皮膚腫瘍科 - 自費診療

  • CO2(炭酸ガス)レーザーについて

    <CO2(炭酸ガス)レーザーとは>

    ヘリウムや窒素を混合した炭酸ガスを媒質として光を増幅させる気体レーザーです。
    水分に吸収されやすい性質があり、水分を多く含む皮膚に照射することでレーザーのエネルギーが熱エネルギーに変換され水分が蒸発し切開・切除が可能となっています。

    CO2(炭酸ガス)レーザー

    <対象疾患>
    皮膚良性腫瘍全般
    例:母斑(ほくろ)、脂漏性角化症(老人性いぼ)、
    軟性線維腫(首のいぼ)、尋常性疣贅(ウイルス性のいぼ)、
    眼瞼黄色腫、稗粒腫など多数

    <こんな方におすすめ>
    ・気になっているほくろやいぼを取り除きたい
    ・目の周りや額、首のできものを取り除きたい
    ・傷跡が残りにくい治療がしたい

    <治療の特徴>
    メリット
    ・施術時間が短い:高エネルギーを短時間でピンポイントに照射することで容易に切除が可能なため短い時間で施術が可能です。
     患部の大きさにもよりますが、通常5‐10分程度で治療が完了します。
    ・出血がほとんどない:レーザーの熱凝固によって出血を最小限に抑えることができます。
    ・傷跡が小さく済む:患部のみに照射するため周囲の皮膚への影響はほとんどありません。
    ・傷跡が残りにくく治りが早い:レーザーは皮膚の深い所へはダメージを与えません。
    デメリット
    ・病理組織検査には提出不可:病変をレーザーで少しずつ破壊しながら切除するため、確定診断のための病理検査には提出できません。そのため、明らかに皮膚良性腫瘍である場合に適応となります。

    <治療の流れ>
    ①診察:レーザーで治療可能な病変か診断が必要なため、まずは医師の診察を受けていただきます。
    ②治療:レーザーで治療可能な病変と診断された場合、後日予約にて施術となります。病変部に局所麻酔を行ったのち、病変部にピンポイントに照射します。
    ③自宅での処置:施術後1週間程度は傷の保護、処置が必要になります。その後は自然とかさぶたが剥がれ傷が治ります。個人差がありますが、2-3か月で赤みや色素沈着は消えてきます。

    <リスク・注意点>
    ・個人差がありますが、長期に赤みや色素沈着が残る場合があります。
    ・内出血や痛み、腫れが出ることがあります。
    ・病変が大きく一度で取り切れない場合は数回にわけて行う可能性があります。

    <レーザー治療が受けられない方>
    ・妊娠中や授乳中の方
    ・病変部に湿疹、日焼けがある方

    <費用>
    1箇所 10,000円
    2箇所目以降 4,000円

    *CO2レーザーにご興味のある方、長年のほくろやいぼを取りたい方、まずは一度診察にお越しください!

    <問い合わせ先>
    東京都立駒込病院 皮膚腫瘍科 03-3823-2101
    受付時間:平日9:00-17:00