230xx99x10x | てんかん 手術なし 手術・処置等21あり 定義副傷病なし | 31 | 8.26 | 12.32 | 6.45 | 5.55 | |
010310xx99x00x | 脳の障害(その他) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 14 | 4.86 | 9.40 | 0.00 | 4.14 | |
040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) | 10 | 11.00 | 5.96 | 0.00 | 7.70 |
神経内科では、けいれん・急性脳症/脳炎・意識障害など、急性期の小児神経疾患や、てんかんが主な対象疾患となっています。
件数が多い病名は、てんかんです。
総合診療部や集中治療科と連携し、患者の予後改善のために最善の医療を提供することを目標としているのが当院の特徴です。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
140590xx97xxxx | 停留精巣 手術あり | 88 | 3.02 | 2.97 | 0.00 | 3.51 | |
11013xxx99xxxx | 下部尿路疾患 手術なし | 65 | 2.42 | 9.55 | 0.00 | 1.66 | |
14056xxx97xxxx | 先天性水腎症、先天性上部尿路疾患 手術あり | 38 | 8.42 | 6.94 | 0.00 | 4.89 | |
140580xx02xxxx | 先天性下部尿路疾患 尿道形成手術等 | 37 | 9.92 | 9.3 | 0.00 | 2.43 | |
11013xxx03xxxx | 下部尿路疾患 尿管膀胱吻合術等 | 36 | 8.69 | 8.44 | 0.00 | 4.83 |
DPCコードにおける病名では、停留精巣が最も多く、全体の約20%を占めています。
次いで多いのが、下部尿路疾患、先天性水腎症、先天性上部尿路疾患となっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030250xx990xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1なし | 28 | 2.04 | 3.03 | 0.00 | 6.50 | |
140280xx99x0xx | 気道の先天異常 手術なし 手術・処置等2なし | - | - | - | - | - | |
040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) | - | - | - | - | - | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり | - | - | - | - | - | |
030300xx99xxxx | 声帯の疾患(その他) 手術なし | - | - | - | - | - |
DPCコードにおける病名としては、睡眠時無呼吸が最も多く、約66%となっています。
次いで多いのが、気道の先天異常、急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症となっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
14031xx09910xx | 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし | 77 | 4.21 | 4.00 | 0.00 | 4.34 | |
14031xx004x0xx | 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) 経皮的肺動脈形成術等 手術・処置等2なし | 71 | 5.49 | 5.99 | 0.00 | 9.54 | |
14031xx09900xx | 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 71 | 2.15 | 5.68 | 0.00 | 4.69 | |
14029xxx97x0xx | 動脈管開存症、心房中隔欠損症 その他の手術あり 手術・処置等2なし | 58 | 7.93 | 5.54 | 0.00 | 5.84 | |
14031xx19910xx | 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし | 26 | 4.08 | 4.55 | 0.00 | 0.00 |
心臓カテーテル検査においては、先天性疾患が大部分を占めています。心室中隔欠損、心房中隔欠損、房室中隔欠損などの左右短絡疾患のほか、ファロー四徴、完全大血管転位、大動脈縮窄、総肺静脈還流異常、左心低形成症候群などの複雑心疾患が含まれ、心臓血管外科と共同で診療にあたっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110260xx99x0xx | ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし | 76 | 8.92 | 19.94 | 0.00 | 9.49 | |
110280xx9902xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり | 47 | 7.89 | 8.09 | 2.13 | 5.51 | |
110280xx9900xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 35 | 9.37 | 11.49 | 0.00 | 7.77 | |
070560xx99x00x | 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 31 | 9.68 | 14.23 | 0.00 | 11.61 | |
110320xx99xxxx | 腎、泌尿器の疾患(その他) 手術なし | 26 | 1.81 | 9.88 | 0.00 | 4.58 |
DPCコードにおける病名としては、ネフローゼ症候群が最も多く、初発患者11名および継続診療中の難治患者さんの治療を行いました。
次いで多いのが、慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全となっています。
