松沢病院看護部

松沢病院看護の特色

 当院は、精神科救急・急性期医療、認知症医療、思春期・青年期医療、依存症医療をはじめ、身体合併症医療では、感染症医療、がん医療など、身体症状が複雑かつ重症化した患者に精神科看護を実践しています。

精神科看護には、こころの病気を持つ人に寄り添い、その人らしい生活を支えていくため、「こころとからだの両方が看られる」専門的な知識・技術が求められます。精神科看護師は、患者さんとの関わりを通して日常の看護実践に悩むこともありますし、精神科看護の理解が深まるほど、「自分自身と向き合うこと」にもなります。また、プライマリーナースが中心となり、患者さんの尊厳を守り、その人らしさを保ちながら安心して過ごせるように関わることや、入院中から患者さんの退院後の生活や地域の支援体制を把握し、「患者さんの生活を支えるために専門職としてできること」を考え、退院前訪問を実施しています。さらに、専門看護師や認定看護師は外来患者さんが、困りごとをいつでも相談できる外来看護相談“ふらっと”を開設し、救急外来や訪問看護師は、夜間・休日の電話相談などに対応することにより、24時間365日、切れ目のない看護を提供しています。