主な対象疾患
口腔外科
抜歯から腫瘍、嚢胞、外傷、炎症、顎変形症などの口腔外科手術全般、そして粘膜疾患、神経疾患、唾液腺疾患、顎関節症など全ての疾患を取り扱います。
- 抜歯に対して不安の強い方や骨性埋伏をしているなど手術侵襲が大きくなる抜歯に対して、静脈内鎮静法を用いて不安や手術中の負担を軽減して抜歯を行っています。
親知らずの抜歯について
親知らずの抜歯は、簡単に外来で抜歯できるものから、入院して全身麻酔での抜歯が必要なものまで、親知らずの病態により抜歯方法が異なります。また、患者さんの体の状態にも配慮しなければなりません。
当科では、通常の局所麻酔下での抜歯に加えて、静脈内鎮静法や全身麻酔下での抜歯も行っており、患者さんへの負担を軽減し安全な抜歯を行うようにしております。 - 小児における上顎正中過剰埋伏歯等の抜歯においては、短期入院全身麻酔下で行う体制も整えております。
- 初期の口腔がんの発見と早期治療に重点をおいています。白板症や紅板症などの前癌病変に対しても、悪性化する前に治療をするように努めています。
親知らずを含む抜歯や外来手術で来院される患者さんへ
親知らず(智歯)を含む抜歯や外来手術は、一度初診にて歯の状態と基礎疾患を含めた全身状態を診察させていただき、次回お約束を取って抜歯を含む外来手術を行なっていくことを原則としています。初診日に行える外来手術は緊急を要するものに限ります。
スペシャルニーズ歯科(障害者歯科)
歯科治療時に特別な配慮が必要で、障害などをお持ちの患者さんへの歯科治療を行っています。
- 知的障害、脳性マヒ、視聴覚障害
- 自閉症
- 強い嘔吐反射、著しい歯科治療恐怖症
特に、知的発達遅滞や脳性マヒなどを合併している方々には、日帰り全身麻酔による歯科治療も行なっております。
歯科的無呼吸防止装置外来
睡眠時無呼吸症候群であると医科医院もしくは病院で診断され、そこよりの紹介の元に(医科紹介状がなければ保険上作製は不可)歯科的無呼吸防止装置の作製が必要な方を対象としております。また、夜間睡眠中にイビキが激しかったり呼吸が停止していることを指摘されている方を当院の「いびき外来」へ紹介しています。
受診をご希望の方は歯科新患予約へお願いします。(担当医:市川)
受診をご希望の方は歯科新患予約へお願いします。(担当医:市川)
がま腫に対するOK432(ピシバビール®)を用いた治療
がま腫に対してOK432(ピシバビール®)を用いた治療を行っております。治療に際しては当院において診断し、手術療法とも比較検討した上で治療方針を決定していきます。
周術期口腔機能管理・周術期口腔ケア
当院で手術やがん治療などをされる患者さんに対して、治療を行う診療科からの依頼に応じて、周術期の口腔機能管理・口腔ケアを行っています。必要に応じて手術・治療前後はかかりつけ歯科または当院の連携歯科医院と共同で口腔機能管理・口腔ケアを行っております。