病院の特色【地域医療連携】
地域医療支援病院として私たちは医療連携を推進します
南多摩地域の5市(八王子、町田、日野、多摩、稲城)を対象医療圏とする地域の医療機関と密接に連携し、高度かつ適切な医療を提供しています。
平成9年の医療法改正で、地域医療支援病院の制度が創設され、多摩南部地域病院は、平成10年9月に承認を受けました。
私たち地域医療支援病院の主な役割は、次のとおりです。
- 地域の医療機関と医療機能の分担を行い、更に密接な連携を図りながら患者さんの症状に応じた継続性、一貫性のあるより適切な医療を提供すること。
- 地域の医療機関(かかりつけ医)に対して医療、設備、情報などの面で支援を行うこと。
- 地域医療の向上と充実に貢献すること。
1. 地域医療機関からの紹介予約制
外来診療は、救急(二次救急・入院・治療を必要とする患者さん)の場合を除いて地域の医療機関からの紹介と予約が必要になります。患者さんはまず、かかりつけの診療所などで受診してください。かかりつけ医が、当院での受診が必要と判断した場合にご紹介くださいます。また、高額医療機器の共同利用も行っており、検査のみ必要な患者さんもご紹介いただいております。
2 地域医療機関のご案内
当院で引き続き診療を受ける必要のない状態に回復したときは、ご紹介元の医療機関でその後の診療を受けていただくことになります。なお、かかりつけ医がいない患者さんには、通院しやすい医療機関をご案内しております。
3. 共同診療
共同診療とは紹介医(連携医)が当院に来院し、当院の担当医と一緒に診療することです。紹介医は患者さんの治療内容等が詳しく把握できますので、患者さんは当院での治療が終了し、紹介元へ戻られた後でも一貫性・継続性のある医療が受けられます(入院患者さんへの共同診療については、健康保険制度により開放型病院共同指導科が算定され、自己負担が発生します)。
4. 地域医療機関関係者の研修
地域医療機関の方々の生涯学習の場として、症例検討会・講演会などを開催しています。
5. 連携推進体制
- 地域の医療機関からの紹介予約制を基本としております。
- 急性期医療を行っております。