概要

大塚病院の概要をご紹介いたします。

名称

地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立大塚病院

所在地および代表連絡先

住所:東京都豊島区南大塚二丁目8番1号
電話番号:(03)3941-3211

開設者

地方独立行政法人 東京都立病院機構
開設 昭和4年6月1日

敷地・建物

敷地面積 18,664.12平方メートル
建築面積 8,254.03平方メートル/延べ面積 46,226.89平方メートル

  1. 本館:39,857.21平方メートル
    地下2階 地上7階建
    (ポンプ室16平方メートル及び駐車場監視ブース3.3平方メートルを含む)
  2. 外来別館:535.00平方メートル
    地上2階建
  3. 職務住宅:2,573.52平方メートル
    地上4階建 宿舎60室、仮眠室18室、保育室
  4. 倉庫:1,773.64平方メートル(地下1階)
  5. 地下駐車場:1,487.52平方メートル(地下1階)

診療規模

入院:413床(医療法許可病床数)
外来:950人

診療科目

  • 内科
  • 消化器内科
  • 腎臓内科
  • 糖尿病・内分泌代謝内科
  • 血液内科
  • 脳神経内科
  • 呼吸器内科
  • 循環器内科
  • 老年内科
  • 精神科
  • 小児科
  • 外科
  • 整形外科
  • 脳神経外科
  • 形成外科
  • 皮膚科
  • 泌尿器科
  • 産婦人科
  • 眼科
  • 耳鼻咽喉科
  • リハビリテーション科
  • リウマチ膠原病科
  • 診療放射線科
  • 口腔科
  • 麻酔科
  • 児童精神科
  • 女性総合外来
  • 救急診療科

病院機能評価認定

財団法人日本医療機能評価機構による「病院機能評価認定病院」となっております(平成10年度)
(注)平成31年1月に同機構より更新の認定評価を受けております。

外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP)の認証

財団法人日本医療教育財団によるJMIP認証を取得しています。

保険医療機関の指定等

指定施設(法令等に基づくもの)の指定状況

(1) 法令等に基づく指定施設の指定状況

  • 臨床研修指定病院(医師法第16条の2第1項)
  • 救急告示医療機関
  • 東京都指定二次救急医療機関(救急病院等を定める省令第1条・都要綱)
    (総合周産期母子医療センター、二次救急:休日全夜間)
  • 東京都災害拠点病院
  • 地域医療支援病院(医療法第4条)
  • 障害者総合支援法に基づく指定医療機関(精神通院医療、更生医療、育成医療)
     (障害者総合支援法第59条第1項)
  • 感染症法に基づく結核医療指定医療機関(結核一般医療のみ)
  • 被爆者援護法に基づく一般疾病医療機関(被爆者援護法第12条第1項)
  • 生活保護法に基づく指定医療機関(生活保護法第49条)
  • 母体保護法に基づく母体保護法指定医療機関
  • 難病医療費助成指定医療機関(難病の患者に対する医療等に関する法律第14条第1項)
  • 児童福祉法に基づく指定養育医療機関
  • 児童福祉法に基づく指定小児慢性特定疾病医療機関(児童福祉法第19条の9第1項)
  • 労災保険指定病院(労働者災害補償保険法施行規則第11条第1項)
  • 公災指定医療機関(地方公務員災害補償法施行規則第16条)
  • 公害医療指定医療機関(公害健康被害補償法第20条)
  • 特定疾患治療研究事業受託医療機関(都要綱)

施設基準届出状況一覧(令和6年6月1日現在)

