腎センター

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当院では、腎臓内科・泌尿器科・移植外科の協力体制の下、「腎センター」として治療に取り組んでおります。

慢性腎臓病に対する、腎代替療法選択説明外来を行っています。ステージの早い段階から、血液透析、腹膜透析、腎移植についてのご説明を、認定看護師より丁寧に行い、患者さんご自身が将来的な生活設計のイメージをつかんでいただくことで、精神的な治療の導入がスムーズになることを期待しています。

治療導入のイメージ
治療導入のイメージ2

腎センターの特色

患者さんへのご説明に使用している物品

人工透析においては、前身である「都立大久保病院」で都立病院として初の外来維持透析をスタートして以来、都心における入院・外来の双方の透析が可能な公的病院として特徴的な役割を担っており、重症患者の受け入れも積極的に行っております。
透析療法以外の体外循環療法についても他科との連携を図りながら総合的な治療を行っております。

腎炎の治療では、IgA腎症について専門外来を設け、耳鼻科と連携して効果的な治療に取り組んでおります。
多発性嚢胞腎に対するバソプレシンV2受容体阻害薬を入院にて開始、放射線科との連携にてカテーテルによる嚢胞縮小術を行っています。

腎移植の術前・術後管理を、腎内科・移植外科の併診できめ細かくフォローを行っており、慢性腎臓病の早期から透析・腎移植までのすべてのstageにおける診療が可能となっております。
また、当院に産科はございませんが、腎臓病の患者さんの妊娠相談も受けております。

泌尿器科では体外衝撃波破砕術の専門外来による尿路結石疾患治療をはじめ、前立腺疾患(肥大症および癌)、尿路悪性腫瘍(腎、尿管、膀胱)の治療に取り組んでおります。

このように腎疾患から尿路系疾患を含めた総合的な診療体制を整えております。

腎センターの主な取り組み

  • IgA腎症
  • 腎生検
  • 多発性嚢胞腎
  • 血液透析導入
  • シャントオペ
  • 透析用カテーテル挿入術
  • 血液透析合併症
  • ICU透析
  • エンドトキシン吸着療法
  • 顆粒球吸着療法
  • 血漿交換療法
  • 腎移植

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