褥瘡対策チーム
褥瘡対策チームの活動
褥瘡の予防・治療については局所治療のみならず、栄養も含めた全身状態の管理が必要です。当院の入院患者さんの多くは、加齢に伴う皮膚の変化に加え、急性期で全身状態が不安定なため褥瘡が発生しやすい状態にあります。また、入院時から褥瘡を保有し、複数個所に褥瘡が発生している方も多い現状です。
褥瘡対策チームは、皮膚科医師、皮膚・排泄ケア認定看護師、褥瘡専任看護師、管理栄養士、薬剤師、の多職種が協働して活動しています。定期的にラウンドを行い、予防対策や褥瘡を保有している患者さんに対する具体的な治療方法を検討し、病棟に指導しています。
また、褥瘡治療だけではなく、適切な体圧分散寝具の選択やポジショニングの取り方、栄養状態や全身状態などを評価し、患者さんにとってより良い褥瘡の予防と早期治癒のため活動しています。また、褥瘡を保有したまま、ご自宅に退院、または転院をする患者さんに対してりやすいケア方法を検討し、退院調整看護師、MSW、訪問看護師などとも連携を図りより一層安心して過ごせるような体制を整えております。
2023年12月15日 最終更新