平成30年度 テーマ別改善運動 受賞サークル一覧

平成30年度(17病院等にて実施)

最優秀賞 (豊島病院 「君の歯は」)

総合患者支援センターの入院前支援における歯科衛生士による口腔内スクリーニング

総合患者支援センターが4月から開設され、歯科衛生士も一員となった。挿管時の歯の損傷事故を防ぐため、入院支援部門が介入する全身麻酔手術患者を対象に、外来から口腔内スクリーングを実施した。入院前に治療に繋げる体制を構築し、患者の安全・安心への効果が得られたため報告する。

優秀賞 (多摩北部医療センター ともだちプロジェクト)

地域連携のさらなる充実を目指して

今までの地域連携の取り組みから一歩踏み出し、地域の医療・福祉施設等の管理栄養士等との連携方法について検討した。情報提供する際の要綱作成、交流会の開催、人材育成支援のための研修、デイケア見学後の栄養・食事情報提供書等の工夫等により、地域包括ケアシステム構築に貢献することができた。

優秀賞 (墨東病院 化学療法、お薬手帳で知らせ隊)

お薬手帳でつなぐ、ささえる、地域医療連携 ~がん化学療法情報を共有する~

がん化学療法では、副作用や注意点など、患者が関わる複数の医療機関で相互に共有するべき情報が多いが、内服薬・外用薬の情報に比べ、注射薬や治療レジメン等の情報共有は十分とは言えない。そこで、保険調剤薬局や地域医療機関との情報共有ツールとして、お薬手帳の活用について検討した。

優秀賞 (多摩総合医療センター ひょっこり班)

一般撮影時における股関節軸位撮影の補助具の検討と作成

股関節軸位撮影は当院において依頼数の多い撮影法の一つであるが、患者にとって負担の大きい撮影法でもある。そこで、患者の負担軽減を目的とした補助具を検討・作成した。その結果、従来と比較して、患者の負担軽減となる補助具の作成に成功した。今後は高さを調節できるよう工夫したい。

敢闘賞 (駒込病院 口腔ケア ホワイトレンジャー)

周術期等口腔機能管理をもっと広めて活用しよう!!

がん患者への口腔ケアは、誤嚥性肺炎の予防や口腔粘膜炎の緩和に有効であり、がん治療 のサポートとして注目を集めている。口腔ケアの普及拡大に向けて、今回当院で取り組ん だ「チーム医療による周術期口腔ケアの推進」「地域歯科医院との連携強化」について、活 動と成果を報告する。

敢闘賞 (大塚病院 Youは何しに病院へ)

外国人対応の指さし会話シート作成~あなたも外国人患者の案内できます~

当院におけるJMIP受審の準備として、外国語のスキルが低くても外国人対応を行える 指さし会話シートを作成した。受付~検査終了の流れをフローチャート化し、タブレット 端末に実装して音声ガイダンスを付加したことで、よりわかりやすい会話シートになった。
今後、対応可能な言語を追加する予定

敢闘賞 (神経病院 もっとあなたをあたため隊)

シャワー浴時のタオルを使用した保温方法の工夫

当病棟の浴室はシャワー室が主であり、入浴時のように体の芯まで温まる事は難しい。シャワー浴時に、背部に温タオルをあてると「気持ちいい」という患者の反応がみられたことに着目し、タオルを用いた効果的な保温方法について検討し、実践したところ、シャワー浴時の患者満足度が大きく向上した。

敢闘賞 (東部地域病院 入院生活をサポートし隊)

予約入院患者支援推進に向けた多職種連携

予約入院患者が安心して入院生活を送るためには、入院前から退院後の生活を見据えて多 職種で連携して支援することが必要である。人員・設備上の制限がある中で、この入院時 支援を実現させるための多職種連携について検討し、実践できたため、ここに報告する。

特別賞 (小児総合医療センター うめっきーとゆかいな仲間たち)

患者と協力した防災訓練の実施
~児童・思春期精神科病棟に入院中の患者と共に行う防災訓練~

児童・思春期精神科病棟で、入院患者参加型防災訓練を実施した。訓練前に、視覚からの 情報提供のための絵カードを使用し、短時間の説明会を3回実施した。訓練では、参加し た患者全員が自分で身を守る避難行動ができた。訓練の準備と効果を報告する。