基本料関係
  • 地域歯科診療支援病院歯科初診料
  • 歯科診療特別対応連携加算
  • 歯科外来医療安全対策加算2
  • 歯科外来診療感染対策加算4
  • 医療DX推進体制整備加算
  • 一般病棟入院基本料(急性期一般入院基本料1)
  • 臨床研修病院入院診療加算(基幹型)
  • 総合入院体制加算3
  • 救急医療管理加算
  • 超急性期脳卒中加算
  • 診療録管理体制加算2
  • 医師事務作業補助体制加算1(20対1補助体制加算)
  • 急性期看護補助体制加算(25対1補助体制加算・看護補助者5割以上・注2に規定する夜間100対1急性期看護補助体制加算)(注3に規定する夜間看護体制加算・注4に規定する看護補助体制充実加算)
  • 看護職員夜間配置加算(12対1配置加算1)
  • 療養環境加算
  • 重症者等療養環境特別加算
  • 無菌治療室管理加算2
  • 緩和ケア診療加算
  • (緩和ケア診療加算)個別栄養食事管理加算
  • 精神科リエゾンチーム加算
  • 栄養サポートチーム加算
  • 医療安全対策加算1
  • 医療安全対策地域連携加算1
  • 感染対策向上加算1
  • 感染対策向上加算(指導強化加算)
  • 患者サポート体制充実加算
  • 重症患者初期支援充実加算
  • 褥瘡ハイリスク患者ケア加算
  • ハイリスク妊娠管理加算
  • ハイリスク分娩等管理加算(ハイリスク分娩管理加算)
  • 術後疼痛管理チーム加算
  • 後発医薬品使用体制加算1
  • 病棟薬剤業務実施加算1・2
  • データ提出加算2
  • 入退院支援加算1・3
  • 入退院支援加算(入院時支援加算)

  • 入退院支援加算(総合機能評価加算)
  • 認知症ケア加算1
  • せん妄ハイリスク患者ケア加算
  • 精神疾患診療体制加算
  • 地域医療体制確保加算
  • 地域歯科診療支援病院入院加算
  • 特定集中治療室管理料5
  • 総合周産期特定集中治療室管理料(母体・胎児集中治療室管理料)
  • 総合周産期特定集中治療室管理料(新生児集中治療室管理料)
  • 新生児治療回復室入院医療管理料
  • 小児入院医療管理料2
  • 短期滞在手術等基本料1
  • 看護職員処遇改善評価料
医学管理・薬剤・検査・放射線治療・リハビリ関係
  • がん性疼痛緩和指導管理料
  • がん患者指導管理料イ・ロ・ハ・ニ
  • 外来緩和ケア管理料
  • 糖尿病透析予防指導管理料
  • 小児運動器疾患指導管理料
  • 乳腺炎重症化予防ケア・指導料
  • 婦人科特定疾患治療管理料
  • 二次性骨折予防継続管理料1・3
  • 下肢創傷処置管理料
  • 地域連携小児夜間・休日診療料2
  • 院内トリアージ実施料
  • 夜間休日救急搬送医学管理料
  • 夜間休日救急搬送医学管理料(救急搬送看護体制加算1)
  • 外来腫瘍化学療法診療料1
  • 外来腫瘍化学療法診療料(連携充実加算)
  • ニコチン依存症管理料
  • ハイリスク妊産婦連携指導料1・2
  • がん治療連携計画策定料
  • 肝炎インターフェロン治療計画料
  • 薬剤管理指導料
  • 医療機器安全管理料1・2
  • 歯科治療時医療管理料
  • 在宅患者訪問看護・指導料及び同一建物居住者訪問看護・指導料
  • 持続血糖測定器加算
  • 遺伝学的検査
  • BRCA1/2遺伝子検査
  • 先天性代謝異常症検査
  • HPV核酸検出及びHPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)
  • 検体検査管理加算(Ⅰ)・(Ⅳ)
  • 超音波検査(胎児心エコー法)
  • ヘッドアップティルト試験
  • 脳波検査判断料1
  • 神経学的検査
  • 補聴器適合検査
  • 黄斑局所網膜電図
  • ロービジョン検査判断料
  • 小児食物アレルギー負荷検査
  • 精密触覚機能検査
  • 画像診断管理加算1・2
  • CT撮影及びMRI撮影
  • 冠動脈CT撮影加算
  • 心臓MRI撮影加算
  • 乳房MRI撮影加算
  • 小児鎮静下MRI撮影加算
  • 抗悪性腫瘍剤処方管理加算
  • 外来化学療法加算1
  • 無菌製剤処理料
  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • がん患者リハビリテーション料
  • 歯科口腔リハビリテーション料2
  • 児童思春期精神科専門管理加算
  • 認知療法・認知行動療法1
  • 精神科ショート・ケア(小規模なもの)
処置・手術関係
  • 静脈圧迫処置(慢性静脈不全に対するもの)
  • エタノールの局所注入(甲状腺)
  • 人工腎臓(慢性維持透析を行った場合1)
  • 人工腎臓(導入期加算1)
  • 組織拡張器による再建手術(乳房(再建手術)の場合)
  • 緊急整復固定加算及び緊急挿入加算
  • 椎間板内酵素注入療法
  • 頭蓋骨形成手術(骨移植を伴うもの)
  • 脊髄刺激装置植込術及び脊髄刺激装置交換術
  • 緑内障手術(流出路再建術(眼内法)及び(水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術))
  • 緑内障手術(濾過胞再建術(needle 法))
  • 上顎骨形成術(骨移動を伴う場合)及び下顎骨形成術(骨移動を伴う場合)
  • ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後)
  • ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術
  • 大動脈バルーンパンピング法(IABP法)
  • 腹腔鏡下肝切除術
  • 腹腔鏡下膵腫瘍摘出術及び腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術
  • 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術
  • 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術
  • 膀胱水圧拡張術及びハンナ型間質性膀胱炎手術(経尿道)
  • 腹腔鏡下小切開膀胱腫瘍摘出術
  • 腹腔鏡下膀胱悪性腫瘍手術
  • 腹腔鏡下小切開前立腺悪性腫瘍手術
  • 医科点数表第2章第10部手術の通則5及び6に掲げる手術
  • 医科点数表第2章第10部手術の通則の19に掲げる手術(遺伝性乳癌卵巣癌症候群患者に対する乳癌切除術)
  • 医科点数表第2章第10部手術の通則の19に掲げる手術(遺伝性乳癌卵巣癌症候群患者に対する子宮附属器腫瘍摘出術)
  • 医科点数表第2章第10部手術の通則の16に掲げる手術(胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。))
  • 輸血管理料(Ⅰ)
  • 輸血適正使用加算
  • 人工肛門・人工膀胱造設術前処置加算
  • 胃瘻造設時嚥下機能評価加算
  • 麻酔管理料(Ⅰ)・(Ⅱ)
  • 放射線治療管理料(放射線治療専任加算)
  • 放射線治療管理料(外来放射線治療加算)
  • 病理診断管理加算2
  • 悪性腫瘍病理組織標本加算
  • クラウン・ブリッジ維持管理料
  • 外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)
  • 歯科外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)
  • 入院ベースアップ評価料
  • ストーマ合併症加算
食事関係
  • 入院時食事療養費(Ⅰ)
  • 特別食加算
  • 食堂加算
  • 外来栄誉食事指導料注2・3

