病院運営にとって人材は貴重な財産であり、医療の質や経営力の向上に寄与する良質な人材を確保・育成します。
1．医療の質と経営力の向上を実現するための組織・人事施策の推進
病院現場は、多種多様な国家資格や、それに準じた専門知識を有する多くの「人材」により支えられています。多様なプロ人材が、働きがいを感じ、チャレンジ意欲が湧いてくる環境を整備することで、各現場が、職員自身にとって自己実現の場となり、良質な医療を切れ目なく提供していく基盤ともなります。
今後、庁内関係部署等とも連携・調整しながら、職員の意欲と能力を最大限に引き出し、医療の質と経営力の向上に資する組織・人材施策を着実に展開します。
- 都立病院版人材育成活用方針（仮称）の策定
2．医療人材の確保・育成と専門性の発揮
「東京医師アカデミー」の充実
都立・公社病院の役割や東京の医療ニーズを踏まえた研修を充実し、東京の医療を担う高いレベルの専門医の育成を推進します。
「東京看護アカデミー」の充実
都民に質の高い医療を継続して提供するため、「東京看護アカデミー」による看護職員の資質向上を一層推進します。
医療人材の確保・育成と専門性の発揮
医師
キャリアアップ支援の充実を通じた医師の資質向上や人材確保につながる環境整備や、医師派遣による地域医療機関の医師の育成などを検討します。
看護職員
積極的な広報活動等により看護職員を安定的に確保するとともに、地域医療機関での専門研修の実施などにより地域医療人材の育成を支援します。
コメディカル職員
明確なキャリアプランに基づき、各職種の専門性を自ら高め、多職種チームの中心として活躍していくコメディカル職員の確保・育成や専門性の向上を図ります。
事務職員
患者サービスから病院の企画まで幅広いステージで活躍できる、病院経営の高い専門性を備えた事務職員の育成を図ります。
＜「東京医師アカデミー」地域貢献・政策的取組のイメージ＞
