ジュニアレジデントとは?
概要
厚生労働省の規定する卒後1年、2年目の医師を対象とした初期臨床研修です。都立病院では、神経病院、小児総合医療センター、がん検診センターを除く12病院にて初期臨床研修医を受け入れています。
各病院の概要についてはパンフレットをご覧ください。また、カリキュラム等の詳細は各病院のホームページをご覧ください。
(注)ジュニアレジデントは東京医師アカデミーには含まれません。
特徴
基本的診療能力の習得
都立病院では、臨床研修の基本理念※を遵守した研修プログラムを用意しています。また、必修科目については、全てのプログラムで内科、外科、小児科、産婦人科、精神科、救急、地域医療を必修研修とし、それらの分野の到達目標が達成されるように病院ごとにプログラムを立案しています。また、目標が達成されていることの確認に研修評価を実施しています。
※臨床研修は、医師が、医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学および医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力を身に付けることのできるものでなければならない。
東京医師アカデミーとの整合性
東京医師アカデミーとの整合性を持たせた研修プログラムを用意しています。東京医師アカデミーでは専門医受験資格の取得を目的の1つとしており、初期臨床研修の段階からいち早いスタートを切ることも可能です。
都立病院間連携(ローテイト)
初期臨床研修を実施している都立12病院では、各病院間の連携体制(ローテイト)を構築しており、必要に応じて複数の病院で研修を行うことができます。 各病院の特色を生かした魅力あるプログラムと病院間の行き来を可能とするシステムにより、バラエティに富んだ研修が可能となっています。
研修成果の発表、指導医と研修医の交流
毎年2月に、全都立病院の初期臨床研修医及び指導医が一同に会し、学会形式で研修の成果を発表する「ジュニアレジデント合同発表会」を開催しています。 この発表会は、他病院の研修医や指導医との交流を通じて、医師としての視野を広げることを目的としています。