その他、腎生検を年間60件、一時的も含めた血液透析導入を年間3件、維持腹膜透析導入を4件(維持管理13件)行っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし | 22 | 1.18 | 4.76 | 0.00 | 9.09 | |
160740xx97xx0x | 肘関節周辺の骨折・脱臼 その他の手術あり 定義副傷病なし | 15 | 1.20 | 4.19 | 0.00 | 7.73 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 12 | 1.83 | 8.38 | 0.00 | 8.42 | |
160740xx01xx0x | 肘関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 定義副傷病なし | - | - | - | - | - | |
160780xx97xx0x | 手関節周辺の骨折・脱臼 手術あり 定義副傷病なし | - | - | - | - | - |
当院の救急では、内因性・外因性を問わず、すべての疾病・外傷に対応しています。当科の入院は、頭部外傷、四肢骨折、痙攣後の意識確認など短期入院で完了するものが多くを占めます。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060185xx99x0xx | 潰瘍性大腸炎 手術なし 手術・処置等2なし | 70 | 8.56 | 10.86 | 0.00 | 12.60 | |
060130xx9900xx | 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 64 | 3.44 | 7.63 | 0.00 | 13.58 | |
060180xx99x0xx | クローン病等 手術なし 手術・処置等2なし | 56 | 6.66 | 7.29 | 0.00 | 12.82 | |
060100xx99xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 手術なし | 14 | 3.14 | 3.00 | 0.00 | 8.86 | |
070520xx99xxxx | リンパ節、リンパ管の疾患 手術なし | - | - | - | - | - |
診療対象の中では、潰瘍性大腸炎が最も多く、全体の約23%を占めています。そのほかにも肝胆膵疾患にも対応しています。
代表的な疾患としては、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やCrohn病)、好酸球性胃腸炎、消化管ポリープ・ポリポーシス、自己炎症症候群、自己免疫疾患、膵炎、肝炎、胆石症などを対象とし、症候としては、便秘、腹痛・下痢・血便等を対象として診療しています。また、救急疾患として、異物誤飲や消化管出血などにも対応できる体制を整えています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) | 281 | 8.07 | 5.96 | 2.14 | 2.42 | |
040070xxxxx0xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし | 165 | 6.68 | 5.86 | 0.61 | 3.41 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 103 | 7.15 | 13.52 | 2.91 | 1.88 | |
040100xxxxx00x | 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 90 | 5.51 | 6.37 | 2.22 | 4.69 | |
150070x0xx01xx | 川崎病(2歳以上) 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり | 82 | 10.76 | 9.64 | 0.00 | 3.88 |
急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) の入院症例が最も多く、次いでインフルエンザ、ウイルス性肺炎でした。
基礎疾患を有する子供たちの呼吸器感染が多いため、入院期間が長くなる傾向にあります。
なお、病床の都合上、症状が軽快したら自宅近くの病院に転院していただくことがあります。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
140010x199x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし | 134 | 10.67 | 6.07 | 2.24 | 0.00 | |
140010x299x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2なし | 86 | 14.72 | 11.01 | 1.16 | 0.00 | |
140010x199x1xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等21あり | 48 | 18.04 | 10.34 | 10.42 | 0.00 | |
140010x299x1xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等21あり | 44 | 24.52 | 21.12 | 13.64 | 0.00 | |
140010x299x2xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等22あり | 43 | 32.26 | 0.00 | 0.00 |
DPCコードにおける病名としては、妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害が大部分を占めています。
また、母体救命救急に対応するスーパー総合周産期センターとして、多摩総合医療センター産科・麻酔科、小児総合医療センター新生児科を中心として双方の医療センターの関連専門診療科も含め一体となり診療を行っています。院外で出生した入院治療を必要とする新生児は、新生児専用救急車で年間約200-250例の新生児搬送による入院受け入れを行っています。また、当院での受け入れが困難な場合は、治療ができる他の病院へ責任をもって搬送します。
母体・新生児とも多摩総合・小児総合の2つの病院が1つになって周産期医療を行っているのが当院の特徴です。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
