令和6年6月7日
東京都立病院機構では、大都市東京ならではの医療課題に対応するため、総合診療医の育成に取り組んでおり、令和5年度にモデル病院である広尾病院で病院総合診療科を開設したほか、外部講師を招へいした公開講習会などを行っています。
令和6年3月には「東京都立病院機構 総合診療専門研修プログラム」を作成し、令和6年度から、この新たなプログラムによる都立病院を中心とした総合診療医の育成をスタートしましたので、お知らせします。
記
1 プログラムのポイント
(1)ALL東京で総合診療医を育成
4つの軸で総合診療医・総合診療ができるスタッフを育成します。
軸1 東京都全体で総合診療医を育成
軸2 教育プロジェクトで総合診療マイスターを育成*
軸3 学生・研修医・ナースプラクティショナー等に総合診療の教育を提供
軸4 患者や地域のニーズに応える医療従事者を患者とともに育成 (患者参画型 総合診療医教育)
*総合診療マイスターとは、地域で出会う多くの疾患に対して基礎的な対処を行うとともに、専門医や患者の生活背景を踏まえて福祉・介護の窓口に患者をつなぐことができる医師のこと
(2)魅力的な“東京らしい総合診療”研修プログラム
都立病院を中心に東京の多様なフィールドを活用して、東京の医療課題を解決に導く総合診療医を育成します。
特徴1 都市型プライマリケアの実践*
特徴2 東京ならではの多様なチャンス
特徴3 一人ひとりを尊重する教育環境
*都市型プライマリケアとは、都市部の医療課題に対し、多様な医療資源を活用し、患者に最適な医療を提供するプライマリケアのこと
2 プログラムの公表
採用情報『東京総合診療推進プロジェクト』に全文(PDF)及び概要版(PDF)を掲載
【プレス資料】
新たな「総合診療専門研修プログラム」による育成をスタートしました(PDF 167KB)
【問合せ先】
地方独立行政法人 東京都立病院機構
法人本部総務部人事課人材育成担当 電話 03-5577-2141