令和7年度 募集要項
新生児科を有する都立病院機構(墨東病院、大塚病院、小児総合医療センター)では、下記のとおり新生児科サブスペシャルティレジデントを募集します。
概要
- 東京都立病院機構には、墨東・大塚病院のように母子医療センターとして早産・低出生体重児や多胎など胎児期からの管理が可能な施設と、小児総合医療センターのように母子医療センター(多摩総合医療センター産科と共同で)と同時に小児専門病院として、外科系の専門医や小児科の専門医との連携による総合的医療を習得できる施設があります。
- これらの施設が有機的に連携し、そのスケールメリット(NICU54床、GCU108床、年間新生児入院数約1,500人、年間分娩数約2,600件)を活かして新生児科医師の育成に当たることによって、他に類をみない魅力的で有意義な研修を行えるものと考えています。
- 受験資格は、小児科後期専門臨床研修修了者、修了予定者及びそれらと同等の能力を有すると認められる方です。今年度の募集は、3病院一括募集になります。研修開始は、令和7年4月を予定しています。
- 研修期間は原則3年間で、各病院に所属します。3年間のうち1年目は各所属施設において基礎的な新生児医療を確実なものにします。2年目は6ヶ月間を他施設にローテーションすることが可能で、所属施設での研修が不十分な点について補完します。3年目は、所属施設において経験症例数を増やすとともに、シニアレジデントやサブスペシャルティレジデントの教育・指導、追跡外来の担当、臨床研究のまとめなどを行います。
- 3年間の研修で、日本周産期・新生児医学会の新生児専門医受験資格が得られ、合格できるだけの必要な知識が身につけられるような指導を行います。また、希望に応じて関連他科の研修(産科、小児外科、心臓外科、麻酔科など)も可能な範囲で受けられるように配慮いたします。
小児総合医療センターでの研修の特徴
・新生児病棟は72床(NICU24床、GCU48床)と、日本有数の規模となっています。
・超早産児の蘇生が1人でできるようになります。
・年間250件前後の新生児救急車による出動があるため、1人で重症新生児(重症新生児仮死、超低出生体重児、など)の搬送が可能になります。
・当センターはすべての診療科が小児専門であり、その視点や経験・知識から最新の意見や治療などの医療情報を得ることができます。
・これまでのサブスペシャルティレジデントは、当院の専門診療科(循環器科、神経科、臨床遺伝科、放射線科、在宅診療科、など)や他院(墨東病院、大塚病院、など)・大学(神戸大学、京都大学、名古屋大学、埼玉医科大学総合医療センター、など)で半年間の研修を行っています。
応募資格
小児科後期専門臨床研修修了者、修了予定者、及びそれらと同等の能力を有すると認められる者
研修実施病院
地方独立行政法人東京都立病院機構
東京都立小児総合医療センター、東京都立大塚病院、東京都立墨東病院
見学について
受験前に、見学をお願いします。小児総合医療センターの見学を希望する方は、下記メールアドレスへ希望する診療科・希望日時(複数候補日)をご連絡ください。診療科と調整した結果をご連絡します。
(注)大塚病院、墨東病院の見学を希望する方は、各病院の担当にご連絡ください。
メール送付先:sn_kengaku(at)tmhp.jp(小児総合医療センター 担当:山川)
(注) 迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。
募集人員
若干名
採用選考
(1)選考日 | 応募書類受理の上、日時・会場等についての詳細は応募者に直接連絡いたします。 選考は地方独立行政法人東京都立病院機構が連携して育成することを主眼としておりますので、統一選考にて行います。 |
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(2)選考方法 | 面接(口頭試問を含む) |
(3)採用予定日 | 令和7年4月1日 |
応募手続
(1)応募書類提出期限 | 下記担当までお問い合わせください。 |
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(2)提出書類 | [1]申込用紙(PDF 249.2KB) |
(3)小児総合医療センター 応募書類の送付先 | 〒183-8561 東京都府中市武蔵台2-8-29 地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立小児総合医療センター 総務課 専門臨床研修医採用担当 佐藤 (電話)042-300-5111(代表) 内線3417 (注)簡易書留又は特定記録で上記あて先へ郵送してください。 (注)普通郵便等で郵送した場合の事故については、責任を負いません。 (注)大塚病院、墨東病院の応募を希望する方は、各病院の担当へ郵送してください。 |
採用決定の通知
選考後、2週間以内で合否をご本人あて通知いたします。
合格された方は、合格通知後1週間以内に誓約書の提出をお願いたします。
処遇
(1)身分 | 専門修練医(サブスペシャルティレジデント) |
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(2)報酬 勤務時間及び休暇 | [1] 報酬 報酬改定があった場合はその定めによる。 日給25,620 円 週5日(宿直あり) 1日7時間45分勤務 [3] 休暇 1年目10日付与。2年目以降は任用年数に応じた日数を付与。他に夏季休暇等あり。 [4] 宿舎 あり(単身のみ) (注) 宿舎入居者は「災害時 病院職員参集ルール」に基づき、災害発生時には、病院に参集することが義務付けられています。 |
(3) 保険 | 健康保険、厚生年金保険、雇用保険適用 |
(4) 健康管理 | 年1回定期診断あり |
(5) 外部の研修活動 | 学会、研究会参加可能 |
修了後の進路
東京医師アカデミーを修了した者は、選考により、地方独立行政法人東京都立病院機構への就職が可能。
本募集要項に関する問い合わせ先
地方独立行政法人東京都立病院機構
東京都立小児総合医療センター 総務課
専門臨床研修医採用担当 佐藤
(電話)042-300-5111(代表)内線3417
墨東病院 新生児科 九島令子 reiko_kushima(at)tmhp.jp
大塚病院 新生児科 大橋祥子 shoko_ohashi(at)tmhp.jp
小児総合医療センター 新生児科 岡崎 薫 kaoru_okazaki(at)tmhp.jp
(注) 迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。
参考
各病院の病床数
墨東病院 | 大塚病院 | 小児総合 医療センター | 計 | |
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NICU GCU | 15 30 | 15 30 | 24 48 | 54 108 |
MFICU 産科病床 | 9 22 | 6 40 | 10 42 | 25 104 |
カリキュラムの概要
1年目 | 基礎的な新生児医療を確実なものとする |
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2年目 | 重症例の対応を確実なものとする |
・産科、周産期正常新生児の管理 ・分娩立会い、新生児搬送 ・新生児外科、先天性心疾患周術期管理 | |
3年目 | シニアレジデント・サブスペシャルティレジデントの教育・指導 |
・経験症例数を増加させる ・新生児追跡外来・臨床研究のまとめ |