詳細はこちら(PDF 1.5MB)

手術にかかる施設基準

当院では、令和5年1月から令和5年12月までの間、以下に掲げる手術について実施しました。

    • 区分1に分類される手術
 手術名手術の件数
頭蓋内腫瘤摘出術等8件
黄斑下手術等6件
鼓室形成手術等4件
肺悪性腫瘍手術等0件
経皮的カテーテル心筋焼灼術等     0件
      • 区分2に分類される手術
     手術名        手術の件数
    靭帯断裂形成手術等 6件
    水頭症手術等14件
    鼻副鼻腔悪性腫瘍手術等0件
    尿道形成手術等36件
    角膜移植術0件
    肝切除術等2件
    子宮附属器悪性腫瘍手術等        0件
        • 区分3に分類される手術
       手術名手術の件数
      上顎骨形成術等38件
      上顎骨悪性腫瘍手術等3件
      バセドウ甲状腺全摘(亜全摘)術(両葉)0件
      母指化手術等0件
      内反足手術等0件
      食道切除再建術等2件
      同種死体腎移植術等0件
          • 区分4に分類される手術の件数
        手術名手術の件数
        胸腔鏡及び腹腔鏡を用いる手術        380件

          • その他の区分に分類される手術
        手術名手術の件数      
        人工関節置換術174件
        乳児外科施設基準対象手術0件
        ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術10件
        冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないものを含む)及び体外循環を要する手術0件
        経皮的冠動脈形成術
        (注)内訳は詳細をご覧ください。
        1件
        経皮的冠動脈粥腫切除術0件
        経皮的冠動脈ステント留置術
        (注)内訳は詳細をご覧ください。
        5件

        詳細はこちら(PDF 111.4KB)

