多発性骨髄腫、悪性リンパ腫などの患者さんに対して末梢血幹細胞移植を行っています。
抗がん剤投与後の骨髄抑制の時期に白血球を増加させるG-CSF製剤を投与し末梢血中に幹細胞が出現した時に、血液成分分離装置を用いて幹細胞採取を行い、専用クリーンベンチで無菌的に処理し、-80度専用冷凍庫に凍結保存します。
移植前処置(大量抗がん剤)を行った後に、十分量の造血幹細胞を解凍後輸注し早期の造血回復をはかります。輸注後は幹細胞が生着するまで無菌室内で過ごしていただきます。
抗がん剤の強度を上げ、造血に関する副作用を軽減し、治癒を目指す治療です。都内近隣では当院のみ行っています。