当院では麻酔科医師・産科医師による無痛分娩を原則「24時間365日」体制で行っています。
無痛分娩とは
分娩に伴う痛みを和らげる処置を行いながら出産することです。麻酔方法として硬膜外麻酔を用います。
お母さんと赤ちゃんの安全を第一に考え、麻酔科医が麻酔を担当し、産婦人科医と助産師が協力してお産に対応しています。
注目情報無痛分娩を担当する全助産師は、無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)カテゴリーD講習を修了しております。
注目情報当院は無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)登録施設です。掲載ページ(外部リンク)
注目情報無痛分娩は完全に痛みがなくなるわけではなく、痛みを和らげて分娩する方法ですので、「和痛分娩」とも呼んでいます。
費用
費用:10万円(分娩費用47万円~に追加となり、麻酔を開始した時点から発生します)
無痛分娩の方法
当院の無痛分娩は、以下の二通りの方法で行っています。
- オンデマンド(陣痛開始後に無痛分娩を行う方法)
特に初産婦さんの場合は、分娩に伴うリスクや帝王切開になる確率を低下できます。 - 計画分娩(日を決めて陣痛開始前に無痛分娩を行う方法)
都合の良い日を選べることと、陣痛誘発と同時に無痛分娩がスタートするので痛みを最小限に抑えられることがメリットです。
注目情報お産の進行が早い場合や、緊急手術や複数の無痛分娩が重なる場合など、状況によっては無痛分娩に速やかに対応できないことがあります。あらかじめご了承ください。
注目情報それぞれにメリット・デメリットがありますので、詳しくは産婦人科担当医にご相談ください。
無痛分娩に関するQ&A
- Q.無痛分娩を希望しているのですが、どうしたらよいですか?
- A.
≪当院通院中の方≫
妊婦健診のときに、無痛分娩を希望していることを医師または助産師(看護師)へお伝えください。
今後の流れをご説明させていただきます。
≪受診されたことがない方≫
初めに産婦人科を受診していただく必要があります。
他の病院で妊婦健診受診中の方は紹介状をご用意し、予約センター(03-5375-5489)までご連絡ください。
なお、当院にて和痛分娩を希望される方は「無痛分娩外来」と「無痛麻酔科外来」を受診していただく必要がありますので、お早めにお申し出ください。
- Q.他の病院で出産予定ですが、無痛分娩について話を聞くことが出来ますか?
- A.
申し訳ございません。当院での分娩を決めた方(当院にて分娩される方)を対象としており、説明のみでの受診はお断りしております。
これから病院を決める方に対しても、電話での詳細なご説明はしておりません。
- Q.なぜ「無痛分娩外来」と「無痛麻酔科外来」を受診しなければならないのですか?
- A.
「無痛分娩外来」と「無痛麻酔科外来」を受診していただく第一の目的は、無痛分娩に関する理解を深め、安心して分娩に望んでいただくことです。
さらに当院での無痛分娩方法の説明を受け、イメージされているものと実際のギャップを少なくしておくことも重要と考え、希望される方は全員受診していただきます。
- Q.計画分娩とは?
- A.
計画分娩とは、事前に予定日を決めて出産することをいいます。
予定日は医師と相談しながら決めていきます。
陣痛が始まってから麻酔を行う「オンデマンド」にも対応しております。
- Q.どのような麻酔方法ですか?
- A.
無痛分娩にて行う麻酔には、笑気ガスや吸入麻酔薬、陰部神経ブロックなどがありますが、当院では硬膜外麻酔にて行います。
詳しくは「無痛分娩外来」「無痛麻酔科外来」受診時にご説明いたします。
- Q.いきむことはできますか?
- A.
陣痛の痛みは少なくなりますが、ほとんどの方は張る感じはわかりますので、それに合わせていきめます。張る感じがあまりない時にはスタッフの指示に合わせれば大丈夫です。
- Q.費用について教えてください。
- A.
当院では無痛分娩の費用として、通常分娩の費用に加えて一律10万円をいただいております。
この中には「無痛分娩外来」「無痛麻酔科外来」の外来受診料、無痛分娩に使用する特殊な針や麻酔薬の料金も含まれております。麻酔を開始してから分娩までに長い時間かかった場合でも、超過料金はいただいておりません。
なお、分娩の前日までに中止のお申し出があれば無痛分娩費用10万円の請求はございません。