豊島病院看護部プログのページにようこそ!!
病棟や委員会などの紹介&活動の様子をお届けします。
【3B病棟】 平成25年11月
豊島病院緩和ケア病棟では、平成14年度から遺族会「たんぽぽの会」を開催しています。
亡くなられてから1年を経過したご遺族を対象に毎年30家族前後、約50名が参加されています。
会の内容は、6~8名のご遺族とスタッフ1~2名でひとつのグループを作り、自己紹介と今の思いや亡くなられたあとの気持ちの変化や入院中の思い出など、テーマはあえて設定せず、茶話会形式で70分ほど自由に語り合っています。グループの振り分けは、例えば、夫を亡くした妻のグループなど亡くされた対象が同じであることや背景なども考慮しスタッフで予め検討して行っています。
会に参加された遺族へのアンケート結果では、「自分自身の経験を他のひとに話せなかったので良い機会だった」など遺族同士で思いを共感できたことを8割以上のご遺族が感じています。このことから会への参加は故人の闘病生活を振り返り、遺族同士の関わりのあった医療スタッフと語り合うことが共感や癒し、励ましとなり、今後の生活への一助となっているといえます。また、医療スタッフも遺族会を通し、遺族の話を聴くことで看護の振り返りができ、臨死期の看護やご家族へのケア、死生観を学ぶことで、よりよい緩和ケアの実践を行うことができます。最後に名称の由来ですが、たんぽぽは、花が咲いてから2~3日経つと、花はしぼんで段々枯れたように変わり、茎も地面に倒れてしまいます。これは、花と茎を静かに休ませて種にたくさんの栄養を送っているのです。こうしてたんぽぽは種をどんどん太らせます。綿毛ができると、倒れていた茎がまた起き上がり、ぐんぐん伸びていきます。そして、元気よく飛べる、晴れた良い日を選んで綿毛は遠くまで飛んでいくのです。私たちもたんぽぽのように花を咲いて終わりではなく、ゆっくりと休んでから、また歩き出せばよいのではないでしょうか。そんな気持ちをこめて「たんぽぽの会」と名付けました。
【4A病棟】 平成25年7月
4A病棟は産婦人科病棟です。
産科では、毎日かわいい赤ちゃんの元気な泣き声が響いています。
母乳育児を推進しており、母乳で赤ちゃんがすくすくと育つようにサポートをしています。また、母乳育児相談外来があり、退院後も母乳育児を不安なく行えるよう支援しています。
【7B病棟】 平成25年3月
豊島病院は第二種感染症指定医療機関として、二類感染症や新型インフルエンザなどに対応する役割があります。3月13日(水) 東京空港検疫所 検疫感染症患者搬送訓練(高病原性を疑うインフルエンザ患者の搬送実働訓練)を実施しました。
感染管理認定看護師の指導の下、事前準備・訓練を積み重ね、当日に臨みました。
患者担当看護師、前室担当看護師とも、当初不安そうな表情をしていましたが、訓練開始と共に一気に表情が変わり緊張感と緊迫感を感じました。患者対応、バイタルサイン測定、採血、レントゲン撮影、食事の配膳・下膳をスムースに実施することができました。今回の訓練での課題を改善しながら、PPEを全員が確実に実施できるようにしていきます。
☆患者担当看護師☆
病院の外で待機しているとき、強風が吹き、周囲で待機する職員に危険が及ぶような場面を見ました。当日は晴れていましたが、台風など悪天候に備えた対応が必要だと感じました。
病室の中では採血やレントゲン撮影の介助、食事の配下膳をしましたが、想定したより患者に接触する回数が多く、手指衛生の回数がとても多くなりました。手袋の再装着に時間がかかり、処置全体に時間のロスが生じるので、予め手袋を多めに装着するなどして、工夫をしていこうと思います。
患者対応については、高熱の情報を得た段階で、アイスノンを用意しておく必要がありました。また、患者がお手洗いを我慢していたと聞きました。どんな時も患者の立場になり、落ち着いて対応することが大切だと感じました。
