第34回日本口腔内科学会、第37回日本口腔診断学会合同学術大会にて「大会長優秀一般口演賞」を受賞しました
令和6年11月
このたび、第34回日本口腔内科学会、第37回日本口腔診断学会合同学術大会において、当院の職員が「大会長優秀一般口演賞」を受賞しました。
受賞名・受賞者
大会長優秀一般口演賞:歯科口腔外科 池浦 一裕
発表内容
学会名
第34回日本口腔内科学会、第37回日本口腔診断学会 合同学術大会(外部リンク)
・期間:2024年9月27日(金)から29日(日)まで
・場所:長野県塩尻市 松本歯科大学 にて開催
タイトル
水蒸気検出装置を用いた口腔内水蒸気量の測定
研究概要
口腔乾燥症の客観的評価方法としては、唾液分泌量測定と口腔水分計が用いられていますが、これまで分泌唾液が作る口腔内環境を計測する方法はありませんでした。そこで、本研究では、株式会社日立製作所との共同研究により水蒸気検出装置を作製し、その装置を用いて口腔内水蒸気量を測定することで、口腔乾燥症における個人の乾燥度を客観的に数値化することが可能かどうかを検証しました。その結果、患者群と健常群の間で口腔内水蒸気量に有意な差が認められ、乾燥度の数値化に成功しました。
受賞にあたっての評価
口腔乾燥症の臨床において、新規のデバイス開発、臨床応用を目指した研究内容として高く評価され、製品化を目指して今後も取り組んで欲しいとのコメントをいただきました。