ごあいさつ
院長ごあいさつ
この度、上田哲郎前院長の後任として東京都立墨東病院第17代院長を拝命いたしました、足立健介でございます。宜しくお願い申し上げます。同時に当院は設立60周年を迎えました。これもひとえに皆様からのご支援の賜物です。心より感謝申し上げます。 歴史を紐解きますと、当院の前身の本所避病院が135年前(1886年7月12日)、この地に開院いたしました。その後、本所病院と改称し感染症医療の中核を担ってきました。60年前の1961年4月1日に墨田病院と合併し、都立墨東病院となりました。1999年には築地産院が当院の周産期センターに移転統合され、現在の729床の総合病院に生まれ変わりました。当センターは2017年に都内で6施設目となる「スーパー周産期センター」に認定されています。
私たちは昨年10月には患者・地域支援(PR)センターを開設し、患者サービス、地域医療連携をさらに発展させて参りました。新年を迎え新型コロナ感染症対応病床を100床に拡充、その内重症患者対応病床を13床に増床しています。また新年度からの「スーパーICU」の設置に向けても院内整備を進めてきました。都内に4か所しかない「高度救命救急センター」と合わせ、安全で信頼される救急医療の充実に尽力して参ります。外科系の新たな取り組みとして、ロボット支援手術を今年度中に開始いたします。
新興感染症の終焉を見越せぬ中、私たちはこの還暦の節目に襟を正し一層の精進を続ける所存です。今後とも何卒ご協力の程お願い申し上げます。
令和3年4月吉日 東京都立墨東病院長 足立健介
副院長(内科系)ごあいさつ
令和2年4月に内科系副院長に就任いたしました鈴木紅です。就任前は、当院にて循環器科部長を拝命していました。これからは副院長の立場で、地域の方々が引き続き安心して墨東病院で診療を受けられるよう努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
私が副院長として主に担当しますのは、病院の経営戦略・経営改善、若手医師の教育、働き方改革に関することなどとなっています。その中で特に医師の働き方改革は国を挙げての喫緊の課題です。令和6年3月までという期限のついた課題でもあり、迅速な対応を進めていきたいと思います。
さて、令和元年度の内科系のトピックとしては、内科の細分化が挙げられます。従来、循環器科(循環器内科)のみ内科から独立していましたが、内科が内分泌内科、脳神経内科、血液内科、消化器内科、呼吸器内科、腎臓内科に細分化され、内科責任部長のもとにまとまりを保ちながら、それぞれの指定病床数のもと診療を行うようになりました。医療連携の際の参考としていただければ幸いです。
引き続き当院はその使命である高度急性期・急性期医療に注力するとともに、地域がん診療拠点病院としてがん医療、さらに経カテーテル大動脈弁治療(TAVI)などの低侵襲手術も積極的に進めていく所存です。今後も地域の皆様に信頼していただける墨東病院であり続けるよう頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
副院長(外科系)ごあいさつ
令和6年4月より外科系副院長として荏原病院より転任いたしました。前々職は墨東病院外科部長として勤務しておりました。不在にした4年の間に墨東病院の変革は大きく進んでおり、隔世の感があります。
手術件数はようやくコロナ前の水準を超え、今後とも伸び続ける勢いです。また手術支援ロボット(da Vinci Xi)も活用され、年間200件前後の手術が行われています。
また、DXの旗手として4月よりCCC(Command & Control Center)が開設されました。全職員がアクセスでき、院内のベッド状況や、重症患者の急変予知、病棟の繁忙度などが一瞥で把握できる優れたシステムです。職員が病院運営に関心を持って参画でき、忙しいところは助け合うというような相互扶助にも活用され、病院に一体感をもたらす効果も表れています。今後の安全で効率的な病院運営に与するもので、システムに皆の魂を入れ、PR(患者・地域支援)センターと協同し、紹介、逆紹介を緊密に、かつ迅速に行える布石として活用して参ります。
自画自賛となりますが、当院職員の持つエネルギー、ポテンシャルはとても高いものと自負しております。この力により、墨東病院は、選ばれ、期待される以上の医療を提供する病院として進化して参りますので、引き続きご指導とご支援をお願いしたします。
2024年7月30日 最終更新