130010xx99x2xx | 急性白血病 手術なし 手術・処置等22あり | 110 | 5.06 | 8.22 | 0.00 | 8.06 | |
130010xx97x2xx | 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり | 60 | 59.08 | 36.15 | 1.67 | 8.00 | |
010010xx9900xx | 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 28 | 1.57 | 11.2 | 0.00 | 7.54 | |
130010xx99x0xx | 急性白血病 手術なし 手術・処置等2なし | 18 | 1.94 | 7.81 | 0.00 | 7.67 | |
100180xx990x0x | 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 定義副傷病なし | 12 | 10.00 | 6.46 | 0.00 | 8.17 |
病名としては、急性白血病の患者数が約46%を占めています。
次いで、脳腫瘍、副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍となっています。脳腫瘍、リンパ腫、組織球症といった造血器腫瘍、横紋筋肉腫等軟部組織悪性腫瘍等、固形腫瘍の患者さんも多く診療しております。AYA世代がんも積極的に受け入れております。
また当院は、外科や泌尿器科、脳神経外科、内分泌・代謝科、集中治療科など他科と協力し、小児がん拠点病院としての役割を担っていることが特徴です。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
140500xx99x1xx | 骨軟骨先天性形成異常 手術なし 手術・処置等2あり | 40 | 1.08 | 3.46 | 0.00 | 8.38 | |
100040xxxxx00x | 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし し | 20 | 9.30 | 13.15 | 0.00 | 9.70 | |
100335xx99x00x | 代謝障害(その他) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 14 | 4.50 | 9.19 | 0.00 | 3.57 | |
070370xx99xxxx | 脊椎骨粗鬆症 手術なし | 11 | 1.82 | 21.46 | 0.00 | 10.73 | |
10006xxxxxx1xx | 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり | - | - | - | - | - |
入院では骨軟骨先天性形成異常、副腎皮質機能低下症、糖尿病の患者さんが多くを占めます。糖尿病の診療では、集中治療科、看護部門、栄養科の協力をいただいています。また、外来での1日検査、あるいは他科病棟での併診の際は、泌尿器科、新生児科、こども家族支援部門と協働して、性分化疾患・性腺疾患の診療にあたっていることも特色です。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類 基準(注) | 版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
大腸癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
乳癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
肺癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
肝癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
(注) 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院は、平成25年2月から小児がん拠点病院に指定されています。小児がん拠点病院として、地域における小児がん診療の円滑な実施と質の高い小児がん医療の提供体制を整備しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均 在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | - | - | - |
重症 | - | - | - |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
当院は小児患者を対象としているため、実績はほぼありません。
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
- | - | - | - | - |
当院は小児患者を対象としているため、実績はほぼありません。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 鼠径ヘルニア | 210 | 0.08 | 0.20 | 0.00 | 4.16 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 72 | 0.07 | 1.00 | 0.00 | 3.63 | |
K6333 | ヘルニア手術 臍ヘルニア | 45 | 0.00 | 1.00 | 0.00 | 3.09 | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) | 34 | 1.35 | 9.53 | 8.82 | 7.88 | |
K5223 | 食道狭窄拡張術 拡張用バルーンによるもの | 30 | 3.97 | 2.17 | 0.00 | 4.40 |
手術件数については、鼠径ヘルニア手術が約3分の1を占めています。
高度難治疾患については、集中治療科、麻酔科、心臓血管外科、循環器科、泌尿器科、形成外科、呼吸器科、感染症科、医療工学技士の専門各科と連携してチーム医療を推進しています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 | 70 | 0.34 | 5.54 | 0.00 | 7.63 | |
K0482 | 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 その他の頭蓋、顔面、肩甲骨、上腕、大腿 | 68 | 0.15 | 1.59 | 0.00 | 8.76 | |
