一般コース

一般コース

消化器系がん

上部消化管X線検査

バリウムと発泡剤を飲んで、食道・胃・十二指腸を撮影します。X線検査は、デジタル撮影装置、読影は高精細モニターで行っております。デジタル化により、フィルムの時代から大幅に画質が鮮明となり、実際の胃の大きさよりも大きく映し出された胃粘膜の模様を見て、早期診断に役立てております。

(注)検査前の食事制限に注意が必要です。
(注)当センターでは、胃X線検査に力を入れています。

上部消化管内視鏡検査

画質の良い経口内視鏡を用いて、食道・胃・十二指腸を観察いたします。内視鏡の観察見野は140度であるため、接線方向となって観察が難しい部位もあるため、空気で十分に胃を膨らませて観察いたします。必要に応じて、NBI(特殊光)観察や色素散布を行います。

(注)検査前の食事制限に注意が必要です。

便潜血検査

2日分の便を採取して検査します。大腸のがんやポリープなどを発見するのに有効な検査です。

腹部超音波検査

肝臓・胆のう・膵臓がんの他、腎臓・ひ臓等の病気のスクリーニングを行う検査です。
胆石・腎結石・脂肪肝・内臓脂肪などの生活習慣病のチェックもできます。

胃がんリスク検査(注)オプション検査(「消化器系がん」単独コースは、基本項目に含まれます)

「ヘリコバクターピロリ菌感染の有無」と「胃粘膜の萎縮度」の検査結果をもとに、“胃がん発生のリスク”を調べる検査です。

【ヘリコバクターピロリ菌検査(血液・便検査)】
ピロリ菌感染の有無を、採血による抗体検査と、便による抗原検査の2つの異なる方法を用いて診断します。

【血中ヘ゜フ゜シノーケ゛ン検査(血液検査)】
胃粘膜の萎縮の程度を調べます。

腫瘍マーカー(消化器系がん)(注)オプション検査

腫瘍の中には、特殊な物質を生産し、それが血液中に出現するものがあります。これを「腫瘍マーカー」といいます。腫瘍マーカーは絶対的なものではありません。

 CEA:胃がん、大腸がん、膵・胆道がん、肺がん、乳がんなどで上昇することが多い。
 CA19-9:膵・胆道がん、卵巣がん、大腸がん、胃がんなどで上昇することが多い。
 AFP:肝細胞がん、卵巣腫瘍などで上昇することが多い。

肺がん

胸部CT検査(低線量CT肺がん検診)

平均径6mm以上の異常を拾いあげること(スクリーニング)を目的として、放射線の照射量を大幅に低減させたCT検査です。骨・心臓・肺門部に重なる部位の異常、淡い陰影を検出でき、早期の「肺がん」発見に役立ちます。
(注)40歳未満の方には、有効性・被ばくの観点からあまりお勧めいたしません。

低線量CT肺がん検診を受診される方へ(PDF 163.2KB)

喀痰細胞診

「たん」に混じっている細胞を調べることにより、CT検査でも発見が難しい肺門部(太い気管支)に発生する「肺がん」の発見に役立ちます。

腫瘍マーカー(肺がん)(注)オプション検査

腫瘍の中には、特殊な物質を生産し、それが血液中に出現するものがあります。これを「腫瘍マーカー」といいます。腫瘍マーカーは絶対的なものではありません。

 CYFRA:肺扁平上皮がんの補助マーカーであるが、臓器特異性は高くない。
 NSE:おもに小細胞肺がんで上昇することがある。
 CEA:肺がん、胃がん、大腸がん、膵・胆道がん、乳がんなどで上昇することがある。

(注)腫瘍マーカーについて

いずれの腫瘍マーカーも、単独で確定診断できるものではなく、あくまで診断の補助の意味合いが強い検査です。検査の結果、「異常あり」=「がん」ということではありませんが、「異常あり」と判定された方は、その後の「経過観察」を受診されることをお勧めします。
腫瘍マーカーの値は、「がん」が存在しなくても上昇する場合や、「がん」が存在しても上昇しない場合もあります。また、発生部位を特定できるとは限りません。

料金

基本検査料金

一般コース A「消化器系がん+肺がん」(胃バリウム)29,920円(税込)
(注)胃カメラの場合、42,020円(税込)になります。

一般コース B「消化器系がん」(胃バリウム)         16,500円(税込)
(注)胃カメラの場合、28,600円(税込)になります。

オプション料金 ご希望の方はドックと一緒にお申込みください。 

胃がんリスク検査                         4,400円(税込)
腫瘍マーカー(消化器系がん+肺がん)6,985円(税込)
腫瘍マーカー(消化器系がん)          4,191円(税込)
腫瘍マーカー(肺がん)                 4,191円(税込)

実施日

午前胃カメラ
午後胃バリウム

ドックの流れ

問診の様子
胸部CT検査の様子
内視鏡検査の様子

1.受付

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2.看護師による問診

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3.腹部超音波検査・検体提出

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4.採血

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5.胸部CT検査
(「消化器系がん+肺がん」の方のみ)

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6.上部消化管X線検査または
   上部消化管内視鏡検査

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7.会計

          

                 検査終了

注意事項

下記の事項にあてはまる方はX線検査による胃がん検診は受けられません。

  • 妊娠中、妊娠の可能性のある方
  • バリウム製剤に対し、過敏症(じんましん・息苦しさなど)がある方
  • 人工透析を受けている方
  • 1年以内に心臓の発作や脳梗塞、脳出血などの病気にかかった方、おなかの手術をされた方
  • 2か月以内に大腸ポリープを切除された方
  • バリウムのコップをご自分で持ってお飲みになれない方
  • 自力で立っていることや、撮影台の手すりを握ることが困難な方
  • 撮影台の上で、放射線技師の指示を聞きながら動くことが困難な方

下記の方は、安全のため検査前にかかりつけの医療機関でご相談ください。

  • 腸閉塞を繰り返す方(過去に繰り返した方も含む)や、ひどい便秘症の方
  • 過去に手術をされ、現在も定期的に受診されている方
  • 胃の手術後、または胃の病気などで経過をみられている方
  • 心臓ペースメーカまたは植込み型除細動器を使用中の方は、機種によってはCT検査が受けられない場合がありますので、主治医にご確認ください。

(注)当日の体調や問診により、検査が受けられない場合があります。