総合病院の中で歯科口腔外科が行う治療は 、
口腔外科疾患に対する治療が主軸となりますが、
口腔外科領域だけでなく
補綴や保存処置の知識・技術も求められています。
つまり顎顔面領域を包括的に診断・治療ができるような
知識と技術が求められています。
さらに、当院に来院される患者さんは
0歳から100歳以上までと幅広く、
当然様々な基礎疾患を有する症例が多くを占めるため、
他疾患を理解しながら他科と連携して治療を行うこととなります。
そのような知識・技術を獲得するには
多くの努力と、時間と、経験が必要になりますが、
当科での研修期間は2年間という短い期間しかありません。
しかし、歯科臨床研修医は2名ですので、
多くの様々な症例についていくらでも勉強できます。
本人のやる気次第で研修後の成長は如何にもすることができるので、
本気で勉強したい人には良い環境です。
外来診療では見学・診療補助から始まり、
応急処置、初期治療、治療計画に基づいた加療までと、
知識と技術に応じてステップアップをしていきます。
病棟では患者管理とともに様々な科・部門との連携の中で
より患者さんに近い距離で経験を積んでもらい、
手術室では見学や助手として手術に参加していただきます。
研修医としてだけでなく、
歯科口腔外科チームの一員としての活動を期待しています。
これから歯科医師には何が求められるのか、
2年間を通してきっと理解することができる研修になります。
歯科口腔外科初期臨床研修 プログラム責任者
歯科口腔外科部長
潮田 高志
略歴
- 1999年
東京歯科大学卒 - 1999年
4月 東京歯科大学 市川総合病院 歯科口腔外科研修医 - 2001年
東京歯科大学 オーラルメディシン・口腔外科講座 助手 - 2002年
4月 国立病院機構東京医療センター 口腔外科レジデント - 2003年
東京歯科大学 オーラルメディシン・口腔外科講座 助手 - 2004年
医療法人鳳生会会成田病院 歯科口腔外科医長 - 2005年
東京歯科大学 オーラルメディシン・口腔外科講座 病院助手 - 2007年
9月 公益財団法人東京都保健医療公社多摩北部医療センター歯科口腔外科医員 - 2010年
4月 公益財団法人東京都保健医療公社多摩北部医療センター歯科口腔外科医長 - 資格
日本口腔外科学会認定口腔外科専門医 歯学博士
日本老年歯科医学会専門医・指導医
日本歯科心身医学会認定医・指導医