消化器内科の特徴
消化器内科では、咽頭、食道、胃、大腸、胆嚢、膵臓など、肝臓を除く消化器疾患のがんの診断と治療を診療の柱としています。がんを正確に診断し、ガイドラインに従い標準的治療をおこなうことを基本としながら、最新の治療を提供しています。
咽頭、食道、胃、大腸のがんは初期のものであれば、内視鏡で治療を行うことが可能ですが、進行した場合には外科的切除が必要になります。初期にとどまっているか否かを正確に診断することは治療方針を決定する上でとても重要です。私たちは正確な診断に基づいて、できる限り内視鏡的に切除するよう努力しています。胆嚢、膵臓のがんでは発見時に進行した状態であることも少なくありませんが、進行がんである場合には、最善の結果を得られるよう、外科、化学療法科、放射線科など、科を超えた臓器別の専門家が協力し、充分検討したのち病態に合わせ適切と考えられている治療を行っています。
がんの治療では選択枝がいくつかある場合もあり、メリット、デメリットを十分理解して治療法を選ぶ必要があります。患者様と情報を共有し、疑問な点はお答えするインフォームドコンセントを大切にし、患者様が納得できる医療を行うことを目標にしています。