身体疾患の治療や検査で入院した際、急激な環境変化や身体的負担などが影響し、精神・心理面の不調をきたすことがあります。また入院以前から精神疾患を合併している方もいらっしゃいます。
精神科リエゾンチームは、身体医療と精神医療をつなぎ、患者さんへの包括的な医療提供をめざし、各診療科の医師や看護師と連携しながら、精神科専門医療を行っています。
活動内容
私たちは、このような患者さんへのサポート活動を行います。
- せん妄(※)、不眠、抑うつ、精神疾患を有する患者さん
- 身体疾患や薬剤の影響で精神症状をきたした患者さん
精神医学的評価や治療が必要だと担当医が判断した時
※せん妄とは、入院による環境変化や、身体的・心理的負担の増大によって生じる、一時的な脳の機能低下(意識の曇り)のことです。ぼんやりして集中できない、落ち着きがない、幻視等の症状が出現することがあります。
- チーム内カンファレンスと病棟回診を行うほか、必要な専門家(他チーム等)への橋渡しや、ケア方法について病棟スタッフと一緒に検討を行っています。
構成メンバー
- 精神科医師
- 看護師
- 公認心理師
当院に入院中の患者さんやご家族で、精神科リエゾンチームの診療をご希望の場合には、まず担当医や病棟看護師にご相談下さい