患者紹介にあたってのお願い
内科系(呼吸器内科、消化器内科、脳神経内科、腎臓内科、内分泌代謝内科)
墨東病院内科は専門性を重視し、呼吸器、消化器、脳神経、腎臓、内分泌代謝の各内科によって構成されていますが、感染症内科、輸血科、循環器内科、リウマチ膠原病科、総合診療科と協力することによってほぼ全分野の診療、救急対応、当直業務を行っています。
外来新患の患者さんの受診については、専門分野ごとに診療情報提供書に基づく紹介予約制としております。区東部地域の各医師会の先生のご協力のもとに当院の連携医制度を設けており、この地域での先生方のご紹介を最優先に考えております。ご存じとは思いますが、ご予約の際には患者予約の連携医枠をご利用下さるようにお願いいたします。また、いわゆる総合内科外来を敷いておりません。専門性に沿ったご紹介をいただけると幸いです。
また、先生方からの緊急を要するご紹介の患者さんについては、各科において誠心誠意診療を務めさせていただきますが、事前に各分野の医師へのお電話なりのご連絡を賜りたく存じます。
連携医の先生のご紹介の患者さんについては、診断、治療方針が決定、あるいは急性期を超えた患者さんについては、より返送、逆紹介に努めるようにいたしますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
内視鏡センター
内視鏡センターには外来や病棟がありません。内視鏡検査、治療をご希望の場合内科新患消化器担当外来にご紹介ください。(分野、病状によっては外科外来への紹介も可能です)
内視鏡的胃瘻造設術、超音波内視鏡、麻酔、鎮静剤を使用しての外来内視鏡検査は行っておりません。その他の分野でも安全性と最善の治療結果が得られることを再優先に考え、分野によっては、それを得意とする他院への紹介となることがあります。
当院では緊急内視鏡を必要とする患者さんが比較的多いため、緊急処置に手を取られてしまい、時間を予約されて来院されているにもかかわらず、お待たせしてしまう場合があります。効率的な運用による待ち時間の短縮につとめておりますが、御理解いただければ幸いです。
当院は日本消化器内視鏡学会指導施設、日本呼吸器内視鏡学会認定施設であるため若手医師が内視鏡を担当する機会が多くなっております。この点につきましてもご理解いただければ幸いです。
循環器内科
初診は予約診療です。お急ぎでない場合は初診手続の上受診するようご案内ください。
当院は救急医療を重点医療に掲げており、急性心筋梗塞、急性大動脈解離、肺塞栓症など循環器疾患には急を要する場合が多々あります。お急ぎの場合は直接、当日当番医までご連絡ください。
感染症内科
感染症法で指定された疾患や人から人へ感染する疾患を中心とし、その他の感染症にも対応いたします。通常の外来は毎週月曜日と木曜日の午前10時から行っておりますが、お電話でご連絡をいただければ、随時対応いたします。
熱帯、亜熱帯から帰国した発熱や下痢を主訴とする患者さんに対しては、抗菌薬を投与せずに速やかにご紹介下さい。国内で発生した食中毒や感染性腸炎患者も同様に抗菌薬を投与せずにご紹介ください。なお、当院は結核病床を有しておりません。
精神科
当科では、主に統合失調症、うつ病などの症状の激しい時期の入院診療、外来診療を行っています。いわゆる神経症、パーソナリティー障害など、外来での診療が主で、開放病棟での入院が望ましい場合や、認知症、アルコールを含む薬物依存症、摂食障害など、専門診療が望ましい方については、地域の医療機関にご紹介させていただくことになります。あらかじめご了承ください。
当科での診療を御希望の方には、まず「精神科相談室」において、専門スタッフ(臨床心理士、精神保健福祉士及び看護師)の電話相談あるいは面接相談を受けていただいています。(相談室:月~金の午前9時から12時まで)
そして外来診療が主になる疾患、入院治療が必要でも開放病棟が望ましい病状の場合は、地域医療連携にもとづき近隣の医療機関を紹介させていただいています。
精神科病床の少ない地域にある全閉鎖の病棟であり、かつ総合病院の中の精神科であるという当科の特徴を御考慮いただき、医療連携に御協力くださいますようお願い致します。
外科系(消化器内科、乳腺外科)
緊急を要する症例はERを通して随時受け入れております。
