ダビンチとは
ダビンチは、アメリカで開発された内視鏡手術支援ロボットです。執刀医がロボットアームと内視鏡カメラを遠隔操作して手術を行います。人間の手より大きい可動域を持つロボットアームを、自らの手を動かしているような感覚で操作し、より精緻な手術を行うことができます。
当院では、2023年7月に導入し、8月下旬に手術を開始しました。
ダビンチの特徴
身体への負担が少ない
数か所の小さな切開部から手術を行うため、出血量が少なく身体への負担が軽減されます。身体の負担が少なく術後の回復が早い、切開部が小さく傷跡が目立ちにくいなどのメリットもあります。
- 手術創(傷)が小さく、傷跡が目立ちにくい
- 出血量が少ない
- 入院期間が短い
- 合併症が少ない
- 回復が早い
精度の高い手術が可能
医師が高精細な3Dハイビジョンの画像を見ながら手術を行います。奥行きを感じて操作できるため、より正確かつ安全な手術が可能です。
操作精度、自由度が高い
医師が操作するロボットアームは関節構造で、人間の手より大きな可動域と手ぶれ補正機能を備えています。
医師からのメッセージ
外科
ダビンチの優れた技術や操作性は、患者様や医師にとっても大きなプラスの作用をもたらします。
当院ではダビンチプロジェクトチームを立ち上げ、地域へ今まで以上に安心・安全な医療を提供できるよう、職員一丸となって取り組んでまいります。
泌尿器科
多職種が協力し、導入から実働までこぎつけました。
泌尿器科では前立腺癌から始めて、腎癌その他手術も導入予定です。ロボット支援前立腺癌手術は、人間の手では困難な角度の操作が可能で、立体視による安全な操作が実現できます。また、通常の開放手術と比較し傷が小さく低侵襲で、出血量の減少、術後尿失禁や性機能などQOLの早期回復が見込めます。
広報物
医療機関向け
たまなん連携だより 101号 (2023年9月)
(PDF 1.5MB)
たまなん連携だより 102号 (2023年10月)(PDF 1.5MB)
たまなん連携だより 114号 (2023年10月)(PDF 772.5KB)