        主要備品整備状況

        配置先と品名

        診療放射線科
        • 放射線情報システム
        • X線TV装置(2台)
        • X線撮影装置(4台)
        • デジタルラジオグラフィ
        • CTスキャナー(2台)
        • 血管連続撮影装置
        • シンチレーションカメラ(2台)
        • 放射線照射治療装置
        • 治療計画用CT装置
        • MRI装置(2台)
        • 骨密度測定装置
        • 乳房X線撮影装置
        • 医用画像情報システム
        • 骨塩定量測定装置
        • RI検査装置
        • 3D画像処理装置
        検査科
        • 検査実施システム
        • 生理検査システム
        • 自動血球計算装置(2台)
        • 自動血液凝固装置(2台)
        • 生化学自動分析装置(3台)
        • 自動酵素免疫測定装置(2台)
        • 自動血液培養装置
        • 緊急検査迅速処理システム
        • 病理標本作成装置
        • 血液製剤照射装置
        • 超音波診断装置(5台)
        • 肺機能測定装置
        • 脳波計(2台)
        • 採血患者案内・採血管準備装置
        内視鏡室
        • 内視鏡画像情報システム
        • 超音波内視鏡装置
        NICU
        • NICU部門患者情報システム
        • 超音波診断装置
        • 広画角デジタルカメラ眼撮影装置
        MFICU
        • 超音波診断装置
        ICU
        • ICU部門患者情報システム
        手術室
        • 手術部門患者情報システム
        • 手術用顕微鏡
        • 全身麻酔器(7台)
        • レーザーメス
        • 超音波白内障手術装置
        • レーザー治療器
        中央滅菌材料室
        • ウォッシャーディスインフェクター
        • オートクレーブ(4台)
        透析室
        • 人工透析装置
        薬剤科
        • 自動注射薬払出システム
        • 調剤支援システム
        • 自動分包器
        • 投薬待番号表示装置
        医事課
        • 自動精算機(3台)
        • カルテ管理システム
        眼科
        • レーザー光凝固装置
        泌尿器科
        • 尿路機能検査装置
        • 体外衝撃波結石破砕装置
        電話交換室
        • 自動電話交換器

        専門医(認定医)教育認定病院等の学会認定状況

        • 日本神経学会専門医教育施設
        • 日本循環器学会認定循環器専門医研修施設
        • 日本透析学会専門医制度教育関連施設
        • 日本腎臓学会研修施設
        • 日本糖尿病学会認定教育施設
        • 日本老年医学会認定施設
        • 日本小児科専門医研修支援病院
        • 日本周産期・新生児医学会専門医制度基幹研修施設
        • 日本外科学会外科専門医制度修練施設
        • 日本消化器病学会専門医認定施設
        • 日本呼吸器外科学会専門医研修連携施設
        • 日本消化器外科学会専門医修練施設
        • 日本呼吸器内視鏡学会認定医制度認定施設
        • 日本乳癌学会認定医・専門医制度関連施設
        • 日本消化器内視鏡学会指導施設
        • 日本がん治療認定医機構認定研修施設
        • 日本整形外科学会専門医制度研修施設
        • 日本リハビリテーション医学会研修施設
        • 日本リウマチ学会教育施設
        • 日本形成外科学会認定医研修認定施設
        • 日本皮膚科学会認定研修施設
        • 日本泌尿器科学会専門医教育施設
        • 日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設
        • 日本眼科学会専門医制度研修施設
        • 日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設
        • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医研修施設
        • 日本麻酔科学会麻酔科認定施設
        • 日本ペインクリニック学会認定施設
        • 日本医学放射線学会認定専門医修練機関
        • 日本核医学会専門医教育施設
        • 日本輸血細胞治療学会I&A認定施設
        • 日本静脈経腸栄養学会NST稼働施設
        • 日本栄養療法推進協議会NST稼働施設
        • 日本臨床細胞学会施設
        • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会認定施設
        • 日本血液学会研修施設
        • 日本消化管学会胃腸科指導施設
        • 日本小児外科学会教育関連施設
        • 日本口腔外科学会認定医制度研修施設
        • 日本臨床栄養代謝学会NST稼働施設
        • 日本認知症学会専門医教育施設
        • 日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会専門医制度認定施設
        • 日本精神神経学会精神科専門医制度研修施設
        • 日本アレルギー学会アレルギー専門医教育研修施設(小児科)
        • 日本アレルギー学会アレルギー専門医教育研修施設(皮膚科)
        • 日本大腸肛門病学会認定施設

