生理検査ってどんな検査?
心電図とは
心臓が拍動する時に生じる電気信号をキャッチし、心電計を通して波形として記録します。
脈の乱れ(不整脈)や胸の痛み、動悸などの症状の診断のために行う検査です。
また、手術を受ける前や、健康診断でも行われています。
短時間で多くの情報を得ることができ、痛みや体への影響もありません。
検査時間は5~10分くらいです。
呼吸機能検査とは
息を吸ったり吐いたりして、肺から出入りする空気の量や、息を吐く速度および肺内のガス濃度を測定することにより、肺の機能を調べる検査です。
呼吸器疾患の有無や治療効果の判定、手術前の肺機能の評価等を目的としています。
検査時間は20~60分くらいです。(測定項目によって異なります。)
脳波検査とは
脳が活動するときに出ている微弱な電気信号を、頭皮上から波形として記録する検査です。この波形から脳に関する病気の診断を行うとともに、治療効果の確認を行います。痛みはありません。リラックスした状態で検査をお受けください。
乳幼児や小児の検査の際はお薬(睡眠剤)を飲んでもらうことがあります。
検査時間は約1時間です。
超音波検査とは
人の耳では聞くことの出来ない周波数の高い音(20,000ヘルツ以上)を超音波といいます。
この超音波を体の外側から当てて、はね返ってきた反射波を映像化し、臓器の大きさや病態の有無を観察していきます。また、止まっているものだけでなく、動いているものや血液の流れなども観察することができます
(対象となる部位)
- 腹部超音波検査では、主に肝臓,胆のう、すい臓、脾臓、腎臓が対象です。
- 心臓超音波検査では、心臓が対象です。
- 体表超音波検査では、乳腺、甲状腺、頚部、体表面が対象です。
- 血管超音波検査では、首の左右にある頚動脈(血管)や足の動脈・静脈が対象です。
検査時間は約30分です。(部位によって異なります)
筋電図検査とは
電気マッサージのような電気刺激を与えて神経が痛んでいないかを調べる神経伝導速度検査、針を刺して筋肉が痛んでないかを調べる針筋電図検査があります。人により感じ方は様々ですが、多少の痛みを伴う検査です。針は採血の時の針よりも細いものを使用し、医師が検査を行います。
検査時間は1時間から1時間半です。(測定項目によって異なります。)
2023年1月10日 最終更新