東京都では、「365日24時間の安心」と「患者中心の医療」の実現を目指す「東京発医療改革」の核として、「都立病院改革」に取り組んできました。
このたび、病院経営本部では、医療環境の急激な変化に迅速かつ的確に対応し、安全安心の医療を求める都民の期待に応えるため、5年間の事業計画として「第二次都立病院改革実行プログラム」(平成20年度~平成24年度)を策定しました。
今後はこの計画に基づき、ハード面の整備を着実に進めるとともに、優秀な医療人材の確保・育成・活用、並びに患者サービス、満足度の向上になお一層の取組を行うなど、ソフト面にも重点を置いた「都立病院改革」をさらに推進していきます。
1 「第二次都立病院改革実行プログラム」の基本的な考え方
(1)計画策定の趣旨
医療をめぐる環境の変化やこれまでの成果を踏まえ、「都立病院改革」を次のステージへ推し進めていくための事業計画(計画期間 平成20年度から平成24年度までの5年間)
(2)急激に変貌する医療環境
勤務医不足の深刻化、都民の医療に対する意識の高まり、国の医療構造改革・診療報酬改定の動向など
(3)「第二次都立病院改革実行プログラム」の基本的な考え方
ハード面の整備を着実に進めるとともに、ソフト面にも重点を置いた「都立病院改革」へ
四つの視点」と「七つの戦略」に基づき、「都立病院改革」を推進
四つの視点
- 質の高い医療を提供する医療人材の育成
- 医療技術の進歩に対応した医療水準の向上
- 医療サービスの充実と患者満足度の向上
- 将来にわたり安定的に行政的医療を提供するための体制整備
七つの戦略
- 医療を担う人材の育成と資質の向上
- 医療の質の向上と患者サービスの充実強化
- 災害対策・感染症対策の強化
- 再編整備と医療機能の強化
- IT化推進と情報セキュリティ対策の強化
- 経営力の強化
- 都立病院の新たな経営形態の検討