        患者権利章典 

        都立大塚病院患者権利章典 ~患者さんの権利と責務~

        患者さんは、人間としての尊厳を有しながら医療を受ける権利を持っています。また、医療は、患者さんと医療提供者とが対等な立場で互いの信頼関係に基づき、協働してつくり上げていくものであり、患者さんに主体的に参加していただくことが必要です。
        都立病院は、「大都市東京を医療で支える」という理念の下、患者中心の医療を実践するため、ここに新たな「患者権利章典」を制定します。

         (患者さんの権利)

        1 誰でも、どのような病気にかかった場合でも、良質な医療を公平に受ける権利があります。

        患者さんは、誰でもいかなる種類の差別も受けることなく、適切な医学水準に基づいた安全かつ効果的な医療を受ける権利を持っています。都立病院の職員は、この権利を尊重し、患者さんに対して常に公平であるとともに、適切で安全な医療の提供や医療の質の向上を目指して知識・技術の研さんに努めていきます。

        2 誰もが、一人の人間として、その人格、価値観などが尊重され、医療提供者との相互の協力関係の下で医療を受ける権利があります。

        患者さんは、治療や検査などを受けるとき、一人ひとりが独立した人間として尊重されます。都立病院の職員は、患者さんの人格、価値観などを尊重し、両者が互いに協力し合いながらより良い医療をつくり上げていくように努めていきます。
        また、患者さんの家族等の範囲についても、法的な親族関係に限らず、患者さん本人が信頼する方を決めていただくことで、患者さんの意思を尊重します。

        3 自分の病気、検査や治療の内容などについて、理解しやすい言葉で説明を受ける権利があります。

        医療に関する説明や情報の提供は、医療提供者側からの一方的なものであってはなりません。医療提供者は、患者さんからの質問や疑問に対して理解しやすい言葉や方法によって十分に説明や情報提供を行うとともに、患者中心の立場で両者の密接なコミュニケーションを大切にし、患者さんの理解を助け、納得を得ることが必要です。
        都立病院の職員は、患者さんと対話し、共に考えながら、患者さんの理解を助け、患者さんが納得を得られるように努めていきます。

        4 十分な説明と情報提供を受けたうえで、医師等と共に考えながら、治療方法などを自らの意思で選択する権利があります。他の医師の意見(セカンド・オピニオン)を聞きたいという希望も尊重されます。

        患者さんは、自らが受ける治療や検査などの内容について、その目的や方法、効果や副作用等に関して十分な説明を受け、これに基づきその医療を受けるかどうか判断する権利があります。また、患者さんの同意なしにこれらの医療が行われることはなく、不利益を受けることなしに拒否することができます。
        都立病院の職員は、単に医療情報を提供するだけでなく、常に患者さんの意向を尊重しつつ、医学的根拠に基づく最適な医療を提供できるように、多職種で連携し、患者さんと共に考え、患者さんの意思決定を支援していきます。
        患者さんは、納得して治療を受けられるように、他の医療機関の医師に意見(セカンド・オピニオン)を聞くこともできます。

        5 自分の診療情報の開示を求める権利があります。

        患者さんは、自らの診療情報の開示を求めることができます。しかし、単に記録された情報を見ただけでは、その内容を正確に理解し、把握することが困難な場合があります。そのため、この権利は、診療情報の開示だけでなく、その内容の要約や説明を受ける権利も含んでいます。都立病院ではこの権利を実効あるものとするために、診療記録の作成に当たっては、常に客観性を考え、適切な記録を行うように努めていきます。

        6 診療の過程で得られた個人情報が守られ、病院内での私的な生活を可能な限り他人にさらされず、乱されない権利があります。

        病気にかかわる患者さんの私的な情報が取り扱われ、特別な環境のもとで私的な生活が営まれる病院という場所であるからこそ、患者さんのプライバシーは十分に配慮されなければなりません。都立病院では、病院がこのような性格を持つ施設であることを十分認識し、個人情報の取扱いに厳正を期すとともに、私生活をみだりにさらされず、乱されないという患者さんのプライバシーの権利を最大限尊重します。

