パルスフィールドアブレーション導入しました!
心房細動に対するカテーテルアブレーションでは「高周波エネルギー」または「冷凍」での心筋焼灼術が実施されてきました。これらはいずれも“熱エネルギー”を用いるため、心筋のみならず食道や神経、血管といった周辺組織へのダメージが起こりうる合併症リスクがありました。
一方、近年、“高電圧”を用いた非熱エネルギーでのアブレーション方法(パルスフィールドアブレーション:PFA Pulsed Field Ablation)が実施できるようになり当科でも導入しました。従来の方法と遜色のない有効性が証明されており、周辺組織への悪影響がなく、術時間が短いという特徴を有しています。
当科では最新のパルスフィールドアブレーションの治療デバイスを複数揃えており、患者さんの病状に応じた治療選択が可能です。
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当院の取組
循環器科と心臓血管外科の連携により、不整脈から虚血性心疾患まで心疾患全般に対応しています。
カテーテルアブレーションを中心とした不整脈治療は、都内でも有数の実績を有しています。また、日本で11番目にステントグラフト実施基準管理委員会に認定された実施施設(腹部・胸部)として、大動脈瘤へのステントグラフト術を積極的に実施するなど、高度で専門的な医療を提供しています。
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最終更新日:2022年3月28日