新生児フォローアップ外来

NICU・GCUを退院した新生児を対象に、発育・発達のフォローアップをおこなっています。

出生体重1500g未満の極低出生体重児・超低出生体重児のお子さんについては、小学校3年生まで身体発育・精神運動発達をフォローアップしています。しかし、発育・発達上の問題は出生体重が1500gより大きい子ども達にも生ずる可能性があり、ご両親の不安や相談に対応できるような場としています。そのために、新生児科から退院した全ての児を対象に、発達・発育フォローアップについて墨東病院独自のプログラムを作成し、合併症や発育・発達上の問題点を早期に発見できるよう工夫しています。

貧血やくる病の治療と検査、頭部画像診断、脳波・聴力検査、眼底検査、神経発達症のスクリーニング、心理発達検査、低身長のスクリーニング検査等も行っています。

また、RSウィルスの流行期間にはシナジス^Rの投与を行っていますが、当院フォローアップ中の対象児ばかりではなく、他院からの依頼も受け付けています。

低体重で生まれたり、先天性疾患を持つ児を育てるご両親は、育児への不安や心配を相談できる場が少なく、孤立してしまいがちです。当院では、ご両親への育児支援を目的に『育自（児）サポートネットワーク』を組織し運営しています。

主な活動は、墨東病院NICUに入院されたお子さんとそのご家族を対象とした家族会（通称『おたまじゃくしの会』）の開催であり、同じ境遇をもつお子さんたちとそのご家族、医療スタッフが集まり、思いを話したり、分かち合える場を提供しています。

詳細につきましては、下記ホームページをご覧ください。
育自（児）サポートネットワーク（外部リンク）

（注）現在、新型コロナウイルス感染症の流行により、新生児科外来での定例会はオンラインで開催しています。

おたまじゃくしの会