ロボットリハビリテーション
当院ではロボットを用いた歩行リハビリを実施しています。
ロボットスーツHAL®とは
歩行機能を改善する目的で開発された、外骨格型のロボットです。
原理は、歩行を意図したときの脳からの信号を、下肢の皮膚表面に貼付したセンサーが検知し、その信号をもとに筋力のアシストを行い、適切な運動パターンを繰り返すことにより歩行練習を行う医療機器です。
適応
- ロボットスーツHAL®の保険適用10疾患((注)参照)の方に、入院にて実施しています。
- 独歩での10 ⅿ歩行は不安定ながら、介助歩行や杖、歩行器などの歩行補助具を使用して10 ⅿ以上歩ける方であり、かつ、ロボットを装着可能な体格の方であること。
(注)保険適用10疾患:脊髄性筋萎縮症(SMA)/球脊髄性筋萎縮症(SBMA)/筋萎縮性側索硬化症(ALS)/シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)/遠位型ミオパチー/封入体筋炎(IBM)/先天性ミオパチー/筋ジストロフィー/遺伝性痙性対麻痺/HTLV-1関連脊髄症(2024年現在)
ロボットリハビリテーションを希望する場合
多摩総合医療センターの脳神経内科に「HAL®希望」で受診してください。
外来主治医より依頼を受け、当院リハビリテーション科に事前に一度来院していただき、当科でHAL®の装着や訓練実施の可否を判断する機会を設けております。
その結果を踏まえて、当科と外来主治医と協議し、HAL®を目的とした入院を決定しています。
その他
前後評価に加え、HAL®を用いた訓練は9回実施します。約1ヶ月の入院期間が必要です。
外来では実施しておりません。
お問い合わせ 都立神経病院 HAL®担当まで
(代)042-323-5110