自己紹介をお願いいたします。

荏原病院の麻酔科医長の加藤です。当院麻酔科で通算16年在籍しております。

荏原病院はどんな病院ですか？

20を超える診療科を持った地域に密着した急性期病院です。

麻酔科の特徴について教えてください。

年間3000件程度の麻酔管理が中心です。そのほかICUの専従医も麻酔科が全面的に担っており、またペインクリニック外来を開設しています。緩和ケアチームにも参加しています。将来的に和通分娩への参加を考えています。

荏原病院麻酔科専門研修プログラムの特徴や魅力を教えてください。

学会指導医5名を擁し丁寧な指導が最大の特徴です。他の都立、公社と密接な連携を結び、麻酔科学全般領域の研修が可能です。

専攻医への指導の際、心掛けていることを教えてください。

[1] 時代の変化を経ても通用する麻酔知識を身につけてほしい。
[2] 脊椎の穿刺に習熟した麻酔科医になってほしい。
以上2点です。

新型コロナウイルス感染症対応では、病院として重点的に取り組まれていますが、シニアレジデントへの影響やサポート体制はいかがでしょうか？

荏原病院は全国で55ある第一種感染症指定医療機関の一つであり、東京都の新型コロナウイルス感染症医療の中心を担っています。麻酔科でも感染症内科に協力しICUなどで新型コロナウイルス感染症医療に大きく貢献しており、それを通じて臨床全般に必要な感染対策が自然と身に付きます。
新型コロナウイルスの影響で手術麻酔の症例数が減った場合は、他の都立、公社での連携により研修のフォローができます。

どのような人に荏原病院麻酔科へ来てほしいですか？

麻酔科は臨床のいろんな要素がつまっているので、臨床を志す多くの方にきていただきたいです。

これから専門研修を選ぶ初期研修医の先生方へメッセージをお願いいたします。

専門を選ぶ前に、興味がない分野も主体的に初期研修を進めてください。初期研修で他分野をどれほど熱心に研修したかで、専門領域での後期研修の質が決まります。