新生児科

東京都多摩地域の新生児救急を担っています
新生児科 部長 岡﨑 薫

概要

 新生児科は、棟続きの多摩総合医療センター産科と協力し、総合周産期母子医療センター及び母体救命センターの機能を持つスーパー総合周産期センターとして、東京都多摩地域の新生児救急を担っています。72床(NICU 24床、GCU 48床)で運営し、感染隔離室2床、手術室1床を備えています。院内のあらゆる科と緊密に連携をとり、新生児期のあらゆる疾患に対して、小児総合病院の特色を生かした医療を提供しています。院外出生に対しても、24時間365日、新生児専用救急車を用い、分娩立ち合い、新生児搬送を積極的に行っています。当院での受け入れが困難な場合には、責任をもって他施設へ三角搬送を行っています。2010年3月の開設から2018年3月現在で、約5600名の入院診療を行いました。また、国際認定ラクテーション・コンサルタント、臨床遺伝専門医、認定遺伝カウンセラー、NICU入院児支援コーディネーター、子ども・家族支援部門(医療ソーシャルワーカー、臨床心理士、児童精神科医)、療育チームなどと協力し、母乳育児や発達、養育環境の整備を入院中から支援しています。多摩総合医療センターで出生した健常新生児の管理も行っています。外来では発達のフォローアップ、感染流行期にRSウイルスに対するシナジス投与を行っています。

新生児科集合写真