各領域の部医長が初診を担当しておりますので、上部消化管は月曜日・火曜日、下部消化管は月曜日、火曜日、木曜日、肝胆膵は金曜日、乳腺は水曜日・木曜日・金曜日にご紹介いただけますと幸いです。
整形外科
外来を完全予約制にいたしましたが、紹介状のある予約枠を多数設定しております。紹介状をお持ちで予約を取られた方は、数日以内に診察予約をお取りになることができますので、是非、紹介状持参のうえ電話予約をなさるようお願い申し上げます。
しかし時には、当科での入院手術ができないこともあります。当院へ手術目的で紹介なされても、他院へ転送されることがあることをご承知おきください。また、常日頃、手術症例や外傷保存治療の受け入れにご協力いただいている近隣病医院の先生方に、この場を借りて感謝申し上げます。
形成外科
境界領域の疾患については、紹介前に外来にお問い合わせください。
救急疾患以外の場合は、必ず予約を取って受診するよう勧めてください。
外来診療日は月、火、水、金、土の午前中です。
皮膚科
墨東病院は総合病院として救命救急センター、感染症内科、小児救急など優れた特徴を有しており、その特性を生かす医療を行っています。皮膚科疾患の多くは優秀な連携医の先生の外来業務で大半が治療可能ですが、入院が必要となると設備及び常勤医を有する病院は殆どありません。当科病床数は12床しかありませんが、急性、重症、難治をテーマとし、地域基幹病院としてできる限りご要望に応えていきたいと考えています。
令和3年度新規入院患者数は約200名です。病床数の関係で褥創などの長期療養患者さんの入院が困難な面はありますが、感染を合併しているなどの状況により入院が必要な場合は考慮いたしますのでご一報ください。また、当科は常勤医3名、レジデント4名で運営しており、再診患者さんの半分をレジデントが診察しております。2ヶ月を過ぎても中間報告のない、6ヶ月を過ぎても最終報告の無い場合は部長宛にご一報ください。
泌尿器科
泌尿器科では開腹手術のほか、内視鏡手術、腹腔鏡手術を積極的に行っております。当院では内視鏡手術支援ロボット(da Vinci Xi)を導入し、前立腺癌を皮切りにロボット支援手術を開始し、腎癌・膀胱癌の治療も開始する予定です。
当科は、3名の常勤医(日本泌尿器科学会指導医2名)で運営しております。
小児科
現代は病院小児科や小児科開業医が比較的稀少価値であると評価されている中で、当院小児科は専門外来の他に毎日一般外来を行い、かつ毎日、小児科医による夜間当直業務を行っています。
基本的には予約制としながらも、小児期疾患特有の突発的状態に対応すべく、翌診(前日時間外の救急受診者)と予約外(当日の診察希望者)との並行診察を行っています。
紹介状をお持ち頂いたほうがいつもの状態や前日までの経過が解り、より正しい診察・診断がなされます。小児科的一般疾患はもちろんのこと、専門領域として気管支喘息・腎臓疾患・神経疾患・循環器疾患を中心に診察しています。(新生児疾患は新生児科が対応します)
また、外科的疾患も小児外科の医師を非常勤として週1日のみ招聘して完全予約制(小児科診察後)で対応しています。
地域医療を充実するため、病診連携を確立・推進しつつ、紹介や逆紹介を実施して機能分担に努力しています。
小児は種々の伝染性感染症、付添問題、さらに重症度により入院病室の使用に条件が負荷されることがあります。入院のご紹介を頂くときは、紹介状以外に電話でご一報ください。
新生児科
出生後に治療が必要な新生児の診療を行っています。
新生児搬送依頼用直通電話:03-4461-6239
入院診療は、NICU・GCUで24時間365日対応しています。いつでもご相談ください。(注)ご自宅退院前の新生児が対象です。
外来診療は予約制です。退院後の新生児を対象に、身体発育と精神発達のフォローアップを行っています。他の施設で出生された極低出生体重児などのお子さんのフォローアップもお受けしております。診療情報提供書の事前送付にご協力をお願いします。
そのほか、週1回で小児外科と神経外来、理学療法士による外来リハビリテーション、B型肝炎母子感染予防や、RSウイルス感染予防のためのシナジス・ベイフォータス投与、新生児聴力スクリーニングの再検査等も行っています。
産科
