松沢病院看護部

人材育成

1.キャリアパスと資格取得支援体制

 都立病院機構の看護職員が、専門職として必要な知識・技術・態度の学びを積み重ねるために、「都立病院機構キャリアラダー」を設定し、新人からベテランまで一人ひとりの習熟段階に応じてキャリア発達を組織的に支援しています。卒後1年目から3年目までの看護職員対象の基礎コースを修了したあとは、主体的に質の高い看護サービスを提供し看護チームの発展に貢献できる看護師を育成するジェネラリストコースがあります。院内研修だけではなく、専門看護師、認定看護師の資格取得に向けた派遣研修等を行っています。スペシャリストコースは、認定看護師・専門看護師が継続的に研鑚を積み重ね、期待される役割の中で専門性を発揮し成果を出せるよう能力向上支援体制を整えています。

2.院内研修制度

 松沢病院看護部は、患者さんのその人らしさを大切にしながら、「こころ」と「からだ」の両面をケアできる看護師を育成するために、院内研修では、基礎コースからジェネラリストコースまで、精神科看護の専門知識・技術を学ぶ研修体制を整備しています。精神科看護の専門性の向上を目指し、基礎コースから患者と職員の安心と安全を守るための「包括的防止プログラム(CVPPP)」、「アンガーマネジメント」「対象理解」「コミュニケーションスキル」をはじめ、精神患者にも対応した地域包括ケアシステムを推進するために必要な、「「地域包括ケア」「認知行動療法」「SST」等の研修を実施し、精神科看護の質向上につながる充実した研修体制を整備しています。