眼科 - 診療内容

地域における眼科診療の中核施設として

白内障、緑内障、網膜剥離、糖尿病網膜症、ぶどう膜炎など、失明につながる重篤な疾患にも対応できる診療体制を整えております。都立病院という公的な医療機関の立場から、地域の皆さまに安全で標準的な医療を提供することが私たちの役割です。当科は、長年にわたって近隣のクリニックの先生方と医療連携を築き、地域における眼科診療の中核的な役割を担っております。
また、当院は紹介・予約制であり、高度専門医療を担う役割を持っております。病状が安定した患者様には、連携医を中心として近隣の施設に逆紹介を行っております。

手術実績(最近5年間の主な実績)

当科の特長として、眼科領域における豊富な外科治療の実績がある-すなわち、多くの手術を行っていることです。2020年度は新型コロナウイルス蔓延の影響により、これまで増加してきた当科の手術件数は減少しましたが、私たちの役割は変わりません。新型コロナウイルス感染の収束に伴い、近隣の先生方から引き続き多くのご紹介を頂いています。2021年度は、中央手術部において約1200件の手術が執刀されました。
通常の白内障手術はもちろんですが、網膜剥離、急性緑内障発作など、緊急手術が必要となる患者に関しても、医療連携室と協力し迅速に受け入れています。また、都内では限られた施設しか取り扱うことができない涙嚢鼻腔吻合術にも取り組んでいます。診療内容の詳細は、専門分野をご参照ください。

2017年度2018年度2019年度2020年度2021年度
白内障手術
(眼内レンズ縫着を含む)
155916941604897926
網膜硝子体手術170169247163108
緑内障手術1320541614
涙管チューブ挿入術10411713586108
涙嚢鼻腔吻合術37211578
眼瞼手術
(眼瞼下垂、内反症など)
66896771166

最新の医療情報・診療技術を取り入れ、合理的な診療を

科学は日々進歩しており、診療内容も時代の流れとともに急速に変化しています。
従って、標準的な医療を踏まえながら、最新の医療情報・技術の中で、特に眼科診療にインパクトが大きいと考えられるものに関しては積極的に取り入れ、合理的な医療を意識しています。
その最たるものが、非侵襲的に病変を描出できる画像解析装置や、ここ数年で飛躍的に安全性が改善した硝子体手術関連機器であり、当科でも導入しております。

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