外国人患者対応の取組み
当院では、外国人患者向け医療コーディネーターや医療通訳等を配置するとともに、平成29年3月からJMIP(外国人患者受入れ医療機関認証制度)の認証を取得するなど、多くの外国人患者さんを受け入れるための体制整備を行っております。
JMIP
当院は、令和4年12月22日、23日の二日間にわたり、一般財団法人日本医療教育財団による「外国人患者受入れ医療機関認証制度(Japan Medical Service Accreditation for International Patients、通称JMIP)」の訪問調査を受審し、令和5年3月31日付で認証を取得しました。
平成29年3月15日に最初の認証(3年間)を取得しており、今回は3回目の認証になります。今回の認証により認証期間が令和8年3月30日まで更新されました。
本認証制度は、厚生労働省が平成23年度に実施した「外国人患者受入れ医療機関認証制度整備のための支援事業」を基盤に策定された認証制度で、多言語による診療案内や、異文化・宗教に配慮した対応など、外国人患者の円滑な受入れ体制を評価するものです。
広尾という地域の特性もあり、当院には日本語を第一言語としない方が多く来院します。そのような患者さんにも安心して受診していただけるよう、次のような様々な取組を行っています。
外国人対応マニュアルの作成
外国人患者への対応方法について記載したマニュアルを作成し、院内の各部門に配布、活用しています。
マニュアルの主な内容
- 文化、宗教、話し方など、対応する際の留意点
- 通訳が必要な場合の手順
- 通訳する際の留意点
- 禁忌、アレルギーなどの入院時の食事対応
- 外国人患者さんの対応記録方法
さらなる環境整備に向けて
語学研修、勉強会の実施
ネイティブスピーカーを講師に招いて、院内の職員を対象とした語学研修を実施し、実践的な英会話を学んでいます。
加えて、医療コーディネーターや院内通訳を講師として、実際の対応事例を題材とした勉強会も定期的に開催しています。
受入れに関しての定期的な検討
医療コーディネーター・通訳を中心メンバーに据え、外国人患者対応について情報共有し議論する場を設けています。
- 外国人患者の来院状況
- 対応事例の共有、議論
- 受入れ体制に係る課題の抽出及び改善策の検討
外国語対応
医療コーディーター、英語・中国語の通訳配置
くわしくはこちら(外国語医療コーディネーター・通訳)をご覧ください。
映像通訳サービスの導入
英語・中国語以外の言語にも対応できるよう、タブレット端末による翻訳サービスを導入しています。
くわしくはこちら(外国語医療コーディネーター・通訳)をご覧ください。
指差会話帳の活用
各病棟や検査部門などに英語の指差会話帳を置き、活用しています。
院内表示の外国語表記
主な院内案内図や各種設備の表示は、日本語と英語を併記しています。
- 立ち入り禁止区域
- 避難経路
- トイレのウォシュレット
- 病棟のコインランドリー
- ATM
文書での外国語対応
一部の手術、処置、検査の説明書や同意書については、英語や中国語に翻訳したものを用意しています。
お問い合わせ
外国人患者対応に係る医療機関からのお問い合わせは、下記担当で受け付けています。
担当 | 計画課計画グループ計画担当 電話番号 03-3444-1181(代表) |
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最終更新日:2023年6月27日