トレーシングレポートとは、医療機関と保険薬局の連携により、医薬品の適正使用を推進することを目的に、薬を使用する患者さんの安全と安心、良質な医療を提供するための情報共有ツールであります。
医薬品の適正使用のため、トレーシングレポートにご協力ください。
(墨東病院薬剤科一同)
トレーシングレポートの注意点
トレーシングレポートは、疑義照会と異なり、即時性や緊急性は低いが処方医に伝える必要があると保険薬局の薬剤師が判断した場合に作成するものです。
そのため、トレーシングレポートでは、疑義照会を行うことはできません。疑義照会は直接担当医に行ってください。
トレーシングレポートの書式について
トレーシングレポートの書式について、当院では抗がん薬治療用に下記の書式を用意しております。抗がん薬以外のレポートにつきましては特に決まった書式はありませんので、貴薬局にてご使用の書式でお送りください。
トレーシングレポート(抗がん薬用)
トレーシングレポート(抗がん薬用)
(参考)がん化学療法レジメンにつきましては、レジメン集をご用意しています。下記のリンクよりご参照ください。
がん化学療法レジメン集
がん薬物療法に関する情報提供について
また、トレーシングレポートは、Dr.JOYからも送信できます。詳細につきましては、薬剤科医薬品情報室(DI担当)までお問合せください。
がん関係のトレーシングレポートについて
がん関係のトレーシングレポートについては、服薬状況のほかに副作用の発現状況についてもお知らせください。
お知らせいただく際には、以下の点にご注意ください。
1.副作用のグレード評価
副作用のグレードについては、CTCAEv5.0をご参照ください。
入手については、JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)のホームページをご確認ください。
当院での報告方法は、以下のとおりです。
・Grade1に該当する副作用:トレーシングレポートでの報告
・Grade2以上に該当する副作用:担当医への疑義照会
注)Grade2以上の副作用は、場合により、すぐに対応が必要な副作用があります。この場合は担当医へ直接、ご連絡ください。
トレーシングレポートの送信先
トレーシングレポートは、下記のFAXに送信ください。
【送信先】FAX:03-5600-9923(専用ダイアル)
2024年12月10日 最終更新