K0462 | 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 | 66 | 0.58 | 3.58 | 0.00 | 10.14 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿 | 46 | 0.00 | 1.59 | 0.00 | 11.72 | |
K0731 | 関節内骨折観血的手術 肩、股、膝、肘 | 27 | 0.19 | 2.41 | 0.00 | 7.07 |
骨折の手術が最多で、全体の約37%を占めています。手術時に挿入した内固定子の除去手術も必然的に多いです。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4073イ | 顎・口蓋裂形成手術 顎裂を伴うもの 片側 | 39 | 1.00 | 5.62 | 0.00 | 9.38 | |
K4072 | 顎・口蓋裂形成手術 硬口蓋に及ぶもの | 38 | 1.00 | 5.92 | 0.00 | 1.29 | |
K0051 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2cm未満 | 37 | 0.32 | 0.32 | 0.00 | 3.86 | |
K288 | 副耳(介)切除術 | 34 | 0.12 | 0.12 | 0.00 | 1.65 | |
K0052 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2cm以上4cm未満 | 30 | 0.37 | 0.37 | 0.00 | 6.87 |
形成外科の手術のうち、最も多くを占めるのは口唇口蓋裂に関連する手術です。口唇裂初回形成術・口蓋裂初回形成術・顎裂部腸骨移植の合計で、2023年は129例でした。また、脳神経外科と合同で頭蓋縫合早期癒合症を含む頭蓋顔面の疾患の治療に、整形外科と合同で裂手や絞扼輪などを含む複雑な手足の先天異常の治療に取り組んでおります。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K186 | 脊髄硬膜内神経切断術 | 82 | 1.21 | 13.62 | 0.00 | 2.82 | |
K1742 | 水頭症手術 シャント手術 | - | - | - | - | - | |
K1911 | 脊髄腫瘍摘出術 髄外のもの | - | - | - | - | - | |
K1803 | 頭蓋骨形成手術 骨移動を伴うもの | - | - | - | - | - | |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの | - | - | - | - | - |
手術件数では、多いものから順に脊髄硬膜内神経切断術、水頭症手術、脊髄腫瘍摘出術となっており、先天性脳脊髄疾患や脳・脊髄腫瘍の手術を多く手がけている当センターの特徴が表れています。
脊髄硬膜内神経切断術および脊髄腫瘍摘出術は、脊椎脊髄外科専門医が手術を担当するようにしています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5761 | 心室中隔欠損閉鎖術 単独のもの | 20 | 2.25 | 11.20 | 0.00 | 3.00 | |
K5801 | ファロー四徴症手術 右室流出路形成術を伴うもの | - | - | - | - | - | |
K5802 | ファロー四徴症手術 末梢肺動脈形成術を伴うもの | - | - | - | - | - | |
K5762 | 心室中隔欠損閉鎖術 肺動脈絞扼術後肺動脈形成を伴うもの | - | - | - | - | - | |
K5764 | 心室中隔欠損閉鎖術 右室流出路形成を伴うもの | - | - | - | - | - |
心臓血管外科は循環器科とのチーム医療を行っており、心臓手術後に循環器科に転科、退院する場合もあります。単純心疾患だけでなく、胎児期に心疾患を診断された症例の新生児期・乳児期早期の手術や複雑性チアノーゼ性心疾患に対する段階的手術など、積極的に手術治療を行っており、年間手術件数150件を目標としています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2423 | 斜視手術 前転法及び後転法の併施 | 70 | 0.00 | 1.00 | 0.00 | 8.19 | |
K2422 | 斜視手術 後転法 | 29 | 0.00 | 1.00 | 0.00 | 5.62 | |
K2424 | 斜視手術 斜筋手術 | 17 | 0.00 | 1.00 | 0.00 | 5.00 | |
K2172 | 眼瞼内反症手術 皮膚切開法 | 16 | 0.00 | 1.00 | 0.00 | 9.56 | |
K2425 | 斜視手術 直筋の前後転法及び斜筋手術の併施 | - | - | - | - | - |
手術件数では、斜視手術が最も多く、全体の約83%を占めています。
次いで多いのが眼瞼内反症手術となっています。麻酔科の尽力により、全身疾患を有する患者の手術もスムースに行えています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術 摘出 | 142 | 0.97 | 3.00 | 0.00 | 5.08 | |
K309 | 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 | 101 | 0.21 | 0.30 | 0.00 | 4.28 | |
K370 | アデノイド切除術 | 20 | 0.95 | 1.65 | 0.00 | 4.45 | |
K311 | 鼓膜穿孔閉鎖術(一連につき) | 12 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 7.58 | |
K319-22 | 経外耳道的内視鏡下鼓室形成術 上鼓室・乳突洞開放を伴うもの | 12 | 0.75 | 1.50 | 0.00 | 8.92 |
手術件数で最も多いのが、口蓋扁桃手術で、全体の約41%を占めています。扁桃手術の病名の症例にはアデノイド手術併用の症例も含まれます。当院のアデノイド、扁桃手術件数は都内でもかなり多い部類となっております。当院のアデノイド手術はマイクロデブリッダーと内視鏡を用いた安全性、確実性の高い手術となっております。
次いで、鼓膜穿孔閉鎖術、経外耳道的内視鏡下鼓室形成術の順に多くなっています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K836 | 停留精巣固定術 | 82 | 1.00 | 1.02 | 0.00 | 3.68 | |