        7 研究途上にある医療に関し、目的や危険性などについて十分な情報提供を受けたうえで、その医療を受けるかどうかを決める権利と、何らの不利益を受けることなくいつでもその医療を拒否する権利があります。

        薬の治験(新たな薬の認可を受けるために患者さんを対象に行う臨床試験)や、研究途上にある医療について、患者さんは、その目的、危険性などに関し十分な情報提供を受け、その医療を受けるかどうかを判断する権利があります。
        また、これらの医療は、患者さんの同意なしに行われることはなく、たとえ同意しても何らの不利益を受けることなくいつでも拒否することができます。
        都立病院では、関係法令、倫理指針等に基づく適正な手続を踏まえた上で、これらの医療を実施していきます。

         8 病状や治療状況などに応じて適切な医療機関で継続して医療を受ける権利があります。

         都立病院は、都の医療政策として求められる行政的医療、高度・専門的な医療を提供するとともに、患者さんが必要な医療を適切な医療機関で受けられるように地域の医療機関と連携しています。そのため、病状や治療状況などに応じて、適切な医療機関への返送・逆紹介もしくは紹介を行っています。これにより、患者さんは最適な医療を継続して受けることができ、それぞれの医療機関はその本来の役割、機能を発揮することができるようになります。

         (患者さんの責務)

        9 良質な医療を実現するためには、医療提供者に対し、患者さん自身の健康に関する情報をできるだけ正確に伝えるなど、診療に協力する責務があります。

        医療提供者が患者さんの状態や治療等について的確な判断を行っていくために、家族歴、既往歴、アレルギーの有無など、患者さん自身の健康に関する情報をできるだけ正確に医療提供者に伝えてくださるようにお願いします。

         10 納得できる医療を受けるために、説明を受けてもよく理解できなかったことについて、十分理解できるまで質問する責務があります。

        治療等に関し、患者さんが十分な説明や情報提供を受け、納得のいく医療を受けていただくために、また  治療法等を自分の意思で選択していただくためにも、分からないことがあれば何度でも医療提供者に質問してくださるようにお願いします。
        都立病院の職員は、患者さんからの質問に誠意をもってお答えするように努めていきます。

        11 すべての患者さんが互いに快適な療養生活を送るために、患者さんには、暴言・暴力や他の患者さん・職員の迷惑となるような行為を慎み、病院の医療提供に支障を与えないよう、定められた規則を守る責務があります。

         病院では、お互いに快適な療養生活を送るために、普段の生活にはない制約を受けることもあります。このことを十分ご理解いただき、定められた規則を守ってくださるようにお願いします。
        他の患者さんや病院の職員に対する暴言・暴力やハラスメントなどの迷惑行為が確認され、職員の指示に従っていただけない場合は、厳正に対応します。

        12 受けた医療に対して、医療費を支払う責務があります。

        病院が安定的に医療を提供していくために、医療費の支払請求を受けたときは、所定の期日までにお支払いください。
        医療費のお支払いについてご相談のある方は、病院職員にお声掛けください。

         (患者さんへのお願い)

        13 都立病院は継続的かつ安定的に質の高い医療サービスを提供していくため、全ての職員が働きやすい病院づくりを進めるとともに、チーム医療の推進を図っています。患者さんのご理解とご協力をお願いします。

        都立病院は、育児・介護中の職員や障害のある職員など、全ての職員がいきいきと働ける病院を目指しています。
        また、各々の高い専門性を前提に、職員が連携して患者さんの治療に当たるチーム医療を実践しています。このため、様々な職種の職員が治療や説明などを行うことがあります。
        なお、働き方改革の実現のため、医師等による病状説明などは、原則として勤務時間内に行いますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

                                                                                令和6年5月15日制定

        都立大塚病院患者権利章典(全文)(PDF 392.1KB)

        1. 都立大塚病院患者権利章典(抜粋)(PDF 166.2KB)

        あなたは、いつでもひとりの人間(にんげん)として大切(たいせつ)にされ、あなたの成長(せいちょう)や発達(はったつ)のこと(大人(おとな)へと育(そだ)っていくこと)をどのようなときにも一番(いちばん)に考(かんが)えた医療(いりょう)(病気(びょうき)を治(なお)してもらうこと)を受(う)けることができます。

