レディースコース

レディースコース

「子宮頸がん」と「乳がん」をセットで受診いただくことも可能です。また、同日に「低線量CT肺がん検診」もご受診いただけます。

検査内容

子宮頸がん

問診・内診
検査前に「問診票」を記入していただきます。問診票をもとに医師が症状や検査内容を確認します。
膣内に挿入した指と、腹部に当てたもう一方の手により、骨盤内の子宮や卵巣を診察します。

子宮頸部細胞診
子宮頸部の細胞を綿棒やブラシなどの器具で採取し、顕微鏡検査にて異常細胞の有無を調べます。

経膣超音波検査
膣から超音波を当て子宮や卵巣の様子を観察します。子宮・卵巣の現在の状態を理解するのに役立ちます。
(超音波検査はあくまで検査時点での子宮・卵巣の状態を確認するものです。卵巣の腫瘍等は短期間で発症することもあるため、今回異常がなくても1年以内に発症しないことを予測できるものではありません。)

子宮体部細胞診 (注)オプション検査
子宮体がん(子宮頸がんとは別のがんです。)の検査です。検査には負担があるため、一般的には症状(不正出血等)がある方に行われるものですが、ご希望に応じて施行いたします。
子宮体がんは、下記のようなことがリスク因子(因子のない人に比べ発症率が高い可能性があるということであり、因子自体ががんの原因というわけではありません。)と言われていますので、参照の上、ご検討ください。
リスク因子:
閉経後、閉経の遅れ、乳がん手術後のホルモン剤投与、ホルモン剤(エストロゲン剤)長期投与、肥満、糖尿病、高血圧、未産等

ヒト・パピローマ・ウイルス[HPV]検査 (注)オプション検査
子宮頸がんの原因となるヒト・パピローマ・ウイルスに感染しているかどうかを調べる検査です。HPV検査結果が陽性でも「感染=子宮頸がん」ではありませんが、細胞診が陰性の場合でも次回検診までの間隔を短くすることで、がんの手前の段階で発見できる確率を高める可能性があります。

腫瘍マーカー(CA125) (注)オプション検査
卵巣腫瘍や子宮体がんがあるときに、増加することがある血中物質です。測定により診断の手がかりになったり、治療の効果判定に使われたりします。ただし、良性の卵巣腫瘍や子宮疾患(子宮内膜症)、月経(生理)などでも高値になることがあるため、「異常値=がん」というわけではありません。

乳がん

問診・視診・触診
検査前に「問診票」を記入していただきます。「問診票」を確認の上、症状や乳房のひきつれやただれ、乳頭のへこみなど、皮膚表面の変化を視診で確かめます。
触診で、しこりの有無や様子、乳頭からの分泌物をみていきます。

マンモグラフィ検査
マンモグラフィとは、乳房専用のレントゲン撮影のことです。乳房を圧迫して乳腺を撮影し、しこりの形や乳腺の乱れ、がん細胞によってできる石灰化などを見つけます。

乳房超音波検査
乳房に超音波をあてて、乳房内部からはねかえってくる反射波(エコー)を画像化して乳腺の状態を調べる検査です。また、しこりを見つけた場合には、しこりの形やその内容をみていきます。

乳房トモシンセシス(3Dマンモグラフィ) (注)オプション検査
通常のマンモグラフィ(2Dマンモグラフィ)に加えて、乳房を複数の方向から角度を変えて撮影し、そのデータを用いて細かいスライス画像を作成します。そのため、乳腺組織の重なりが少なくなることで見えにくかった病変が見えやすくなり、乳腺の中に隠れてしまう石灰化や腫瘤の診断がされやすくなります。
通常マンモグラフィと比較して若干被ばく線量が増加しますが、乳がん検診の被ばく線量基準である3mGyの範囲内です。

腫瘍マーカー(乳がん) (注)オプション検査
乳がんがあるときに増加することがある血中物質です。測定により診断の手がかりになることがあります。
(腫瘍マーカーは絶対的なのもではありません。)

 CEA:乳がん、肺がん、胃がん、大腸がん、膵・胆道がん、などで上昇することが多い。
 CA15-3:乳がんで特異的に上昇するが、早期がんでは正常値。
 NCC-ST439:乳がんで特異的に上昇するが、早期がんでは正常値。

(注)腫瘍マーカーについて
いずれの腫瘍マーカーも、単独で確定診断できるものではなく、あくまで診断の補助の意味合いが強い検査です。検査の結果、「異常あり」=「がん」ということではありませんが、「異常あり」と判定された方は、その後の「経過観察」を受診されることをお勧めします。
腫瘍マーカーの値は、「がん」が存在しなくても上昇する場合や、「がん」が存在しても上昇しない場合もあります。また、発生部位を特定できるとは限りません。

料金

基本検査料金

「子宮頸がん」 15,400円(税込)
「乳がん」 15,714円(税込)

オプション料金 ご希望の方はドックと一緒にお申込みください。

子宮頸がん

体部細胞診 7,480円(税込)
ヒト・パピローマ・ウイルス(HPV)検査 5,940円(税込)
腫瘍マーカー(子宮頸がん) 1,760円(税込)

乳がん

乳房トモシンセシス(3Dマンモグラフィ)3,498円(税込)
腫瘍マーカー(乳がん)4,191円(税込)

実施日

午前
午後

ドックの流れ

子宮頸がんドックの流れ

1. 受付 (注)検診着には着替えません
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2. 問診・内診・検査(子宮頸部細胞診・経膣超音波検査)
    子宮体部細胞診・ヒト・パピローマ・ウイルス(HPV)検査(オプションのある方のみ)
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3. 採血(オプションのある方のみ)
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4. 会計
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                   検診終了

注意事項
  • 食事の制限や前もって服用するお薬などはありません。
  • 生理中は、生理の出血により、十分な細胞が取れない場合があり、検査が不正確になりますので、お避けください。
  • 妊娠中の方、妊娠の可能性のある方は必ずお知らせください。

乳がんドックの流れ

問診の様子
検査機器の案内
採血の様子

1. 受付(注)検診着にお着替えいただきます

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2. 問診

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3. マンモグラフィ検査

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4. 視触診・乳房超音波検査

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5. 採血(オプションのある方のみ)

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6. 会計

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                  検診終了

注意事項
  • 食事の制限や前もって服用するお薬などはありません。
  • マンモグラフィ撮影では、乳房を圧迫するため、乳腺がはっている時期(排卵後から次の生理が始まる頃)は痛みを感じたりします。この時期にマンモグラフィを行っても支障はありませんが、なるべく避けた方がよいでしょう。できれば生理が始まって2~3日後から1週間くらいの、乳房が柔らかい状態の時期をお勧めします。
  • 次に該当する方は、原則としてマンモグラフィ検査が受けられません。
     乳房内に人工物が入ってる方(豊胸術など)
     妊娠中の方、妊娠の可能性がある方、授乳中の方
     ペースメーカ、VP(脳室-腹腔)シャント、ポート等を装着されている方
  • マンモグラフィの体位がとれない場合、撮影が行えないこともあります。