お知らせ

小児治験・臨床研究啓発イベントのご案内(終了しました)

≪お薬を育てるちけんってなあに? ~ちっち・けんけんと一緒に学ぼう~≫

一般的にあまり知られていない子供向けの治験や臨床研究について、クイズでわかりやすく説明します。

今回も、臨床研究支援センターのキャラクター「ちっち」と「けんけん」が登場!皆さんと一緒に遊びながら学びます。
白衣の試着体験やパネルシアター、ガチャガチャもありますので、お子さまと一緒にぜひお越しください。

1 日時
令和5年8月25日(金曜日)10時00分から12時00分まで

2 会場
都立小児総合医療センター(東京都府中市武蔵台2-8-29)
外来2階「森のライブラリー」

3 対象
どなたでもご覧いただけます。事前予約等は不要です。

4 内容
詳細については添付のポスターでご確認ください

案内用ポスターはこちら(PDF)(PDF 1.3MB)

当院の名前で公開されている論文について

 当院の名前でオンライン公開されている下記の論文は、著者らは掲載承諾の一切の署名をしておらず、iMedPub社のPediatric Infectious Diseases誌が著者らの同意なく掲載したものです。著者らが投稿後、科学論文にあるべく査読者による修正の指摘が全くなく、ホームページに記載されていた掲載料の2倍の費用を要求されたため、ハゲタカ出版の疑いを持ち、投稿を取り下げました。国際電話やメールで執拗な掲載料、もしくは取り下げ料の請求がありましたが、取り下げ料が必要であることは、事前に知らされていませんでした。当院の名前で公表されている論文によって、新たな被害が出ないように、ここに経過を公表致します。

リンク
http://pediatric-infectious-disease.imedpub.com/pediatric-patellar-osteomyelitis.php?aid=21295(外部リンク)

Predatory journal alert: Unauthorized online publication of an article by iMedPub

An online article, which can be seen at the following link, was published by iMedPub without the consent of the authors, who are employed here at Tokyo Metropolitan Children’s Medical Center. After submitting their manuscript to “Pediatric Infectious Diseases,” the authors received absolutely no comments from any reviewer regarding their work. Instead, they were sent a bill for double the amount of the normal publication fee. The authors became concerned at this point that they might have become victims of a so-called predatory journal and withdrew their submission. In the days that followed, the authors were plagued by numerous international phone calls and e-mails demanding payment of the publication fee and/or cancellation fee which was not explained before the submission. We hope that by going public with this incident, we will help prevent our colleagues everywhere from also becoming victims of unscrupulous publishers.

Link to nonauthorized article:
http://pediatric-infectious-disease.imedpub.com/pediatric-patellar-osteomyelitis.php?aid=21295(外部リンク)

Further information regarding predatory journals:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4845443/(外部リンク)

東京圏国家戦略特区について

東京圏国家戦略特区における「保険外併用療養に関する特例」認定のお知らせ

2016年9月21日
院長 本田 雅敬

2016年9月9日に内閣府で開催された国家戦略特別区域諮問会議において、東京都立小児総合医療センターが、東京圏国家戦略特区における「保険外併用療養に関する特例対象医療機関」として認定されました。

この特区は「先進6か国(米、英、仏、独、加、豪)において承認済であって我が国では未承認又は適応外の医薬品等を用いる技術全てを対象として、保険外併用療養の特例を活用し、迅速に先進医療を提供できるようにする」ものです。また、実施する病院には臨床研究中核病院と同等な水準を有することが求められています。

小児の難病は種類が多く、それぞれの患者数は少ないため、適切な医薬品などの開発や提供は十分ではありません。実施が難しく経済的なメリットも少ないため、小児の治験は停滞しており、成人のみで治験を行った医薬品などを小児で適応外に使用している状態が多くみられます。

当院では、難病のお子さんを多数診療していますので、今後先進医療を行い、現在未承認や適応外の医薬品や医療機器についても適切に我が国で使用できるようにしていきたいと考えています。また市販後の状況も含めて、小児領域では、どのような治療が真に有効なのかを調べる研究も少なく、エビデンスを作るための臨床研究もより多く行っていくつもりです。これらの研究は、臨床研究支援センターが各診療科を援助しながら行っていきます。これらの活動は、当院だけではなく他の医療施設と連携しながら、難病の小児を救うために行っていく所存です。

皆様のご協力のほど、どうぞよろしくお願いします。