多摩広域基幹病院(仮称)・小児総合医療センター(仮称)のPFI事業による整備について

2004年09月10日

都立病院では、「都立病院改革」の一環として、都民の医療ニーズに適切に対応していくため、都立病院の再編整備に取り組んでいます。
この度、現府中病院を多摩地域の医療拠点となる「多摩広域基幹病院」(仮称)として、また、清瀬小児病院、八王子小児病院並びに梅ケ丘病院の3つの小児病院を移転統合し、「こころ」から「からだ」に至る高度・専門医療を提供する「小児総合医療センター」(仮称)として、PFI手法を取り入れ、新築していくこととしましたのでお知らせします。

1 建設及び運営について

建設にあたっては、民間の活力や資金を活用するPFI手法を取り入れます。病院施設の建設や維持管理、医療関連サービスなど、診療業務等を除く広範な業務について、民間の事業者から提案を受け、最適任と考えられる業者に委託することにより、効果的で効率的な運営を行い、サービスの向上を目指します。

16年度事業者募集
17年度事業者選定
18年度設計、工事着手
21年度末病院開設

2 病院の主な特徴

(1)多摩広域基幹病院

ア 入院:750床、外来:1日あたり1,500人程度

イ 主な特色

  • がん、難病、骨髄移植、心臓病医療等の高水準で専門的な医療に取り組む。
  • 患者の負担を軽減し、早期の社会復帰を促すため、日帰り手術室を整備する。

(2)小児総合医療センター

ア 入院:600床、外来:1日当たり 750人程度

イ 主な特色

  • 小児の救命救急に対応する小児ICUを設置する。
  • M-FICU(母体胎児集中治療室)9床、NICU(新生児集中治療室)24床を持つ総合周産期母子医療センターを整備する。
  • 患者や家族が安心して治療に専念できるよう支援を行う患者支援センター、成育相談室を設置する。

(3)両病院共通の特色

ア 小児から成人に至るまでの一貫した医療を提供することができる。
イ 救急アクセスの向上を図るため、本格的なヘリポートを設置するとともに、緊急車両の進入路の複数配置を行う。

※ 多摩広域基幹病院(仮称)及び小児総合医療センター(仮称)の整備内容の詳細については、報告書のページをご覧下さい。

多摩総合医療センター・小児総合医療センター 再編整備情報(公表資料)