K809-2 | 膀胱尿管逆流手術 | 36 | 1.89 | 6.25 | 0.00 | 4.61 | |
K8381 | 精索捻転手術 対側の精巣固定術を伴うもの | 23 | 0.22 | 1.04 | 0.00 | 10.83 | |
K819 | 尿道下裂形成手術 | 22 | 1.36 | 7.68 | 0.00 | 2.50 | |
K821 | 尿道狭窄内視鏡手術 | 15 | 1.53 | 6.07 | 0.00 | 2.80 |
手術件数では、停留精巣固定術、膀胱尿管逆流手術、精索捻転手術が多くなっています。当院としては可能な限り早期の退院を行いつつ、かつ退院後に問題が起こらない、管理が不要な状態で退院いただくことにより、患児、家族の退院後のストレス軽減を図るように努めております。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K570-3 | 経皮的肺動脈形成術 | 46 | 2.15 | 2.43 | 0.00 | 8.65 | |
K574-2 | 経皮的心房中隔欠損閉鎖術 | 33 | 2.45 | 3.12 | 0.00 | 8.36 | |
K5621 | 動脈管開存症手術 経皮的動脈管開存閉鎖術 | 24 | 4.96 | 3.92 | 0.00 | 2.46 | |
K6153 | 門脈塞栓術(開腹によるもの) | 18 | 2.11 | 2.00 | 0.00 | 11.00 | |
K570-2 | 経皮的肺動脈弁拡張術 | 14 | 10.79 | 22.00 | 0.00 | 7.14 |
心房中隔欠損や動脈管開存に対する心臓カテーテル治療(インターベンション)を積極的に行っています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7151 | 腸重積症整復術 非観血的なもの | 30 | 0.00 | 2.07 | 0.00 | 2.57 | |
K300 | 鼓膜切開術 | - | - | - | - | - | |
K386 | 気管切開術 | - | - | - | - | - | |
K653-3 | 内視鏡的食道及び胃内異物摘出術 | - | - | - | - | - | |
K9132 | 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの | - | - | - | - | - |
腸重積の整復は、放射線科、消化器科、外科と協力して、空気整復(時に透視下造影剤整復)を行っています。整復後は食事を取ることができるのを確認し、翌日に退院します。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K9131 | 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの | 60 | 0.00 | 66.32 | 10.00 | 0.00 | |
K9132 | 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの | 29 | 0.00 | 115.00 | 6.90 | 0.00 | |
K528 | 先天性食道閉鎖症根治手術 | - | - | - | - | - | |
K1381 | 脊椎披裂手術 神経処置を伴うもの | - | - | - | - | - | |
K7292 | 腸閉鎖症手術 腸管切除を伴うもの | - | - | - | - | - |
手術件数としては、新生児仮死蘇生術が大部分を占めています。新生児期の手術は、小児外科手術55件、心臓血管外科手術19件、を含む合計103.件実施しております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 11 | 0.12 |
異なる | 10 | 0.11 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 51 | 0.55 |
異なる | - | - |
当院では、小児の突然の高熱、手術退院後のトラブルに多数対応しております。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) | 分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) | リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 |
---|---|---|
- | - | - |
当院は小児病院であるため、対象年齢の15歳以上の患者が10件未満である。
血液培養2セット実施率
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) | 血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
4897 | 878 | 17.93% |
小児病院という性格上、小児への採血の痛みによるトラウマが生じないようにする侵襲的な処置を最小限にする配慮、身体が小さいために必要以上の採血は貧血をきたして場合によっては輸血もが必要となるなどの点が成人と異なる。一方で菌血症のハイリスク、カテーテル関連血流感染が疑われる症例には、積極的に2セットの実施が必要となる。また2セットのメリットとしてコンタミネーションの判断を容易にするという点があるが、当院は血液培養で陽性になった検体は、ただちにマルチプレックスPCRにかけて遺伝子的に菌名と耐性を検出することで、コンタミネーションの判定が可能である。成人の施設に比較すると実施率は低いが、小児病院の特徴から適切な実施率と考える。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) | 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子) | 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 |
---|---|---|
270 | 262 | 97.04% |
当院では、抗菌薬の適正使用推進プログラムが運用されており、広域スペクトラムの抗菌薬の使用には、許可制と監査が感染症科によって行われている。その際には、適切な細菌培養同定検査の実施も推奨される。終末期で積極的な検査が差し控えられる症例などを除き、原則、ほぼ全例で細菌培養検査が実施されている。
更新履歴
令和6年9月30日付更新