橈骨遠位端骨折(手首の骨折)
- 保存療法(手術を行わない治療)の場合は、4から6週間のギプス固定を行います。近隣の医療機関にご紹介する場合があります。
- 手術の場合、最も多く行っている方法はプレート固定法です。
<手術の大まかな流れ>
- 外来受診(手術のご説明や検査など)
- 手術前日に入院
- 手術(全身麻酔や局所伝達麻酔)
- 翌日退院
- 外来を1〜2週間おきに受診
- 1〜2週間後から、手を使った軽作業を徐々に開始
2020年手術件数は、53件でした。
手術(プレート固定)
上腕骨近位端骨折(肩の骨折)
- 保存療法の場合は、三角巾などで固定し、1〜2週間後から運動療法を開始します。近隣の医療機関にご紹介する場合があります。
- 手術は、骨折の形に応じて、プレート固定法または髄内釘固定法を行っています。
<手術の大まかな流れ>
- 外来受診(手術のご説明や検査など)
- 手術前日に入院
- 手術(主に全身麻酔)
- 数日後に退院
- 外来を1〜2週間おきに受診
- 1〜2週間後から、手を使った軽作業を徐々に開始
2020年の手術件数は、32件でした。
脱臼骨折に対する手術 (プレート固定)
大腿骨頚部骨折、大腿骨転子部骨折(股関節の骨折)
- ご高齢の方がころんだときなどに発生します。治療が遅れると、歩行能力が低下し、寝たきり・肺炎・褥創などを併発する恐れがあるため、早期に手術を行って寝たきりを回避することが求められます。
<手術の大まかな流れ>
- 入院
- 内科的合併症の評価
- 手術(内科的合併症がない場合は受傷後2日以内に実施、全身麻酔または腰椎麻酔)
- 翌日以降:車いす乗車、状況に応じて起立・歩行練習を開始
- 当院の入院期間はおよそ2週間です。翌日受傷前の歩行能力が高い方は2週間程度でご自宅に退院して頂きますが、リハビリテーション病院へ転院されるかたも多くいらっしゃいます。
2020年の手術件数は、131件でした。
手術(人工骨頭置換術)
交通事故などによる高エネルギー外傷
- 救命救急センターや救急総合診療センターと連携して外傷患者さんを受け入れ、必要な手術は積極的に実施しています。
- 一度骨折をすると、完全に元通りに治るとは限りませんが、少しでも良く回復して頂けるように最善の治療を行います。
- 当院で行うべき治療は終了したもののご自宅に退院することが難しい場合は、リハビリ病院などへ転院して頂いております。新たな救急患者さんに対応するため、皆様のご協力をお願い致します。
足首の粉砕骨折の手術例