        病気(びょうき)を治(なお)すためには、あなたとあなたのご家族(かぞく)や病院(びょういん)の医師(いし)、看護師(かんごし)たちが、おたがいに力(ちから)を合(あ)わせていくことが大切(たいせつ)です。

        都立(とりつ)病院(びょういん)は、このような考(かんが)え方(かた)でつくった「子(こ)ども患者(かんじゃ)権利(けんり)章典(しょうてん)」(あなたのために、病院(びょういん)の人(ひと)やあなたのご家族(かぞく)、そしてあなた自身(じしん)も守(まも)らなければならない決(き)まりごと)を守(まも)って、あなたを助(たす)けていきます。

        1. 1.あなたは、どのような病気(びょうき)にかかったときでも、ほかの人(ひと)と同(おな)じようによい医療(いりょう)を受(う)けることができます。
        2. 2.あなたは、どのようなときでも、ひとりの人間(にんげん)として大切(たいせつ)にされ、病院(びょういん)の人(ひと)たちやご家族(かぞく)と力(ちから)を合(あ)わせながら医療(いりょう)を受(う)けることができます。
        3. 3.あなたは、病気(びょうき)のことや病気(びょうき)を治(なお)していく方法(ほうほう)を、あなたがわかることばや絵(え)などを使(つか)って、病院(びょういん)の人(ひと)に教(おし)えてもらうことができます。
        4. 4.あなたは、病気(びょうき)のことや病気(びょうき)を治(なお)す方法(ほうほう)について、十分(じゅうぶん)な説明(せつめい)を受(う)けたうえで、自分(じぶん)の考(かんが)えや気持(きも)ちを病院(びょういん)の人(ひと)やご家族(かぞく)に伝(つた)えることができます。
        5. 5.あなたは、わからないことや不安(ふあん)なことがあるときはいつでも、ご家族(かぞく)や病院(びょういん)の人(ひと)たちに聞(き)いたり、話(はな)したりすることができます。
        6. 6.あなたは、入院(にゅういん)しているときでも、できるかぎりご家族(かぞく)と一緒(いっしょ)に過(す)ごすことができます。
        7. 7.あなたは、入院(にゅういん)していても、勉強(べんきょう)したり、遊(あそ)んだりすることができます。
        8. 8.あなたは、病気(びょうき)の治(なお)し方(かた)や薬(くすり)が効(き)くかどうかなどの研究(けんきゅう)への協力(きょうりょく)を頼(たの)まれたときには、十分(じゅうぶん)な説明(せつめい)を受(う)けて、協力(きょうりょく)するかどうかを自分(じぶん)で決(き)めることができます。やめたくなれば、いつでもそれをやめることができます。決(き)めるときに、わからないことや不安(ふあん)なことがあればいつでも、ご家族(かぞく)や病院(びょういん)の人(ひと)たちに聞(き)いたり、話(はな)したりすることができます。
        9. 9.あなたの病気(びょうき)がよくなるように、あなたのからだや気持(きも)ちのことをできるだけくわしく病院(びょういん)の人(ひと)たちに伝(つた)えるようにしてください。
        10. 10.あなたとみんなが気持(きも)ちよく過(す)ごすために、病院(びょういん)のやくそくをまもってください。

          (注)この権利(けんり)章典(しょうてん)は、都立(とりつ)病院(びょういん)の患者(かんじゃ)権利(けんり)章典(しょうてん)を基本(きほん)に、小児(しょうに)医療(いりょう)の特性(とくせい)に配慮(はいりょ)し、策定(さくてい)したものです。

        院内感染対策指針

        大塚病院では、医療関連感染を予防し、衛生管理の推進を図り、患者さんに安心・安全・信頼される質の高い医療サービスを提供することを目的に、院内感染対策指針を定めています。 院内感染対策指針の詳細は以下のリンク先をご覧ください。

        院内感染対策指針(PDF 474.8KB)

        医療安全管理指針

        大塚病院では、信頼され安心していただける医療を提供するため、医療事故予防の危機管理に対して組織をあげて積極的に取り組むとともに、都民の信頼を獲得することを目的として医療安全管理指針を定めています。医療安全管理指針の詳細は以下のリンク先をご覧ください。

        医療安全管理指針(PDF 140.6KB)