1.拠点病院で造血器腫瘍診療を経験できる
造血幹細胞移植推進拠点病院として、無菌室72床を含む83床で年間移植件数120件以上(2020年142件、2021年148件、2022年145件)の造血幹細胞移植を行っています。日本でも数少ないCAR-T細胞療法 (キムリア) の提供可能施設でもあり、腫瘍内科と連携して診療を行っています。新規薬剤の治験も豊富です。自施設にて次世代シークエンサーにより網羅的に遺伝子変異を解析し、患者毎に最適な治療を選択するがんゲノム医療を行っています。このように、造血器腫瘍の診断から標準抗がん剤治療、免疫・細胞治療、同種移植療法までを一貫して学ぶことができます。
当院は造血細胞移植学会や関東造血幹細胞移植共同研究グループ(KSGCT)にも加入し、若手医師中心に国立がん研究センターや虎の門病院などと合同の勉強会も定期的に行っており、他施設との交流や意見交換の機会も豊富にあります。
2.積極的にevidenceを発信する伝統
研究支援部門が充実しており、豊富な症例・臨床データ、次世代シークエンサーによる遺伝子変異データなどを用いた多くの臨床試験・研究が行われております。統計解析手法の取得や学会発表、論文執筆を丁寧に指導しております。毎年必ず血液学会総会、移植学会総会で1演題ずつ発表していただいております。さらに、研修中に米国血液学会(ASH)で発表し、国際誌にacceptされる論文を執筆していただいています (“当院シニアレジデントの業績参照(コンテンツは公開終了しました)“)。前方視的臨床試験の立案・実施や移植学会のworking groupに所属し施設を超えて活躍されている先生もいらっしゃいます。教科書や商業誌の執筆の機会も豊富にあります。
大学病院や他研究施設との共同研究も多く、その繋がりを活かして基礎研究に進まれる先生もいらっしゃいます。国内外問わず学会への参加費や学会費、書籍費などのサポート制度も充実しています。
3. 自由度の高い研修
当院は都立・公社病院を中心とした施設群からなる東京医師アカデミーに属しており、院内外問わず個々人のキャリアに沿った研修が行えます。血液専門医の取得に加えて、造血細胞移植認定医の資格取得に必要な要件も満たすことができます。将来的にがん治療認定医、がん薬物療法認定医や日本輸血・細胞治療学会認定医などの資格取得も目指せます。
4. 個人の希望に沿うキャリア支援
問い合わせ
シニアシニアレジデントに興味を持っていただけましたら、どちらのアドレスでも結構ですので下記の連絡先までお気軽に相談ください。
見学担当: km_kenshu[atmark]tmhp.jp
血液内科 土岐: noriko_doki[atmark]tmhp.jp
[atmark]を@に変えてお気軽に相談ください。