特定行為とは、手順書により看護師が専門的な知識や技術をもとに行う診療の補助です。タイムリーな対応と、治療・生活の両面から患者さんを支えケアを提供できます。当院は、厚生労働省「特定行為に係る看護師の研修制度」の協力施設です。また、特定行為研修を修了した看護師が下記特定の行為を実施していますのでご理解、ご協力をお願いします。
特定行為研修の実施
認定看護師など研修機関の入試に合格した看護師が、厚生労働省省令に基づき実習を行っています。特定行為研修課程の看護師は、指導医師とともに実習を行っています。
対象の患者さんには事前に説明を行い、患者さんの安全を確保するとともに、指導医師の助言や指導を受けて特定行為を行います。説明に同意した後でも、実習を拒否することができます。また、拒否したことを理由に治療及び看護上の不利益を被ることはありません。患者さんの個人情報に関しては、適切に管理いたします。
特定行為の実施
当院では、上記研修を修了した看護師(特定看護師)が特定行為を実施しています。
何卒、ご理解とご協力をお願いいたします。
ご意見、ご相談がある場合には、下記患者相談窓口をご利用ください。
当院で実施している特定行為は下記参照
患者相談窓口
当院をご利用いただく患者さん及びご家族のみなさまからの、治療や入院生活、医療安全などさまざまなご相談や意見を受け付けております。お気軽にご利用下さい。
相談日及び相談時間
■月曜日~金曜日 9:00~17:00
■土曜日 9:00~12:00
■場所 3号館2階 医事課受付「患者の声相談窓口」
特定行為内容
(2024年現在)
特定行為 | 内容 |
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中心静脈*へのカテーテル挿入 |
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中心静脈*カテーテルの抜去 |
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手術後に背中に挿入されたカテーテルからの鎮痛薬の投与 |
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点滴の調整 |
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床ずれなど傷の処置 |
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感染徴候がある時の薬剤調整 |
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*中心静脈とは、体内で最も太く血液量が多い血管です。この血管からカテーテルを挿入することで、より濃度の高い栄養輸液や、血管外へ漏れた場合に危険な薬剤を安全に投与することができるようになります。