胃がん検診のご案内
今年度も新たに始まりました。COVID19の影響も生活や診療への影響もようやく少なくなりましたね。COVID19流行時に検診を控えられていた患者さんも多いかと思います。
胃がん検診を当院では行っておりますが、皆様のお手元に2年に1度50歳以上の方に郵送される案内があります。こちらをご利用することで通常保険診療では3割負担で約5000円以上する費用が大田区では1500円で受けることができます。胃がん検診は地域ごとに行っているため大田区以外に在住されている方は残念ながら当院での検査ができないため、お住まいの地域で受けていただく必要があります。
胃がん検診を受ける際の注意事項としては、胃カメラを受けていただく際に通常当院では希望により鎮静剤を使用して検査を行うことができるのですが、胃がん検診では鎮静剤を使用することができません。また胃の病気で治療中の方や胃をすべて切除されている方も胃がん検診はできませんので予めご了承ください。
胃がんはピロリ菌が原因であることが分かってきたため、ピロリ菌の除菌や公衆衛生の向上により若年層ではピロリ有病率は低下傾向にあるため今後は低下していくと見込まれていますが、今現在の癌死亡率では低下傾向にはある中でもTop3に入っており軽視できない疾患です。
早期発見できるとより侵襲の少ない治療方法が選択できますので、もしお手元に案内がございましたら是非ご利用ください。