外来診療は、地域の先生によりご紹介の妊婦のみ受け入れています。医学的なハイリスク妊婦、および社会的に困難な背景を有する妊婦についても積極的に受け入れています。母体搬送は随時連絡を受け、NICUの空床状況、手術室の使用状況を勘案の上、できるだけ受け入れる態勢をとっています。当院へ搬送のご連絡の際は、詳細な患者情報のほか、墨東病院受診歴の有無(産婦人科に限らず全科について)をお知らせください。
婦人科
外来診療は、主として婦人科悪性腫瘍について、ご紹介の症例のみ受け入れています。
女性専門外来
診察室は完全個室をご用意し、プライバシーが守られ、女性の患者さんが安心してご利用いただけるよう配慮しています。また、担当看護師からの詳細な問診から始まり、初診時にはお一人30分の診察時間を設けていますので、従来の医療システムに比べ、ゆっくり時間をかけてご相談に応じる事ができます。ただし、完全予約制で、受診には必ず事前にお電話での予約が必要であること、緊急対応の必要な疾患のご相談には不向きな面もあることをご了承ください。
眼科
紹介予約制・受け持ち制をとっておりますが、ご紹介の内容によっては即日診療いたします。
時間外対応は困難がありますが、レーザー治療を急ぐ場合などはできるだけ対応したいと考えます。連携担当医にご連絡ください。
耳鼻咽喉科
突発性難聴、顔面神経麻痺、扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎などに対して積極的に入院加療を行なっています。緊急を要する場合には、対応をスムーズにするために電話でご一報いただけると幸いです。入院や手術の適応があるケース、疾患や治療についてのより詳細な情報が必要であるケースなどはぜひ当科をご利用ください。患者様には、まず当院あるいは当科に電話で受診手続きなどをご確認いただくようお話しください。
リウマチ膠原病科
早期リウマチ患者さんの中でも、治療に抵抗性の患者さんがいらっしゃいます。そのような患者さんに対し、どのような抗リウマチ薬を選択したらよいか、生物学的製剤を導入すべきか否か、その他治療に難渋される患者さんについても、気軽にご相談ください。手術適応の患者さんにつきましてもご遠慮なく、ご相談、ご紹介ください。手術後および生物製剤導入後はご紹介いただいた診療機関にその後の経過観察をお願いし、定期的な受診をいただくことにより、よりよい病診連携が確立できると考えます。
現在、近隣医師会と協力してリウマチ患者さんのトータルマネジメントをめざして、リウマチネットワークを構築しています。
救急診療科
日中のご依頼で診療科を指定しての専門的診療や入院等のご依頼の場合は、当院代表電話(電話03-3633-6151)で直接各科の担当医へ。救急患者の診療依頼や診療科が特定できない場合、救急でお困りの場合はERホットライン電話へお問い合わせください。
救命救急センター
近隣医療機関からの要請には必ず応えられるように、院内各科との連携をとり万全の体制で臨むよう努めています。
突然の患者さんの急変や状態の悪化、全身状態が不良で緊急手術や処置が困難な場合などでお困りのとき、救命救急センターにご一報ください。
総合診療科
原因不明の病態で入院適応と考えられ、当院総合診療科での入院をご希望の場合は、お電話ください。
当日の病床その他の状況によりますが、適宜外来またはERを窓口として極力、対応できるように配慮いたします。
診療放射線科
当院診療放射線科では、MRI・CT・RI検査、放射線治療において、先生からのご依頼を直接お受けしています。
歯科口腔外科
当科は電話予約制で、月曜日から金曜日(水・祝祭日を除く)まで、午前中に新患を受け付けており、土曜日は新患を受け付けておりません。また、炎症、外傷などの急患については診療時間内(土曜日は午後0時)あるいは当科の医局員が在院していれば、できるかぎり対応させていただきますが、当科は当直体制を取っておりませんので夜間、休日は歯科の救急患者を受け入れることができません。
地域連携支援グループ(医療連携室)
その他、患者紹介にあたってご不明な点がございましたら、地域連携支援グループ(医療連携室)までご連絡ください。
【医療機関専用電話】03-4461-6214(直通電話)/03-3633-7130(FAX)
【電話受付時間】平日 9:00~17:00、土曜日 9:00~12:00
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2024年11月19日 最終更新