疾患ごとの診療実績

腫瘍内科の疾患ごとの診療実績です。

固形がん

胃がん、大腸がん、膵臓がん、胆道がんなどのほか、原発不明がんや胚細胞腫瘍といった希少がんも診療しています。多くの固形がんは完治が難しく、薬物療法の目的は『がんを持病として、現在の日常生活を少しでも長く維持してくこと』です。最近では免疫治療の進歩によって、固形がんでも長期間元気に過ごすことのできる患者さんも出てくるようになりました。

固形がんに対する治療も進歩しており、2023年から神経内分泌腫瘍に対して核医学治療(ルタテラ)を開始するなど、私たちはたくさんの治療選択を提示できるよう日々努力しています。

固形がん新患数
固形がん 疾患別割合

悪性リンパ腫

当院の特徴である血液腫瘍(国内がん登録数1位)診療においては、悪性リンパ腫でも全国トップレベルの診療を行っています。自家移植・同種移植に加えCAR-T細胞療法を2020年より導入しており、細胞免疫療法の中心施設として、駒込病院周辺の病院から遠方にある病院まで連携して治療にあたっています。当院は他の施設で治療困難と判断された再発・難治の患者さんを多く受け入れている悪性リンパ腫のセンター病院でもあり、次世代のCAR-T治療の治験治療や新薬の治験も行っています。

リンパ腫 新患数
CART療法件数

希少がん

2024年1月から希少がんセンターを開設しました。希少がんは10万人に6人以下と非常に少ないがんを指しますが、希少がんに含まれるがん種すべてを合計すると全がん種のおよそ2割を占めています。こうしたがんは治療法が確立されていないため、専門施設で治療を行う必要があります。私たちは既存の情報の中から最適治療を考え、ゲノム医療、治験などの選択肢を提案できるように努力しています。

外来化学療法

腫瘍内科での年間実施件数です。

腫瘍内科 外来化療件数