☆前室担当看護師☆今回は車椅子の搬送でしたが、ストレッチャーの場合は大変だと感じました。また、患者担当とともに感染患者にかかりっきりになってしまうため、夜勤帯や土・日はどうするのかと疑問に思いました。今回シナリオにはありませんでしたが、看護師長が病棟内で他患者へ協力を要請する放送を数回流しました。これにより、患者説明を効率的に行うことができました。
前室担当は窓口的役割も多く、PHSで連絡する機会が多くありました。PHSの取り扱い時に清潔・不潔が途中で分からなくなってしまうこともありました。各部屋にインターフォンのようなものがあればいいと思いました。今回の訓練で得た学びを病棟内で共有し、誰でも対応できるようにしていきたいと思います。
【ICU病棟】 平成25年3月
「ICU」とは、Intensive Care Unitの頭文字で、「集中治療室」のことです。
大きな手術の後や、心疾患、脳血管疾患、外科・脳外科の術後、その他の集中治療が必要な、急な発病による生命の危機状態に陥った患者さんに、昼夜を問わず、最良の医療と、心身両面の的確な看護を提供しています。
ICUでは心臓マッサージ、マスクを使用した人工換気、AED(体外式除細動器)の操作を伴う、一次救命処置の訓練を重ねています。万一患者さんの状態が急変した時に備え、迅速に救命が行えるように、個々の技術のレベルアップとチームワークの向上を心がけています。
ICUでは、患者さんの状態変化をいち早く発見して、回復への手助けを第一とした看護を提供し、患者さんとご家族に安心して治療やケアを受けていただけるように、常に研鑽しています!
【8A病棟】 平成25年3月
8A病棟は精神科28床・保護室4床の閉鎖病棟です。東京都の精神科救急体制の基幹的な役割を担っており、平成23年からは精神科スーパー救急病棟として、精神科三次救急の患者を受け入れています。急性期から社会復帰までの看護を実践し、臨床心理士と共にレクレーションやSST(生活技能訓練)に取り組んでいます。
【3A病棟】 平成25年1月
毎日手術があり、とても忙しいですが、患者さんとともに病気に立ち向い、悩みながら看護を行い、充実した毎日です。
本年度は5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)に取組み、病棟内がスッキリ片付き、安全なケアの提供につながっています。
看護師長の机周辺です。
この状態を維持することが課題!!です。
【5A病棟】 平成24年12月
【4B病棟】 平成24年10月
0歳から1歳の児を中心に、15歳未満までの児を対象とする小児病棟です。小児科だけでなく、耳鼻科・外科・整形外科・脳外科などの小児を受け入れています。
GCU室を併設し、低出生体重児や早産児の入院も受け入れています。
明るい雰囲気を大切に専属ナースが丁寧なケアを心がけています。
入院となり、母子分離された児や母親の心情を配慮した声かけやケアを心がけています。
病棟の標語をいつも大切にして業務をおこなっています。
「ど」…どんな時も笑顔でやさしく
「も」…モットーは事故なく無理せず安全に
アイデアいっぱい。子供と遊ぶのが大好きなボランティアさん♡
豊島病院は、現在6名の認定看護師が在籍しています。
認定分野は、①皮膚・排泄ケア(2名) ②がん性疼痛看護(1名) ③緩和ケア(1名)④感染管理(1名) ⑤乳がん看護(1名) の5分野です。
皮膚・排泄ケアの1名と、がん性疼痛、感染管理の3名は専従で、それ以外の3名は、それぞれ週1回の活動日を設け、専門分野についての院内全体に関わる活動を行っています。
病院主催の区民講座では、地域の方を対象とした講義も行っています。
【教育委員会】平成24年4月
大人数での研修はとっても賑やか!
最初の1週間は技術トレーニング研修(環境調整、ベッドメーキング、バイタルサイン測定、身体測定、感染管理、安全管理、点滴管理等)の他、AED研修も受講しました。
(皆、汗ダクダクでした ☆彡)
研修生は、初日の研修では緊張している様子でしたが、だんだんと表情もほぐれ、学びの多い研修になりました。
(体育会系の豊島病院教育委員会です・・・)
彼らが看護師として一人前に成長できるよう、今後も実りある研修作りに努めていきたい思います。