放射線科の特徴と強み

診療科の特徴と強み

  • CT装置として128列2検出器CTを有し、息止めや静止困難例、被ばく低減が必要な小児例、救急領域の広範囲血管撮影についても高速撮影による良好な画像が提供できるようになっています。また、2検出器CTの時間分解能を生かした冠動脈CT検査、検出器の管電圧差を用いた造影剤低減やヨードマップ(肺血流分布)などの特殊撮影を行っています。
  • MRI装置は、ダイナミック撮像、MRスペクトロスコピー、拡散テンソル画像など特殊撮像も可能です。また、造影剤を使用しないMR血管画像や灌流画像などの撮像も行っています。
  • 令和2年度に新しいマンモグラフィ装置を導入し、通常撮影に加え、断層像(トモシンセシス)が撮影できるようになり、乳房内腫瘤などの検出感度が改善されています。
  • 医用画像・診断レポートはデジタル保管し、院内各端末へ配信しています。地域連携として院外からの検査予約はネット回線を利用したオンライン診療予約システム「地域医療連携システムC@RNA Connect」(カルナ)も導入しており、円滑に予約、結果報告を行っています。
  • 放射線治療では平成24年から強度変調放射線治療(IMRT)を導入し、早い時期からより高精度な放射線治療を実施してきました。
  • 令和5年度実施件数は、CT11,799件、MRI4,069件、核医学検査692件、外照射放射線治療新患数181例(そのうち強度変調放射線治療(IMRT)88例)、前立腺癌小線源治療7例となっています。
  • 地域支援病院として近隣医療機関からの検査・画像診断及び放射線治療を担っており、地域医療連携を通じて、令和5年度は786件の画像診断・治療を実施しました。